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「イノセント・ゲリラの祝祭」

海堂尊「イノセント・ゲリラの祝祭」宝島社

現役医師にしてミステリ作家のヒットメーカー海堂さん。
「バチスタ」以来、いちおう主人公の田口公平医師が、迷コンビ?白鳥の要請で、厚労省の委員会に引っ張り出されるお話です。

ややこしい委員会は目標を達成もしないうちにすぐに収束しかけ、まごつく田口。
実は次々に仕掛けられた予定があり、陰の立て役者は、他にいました。
かって医師のストをもくろんですっかり警戒されている男・彦根。
解剖が2%しか行われていないので、エーアイを本格的に導入すべきだと。
AIは遺体をCTスキャンにかけるもの…で、いいのかな?
海堂さんが主張しているおかげか?最近新聞などにも出ていたような気がしますが。

解剖は費用もかかり、家族もすぐには了承する気持ちになれないことも多いというのは、そうだろうという気がします。
そうすると、後になって問題視されても、証拠がないので何も証明できないということになってしまう。
しかも、結果がまとまるのに何ヶ月もかかるんだそうです。人手不足ってこと?
医療現場でのやむを得ない事態は、医学知識のない警察には裁けないと著者は断言しています。
医師不足、医療崩壊の事態に対する提言。
という趣旨はもっともなような気がしないでもないけれど…

他の作品に登場した人物がクロスオーバーして次々にちらっと登場するので、これはどの作品の時点?なんに出た誰だっけ?というマニアックな興味は持てます。
小説としての形をとった提言?
小説としての面白さは中ぐらい…??

しかし、厚労省の役人って、ホントにこんなにひどいわけ…?
だったら、知ってる人はもっと提言してくれてもオッケーかもね!

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コメント

本は読んでないですが、薬害エイズ事件以降の厚労省の役人はひたすら保身・事なかれ主義に走ってる感じです…私の知る限りですが。薬害エイズ事件で遡及的責任を追及されることの前例ができてしまったので、何事にも及び腰です。はい。

ご隠居様、
薬害エイズ以降ですか。そうですか…
あれもねえ、ひどかったですね。反省するところが違うんじゃ。
保身、事なかれ主義…陥りやすいんでしょうねえ。
組織って難しいんだろうとは思います。
でも、これは変だとかいろいろ現場で思ってる人もいるだろうし…
そういうのを生かすテクニックを何とか出来たら…
少しずつ流れが変えられると良いですねー!

>水無月・Rさま、
トラックバックさせていただきました。
そちらからもトラックバック、ありがとうございます~!
慣れていないので、こういう時どう挨拶すれば…あれ、自分のずっと前の記事をこのブログで読んで貰うには?ともたもたしてて…
そうだ、自分でコメント付ければいいんだわ!っと

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» 『イノセント・ゲリラの祝祭』/海堂尊 ◎ [蒼のほとりで書に溺れ。]
あの【バチスタ・スキャンダル】から、2年後。 厚生労働省の規格外役人・ロジカルモンスター・火喰い鳥の・白鳥のあからさまな要請にハメられ、「医療関連死モデル事業特別分科会」に招聘されたアンラッキー中年の田口センセは、厚生労働省及び官僚の方針、医療界内の対立を目の当たりにすることになる・・・。 うわ!大変なことになってるよ!『死因不明社会』で、厚生労働省というか官僚の基本方針が「国民のため、はなく自省の既得権益維持拡大及び天下り先の確保」である、という点を仕込まれてた私ですら、そりゃねーだ...... [続きを読む]

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