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「ウィンディ・ストリート」

サラ・パレツキー「ウィンディ・ストリート」ハヤカワ・ミステリ文庫

久しぶりに読んだこのシリーズの「ブラック・リスト」がよかったので、その続きも読んでみました。
前作でアフガニスタンにいた恋人のモレルは、怪我をして帰国。
ヴィクもまた、肉体的危機に見舞われます。
恩師の依頼で、出身高校のバスケット部のコーチを引き受けたのでしたが。
シカゴの貧しい地域で、自分が育った頃よりも、妊娠して中退する女子高生が増えているのにショックを受けます。
ヴィクはバスケットで奨学金を受けたのですが、今のバスケ部は奨学金を貰うレベルには遠くなっていました。

このシリーズは、時代と共にしっかり年をとっているので既に40代…ちゃあんと恋人もいて、元気だなあ。
独立心が強くて、何かと不満を感じながらも、面倒見が良いのが身上ですね。

地元で発展した大企業の一族に出会い、純情な孫のビリーに好感を持ちます。
贅沢な悪女役の叔母ジャッキーや、ヴィクに恨みを持つ元同級生など、熟女の印象も強烈。
孫のビリーは誰にも可愛がられていますが、一族の中では実は異分子。
牧師のアンドレアスと親しくなり、会社の朝礼に招いて説教を頼んだところ、過激な内容に家族はショックを受け、ケンカになってしまいます。

一方、ヴィクの生徒の一人ジョージーの母親が働く工場で、何事かが起こっていました。
ビリーがそのジョージーと共に行方不明になり、やがて殺人事件まで…?

正義感と好奇心と行動力で、どんどん突き進むヴィク。
ちょうどこの時期、モレルと旧知の仲の女性マーシナがモレルのアパートに滞在しているので、嫉妬しつつも…
このマーシナが仕事は出来るらしいけど、人に取り入るのも上手く、ちょっと嫌なヤツなんですよね…でもなかなかユニークな存在感あります。
とうてい救いがなさそうに思われる環境に、1つでも確実に風穴をあけるのが~さすがヴィクらしくてパワフル。
無邪気な2匹の犬たちの活躍にも、乾杯!

2005年の作品。シリーズ12作目。

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