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「片眼の猿」

道尾秀介「片眼の猿 One-eyed monkeys」新潮社

話題作を次々発表している道尾さんの、2007月2月刊行の本。
初出は2006年、ケータイ文庫だそう。
そのせいか、短めの軽快な文章で書かれ、意外な展開になっています。

ある能力を生かして、調査の仕事をしている私立探偵の俺・三梨。
それは音に関する能力…
企業の調査のため、巨大なヘッドフォンをつけて、向かい合うビルの話し声に耳を澄ませていましたが…?
とんでもない事件を「目撃」する羽目に。

同居していた秋絵が出て行って、謎の自殺をとげてから7年。
三梨は、人との深い関わりを避けていましたが、ふと聞き込んだ事情から、夏川冬絵という女性をスカウト、共に働くことになります。
住んでいるローズ・フラットの住人達は、探偵術のイロハを教えてくれた野原のじいさんや、占いの才のあるトウヘイなど、規格はずれのくせ者揃いですが、どことなしにのんびりした空気がただよっているのでした。
このくせ者達が、なかなかいいんですよ~!

過去は重いのですが、まあ…読むのに耐え難いほど重くはないかも。
あちこちの小さな謎に引っかけがあり、ユーモラスな展開で、救いもあります。

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