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「貧困大国アメリカ」

堤未果「貧困大国アメリカ」岩波新書

サブプライムローンで破産する実例に始まり、貧困層を狙うビジネスの実態をわかりやすく指摘しています。
貧困から生まれる肥満とは…?!

アメリカでは、ハンバーガーなどの他にも、1ドルぐらいのマカロニチーズなどがスーパーで売られて、よく食べられているんですね。
貧困層の食費だと、そういうものしか食べられないそうで。
肥満が増えて医療費は増大しているのに、放置されている…
日本だったらカップラーメンですませる、ようなものでしょうか。でも栄養のことは日本人の方が知っているのでは?

アメリカではもっと高カロリーなものが豊富に出回っているので、桁違いに肥満が多いんですよね。
「食べてやせる人、食べないで太る人」というアメリカ人の書いたダイエットの本に、何万年も飢えてきた人類は高カロリーの物を美味しく感じるように出来ている、とあったのを思い出しました。
カロリーばかり高くて、栄養の偏ったものを食べると、肝心の栄養は不足しているので、もっと食べたくなるという効果があるそうで。

ブッシュ政権の福祉切り捨て政策で、補助金はすごく低く抑えられているそう。
経済的に追いつめた層から、高校生の情報を国に提供させ、ねらい打ちにして軍隊にリクルートするというコースのようになってしまっている。
個人情報の提供はいぜんは禁じられていたのに、9.11以後に、そうなってしまったようです。
軍に入れば保険に入れる、大学に行けるという勧誘をするので、健康保険が行き渡ってないアメリカでは魅力的に響くのですが、大学は前払い金があるので現実には難しいそうです。
さらに、民営で戦地へ派遣された労働者というのもいて。その場合は、国が責任を負わないため、軍備もないままに戦地で働かされ、命を落としている… がくぜんとする内容。

日本もアメリカに追随したために、格差が拡大したのがよくわかりますが。
規制緩和って…響きは良いけれど、まったく勝者のためのものだってことですか。
でもサブプライムローンなんて、勝者いないんじゃ?
なぜ、こんなことが…
何が起きているのか? 事実の一端なりとまず知らないと!
ささやかなことのようでも、一個人の意識もそれぞれに大切。
賢い消費者というだけでなく地球市民として、意識を変革することが大事だそうです。
うぅ~ぅん…?!?
2008年1月発行。

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コメント

アメリカの人って舌の感覚も違うかも…って思ったのは、本場の味ってことで皆さんが行列して買われるアメリカン・ドーナツ・ショップのドーナツを初めて食した時のことですが、生地からして甘いドーナツをシュガーコーティングしてさらにチョコレートがけ…日本人的には甘いのはどれか一つでいいです(生地だけか、コーティングだけか、チョコはブラックにしてほしかった)。

それにしても戦地に行ってる民間業者に政府の責任が無いというのはびっくりです。まぁ渡航禁止にもかかわらず本人の責任で志願して行ってるということなのかもしれないけど、復興支援事業は政府発注なんですよね…たぶん。その分戦争特約保険をかけて保険屋がもうけるってことなのかしらん?うーん、わからん。

いや日本って、これでも、いろいろホントに良い国かもしれないですよね。

由比さん、
アメリカ人の味覚、狂っちゃったままなんでしょうか。
ドーナツってただでさえ甘いのにね~。私も試してみたい気はしてたんですが~それだったら、いいわ…

民間でっていうのがね~戦場まで行くような運転手とか、砲弾が届くような現場での作業とか、そういうのなんですよ!
渡航禁止ではないと思いますよ。
貧しいからそういう仕事にでも就くというか、まさかそこまで危険とは思わずに応募するらしい。
びっくりです。
日本ではちょっと考えられない…
軍があるor戦争がある国では程度の差はあれ、ありうることなのかも…
と考えると、ぞっとしますよね。
日本はアメリカにうっかり?(同盟だから?)追随して振り回されてると思いますが。
確かに、まだしも良い国なのかと思ってしまいました!

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