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「エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏」

P.G.ウッドハウス「エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏」国書刊行会

いつも楽しいウッドハウスの短編集。
主人公がエッグ氏、ビーン氏、クランペット氏の3人というわけではなく、これは事件の起きるクラブに出入りして茶々を入れてくる~まわりの人々のこと。
頭の格好をたとえたところから、人を指す言葉になったのだそうです。
当時の紳士達の空気を伝える言葉なんでしょうね~。

主人公は、執事のジーヴスではなくて、ユークリッジやビンゴ。
いつもお金がないユークリッジ。
女流作家で金持ちのおばさんの機嫌がいいときだけはその邸宅に住み込んで、与えられた高価な服を着込んでいるのですが、遅かれ早かれ~へまをして追い出される羽目になるのです。
小金を手にしようと必死でひねり出すアイデアがおかしい。
ウッドハウスの腐れ縁の友達がモデルというのも~服のサイズが同じなので付き合いが深くなったとはまた、何だか、おかしい。

愛妻の監視を抜け出して賭け事をしようと~ひそかな情熱を燃やすビンゴ。
まだ新婚で、愛し合っている二人なのですが、賭け事が嫌いな妻と、どうしても妻の信頼は失いたくない夫。
身も細る思いをしながら、いつもギリギリで何とかごまかしおおせる~大笑いの短編集です。

巻末の解説も詳しく、モデルになったクラブの様子や、当時そこに通っていた人物のエピソードなども楽しめました。

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コメント

これまでも翻訳ミステリのエントリのたびに、書き込みのタイミングを逸してきました。うー、混ざりたい本がいろいろありました。

ということで、ウッドハウス自体はお値段と大きさで購入をためらうのでさほど読んでいないのですが、春先に出たコミックが雰囲気がよかったんですよ、未読でしたら是非。

- 勝田文「プリーズ、ジーヴス」(花とゆめCOMICSスペシャル)

彼女は、3,4年前の「Daddy Long Legs」も雰囲気がよかったです。

アメリカのレトロ気味な若い女性が探偵というのは、本家のナンシー・ドルーとは別に、ナンシー・ドルーの表紙絵のモデルに関するミステリや、ルイザ・メイ・オルコットを主役にしたミステリの第二作も春から夏にかけてでてましたね。


Kさん、
あら~コメントはいつでもどうぞ!
前のどの記事に書かれても、最近のコメントとして出るし、通知も来ますから。
大歓迎ですよ~

ジーヴス、私はほとんど図書館ですよ~。
ほどよい待ち加減で読めます。
あ、そうそう、漫画化されたのがあったんですね。よかったですか~探してみます!
ナンシー・ドルーの表紙絵?それは知りませんでした。
あ、オルコットのもね、見かけたんですよ…
図書館にうんと前にリクエストしたのが嵐のように来ていたので、一段落したら、そろそろかな~…

すみません、ミステリ音痴なもので、些末なことが気になりまして・・・
エッグ氏とビーン氏はいいとして、クランペットって、クランペットって、いったいどんな頭なんですか!?
そんなに平ったいのか?????
金床のような頭だとでも言うのか???
それとも、顔がまん丸なのか???
気になる~~~

しあんさん、
きゃはは、確かにね!
卵形、豆の形…ってのはすぐわかるとしても。
…まさか、横に平たいって事は…?!?
全体はともかく、頭頂部がひらたい?いや、それも…
やっぱり、丸顔っていうことでしょうかねえ。
後書きにも明記はしてなかったように思います。
ただ、クランペットっていうのは後に女性を指すようになったとありました。
これは形じゃなくて~甘いってことじゃないのかしら?
…さだかではありませぬが

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