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「ブラック・リスト」

サラ・パレツキー「ブラック・リスト」早川書房

しばらく読んでいなかったシリーズ、手にとってみました。
本格的な女探偵物の草分けともいえる~V.I.ウォーショースキーのシリーズです。

9.11後、まだ半年しかたっていない2002年3月のアメリカが舞台。
空気が変わったことを危ぶみながら過ごす~ヴィクことV.I.
恋人のモレルはジャーナリストで、アフガニスタンにいるため、なかなか連絡が取れないという不安も抱えていました。
顧客のダロウ・グレアムからの意外な依頼で、動き始めます。

ダロウの母ジェラルディンは高級老人ホームで暮らしていますが、向かいに見える自邸(もう誰も住んでいない)に不審な灯りが見えたと訴えているのです。
警察にはまともに取り合ってもらえないために、調査して欲しいということでした。
ヴィクは、大金持ちの暮らす大邸宅が並ぶ地域に潜入します。
ところが、池で死体を発見してしまう騒ぎに。
遺体は黒人ジャーナリストで、何故そんなところにいたのかもわからないのでした。
ヴィクは、遺族から依頼を受けて、調査を進めます。

ベイヤード出版のカルヴィン・ベイヤードも近くに住み、ヴィクが若い頃に憧れた人物だったのですが、人前に出ることもないのは実は痴呆症という状態でした。
その孫娘のキャサリンと、暗闇でぶつかりますが…
何かを隠している少女。
そして、狭い社交界の住人達の絡み合う過去とは。
女性ながら泥池に潜水もいとわぬヴィクの行動力に、少女は救われるでしょう。
相変わらずいきいきとしていて、時代の荒波のまっただ中を突き進むような迫力があり、なかなか読み応えありました。

著者は1947年生まれ。
1982年シカゴの女性探偵V.I.ウォーショースキーを誕生させる。
V.I.はヴィクトリア・イフィゲネイアだったかな…
ヴィクトリアでは女っぽすぎるし、名前から偏見を持たれたくないので、仕事では頭文字で名乗っているわけです。

この原著は2003年発表。CWA賞ゴールドダガー賞を受賞しています。なるほど。
2004年9月翻訳発行。

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