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「風花」

川上弘美「風花」集英社

夫に愛人がいると知った妻の、心の揺れ動きをじわじわと描いた小説。

夫の卓哉には愛人がいると匿名の電話で知った、のゆり33歳。
愛人は家庭を壊すつもりはないと言い、夫は離婚するならすぐにでもすると言う。
(ずいぶんね~)
卓ちゃんと呼んでいた夫に、それも違和感があったと言われて、卓哉さんと呼び始めます。
落ち込むのゆりは、夫とちゃんと話し合うことすら出来ないでいました。
何でそんなに平然としているのだと夫に逆ギレされて、平気じゃないとやっとの思いで言うのです。

兄のような叔父の真人に慰められ、病院の受付で働き始めるのですが…
そこでの出会いや、夫との会話のない日々、どうも愛人とは会っていないような気がするものの、やがて家を出ようと決心をして…

草食系女子のような、ふわ~としたヒロインは、作者と外見がだぶり、ある意味では分身かも。
ヒロインはもっと大人しいのでしょうが、そこはかとなく色っぽいし~夫が甘くみたほどではないのかも?

もやもやと進む日々に、いささか苛つかされますが。
夫婦がどうなっていくか決めかねる時期というのは、あるかも知れない。
なかなかリアルです。
2004年から2007年にかけて書かれた短編連作。
2008年4月発行。

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コメント

むぎこうむ・・・近辺で似たような事が起きているので
なんか読もうかなとおもいました

むぎこさん、
おおっと…そうですかぁ…
読んでみるのも良いかもしれませんね…

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