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おすすめ本

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2009年7月

さくらんぼのモンブラン

Vfsh8372フルーツので、チョコレートも入ってるのがいいなあ…
とぼんやり思い描いていたところで見つけたもの。
タカノのおいしいケーキセットです。
といってもケーキは薄い台だけで、チョコレートクリームがほとんど。
さくらんぼが新鮮で美味しかったです。
Vfsh8374シャーベットがタカノらしくて~ひと味違うアクセント!
チョコレートクリームがこういう形に絞ってあるだけで、栗は入ってないので、味はモンブランじゃないですね。
モンブランって白い山という意味だと考えるとなおさら…モンブランじゃないわね~coldsweats01
美味しいから、いいんですけど!ねbleah

「あたしの手元は10000ボルト」

ジャネット・イヴァノヴィッチ「あたしの手元は10000万ボルト」集英社文庫

ステファニー・プラムもの、快調です。
なぜか逃亡犯が増え、事務所ではバウンティハンターの新人を募集することになります。
面接に来るいかれた面々が、おかしい。
いつも協力してくれていた凄腕のレンジャーが、自分の仕事に忙しいためもあったのですが…

ところが、そのレンジャーが、若い頃に離婚した妻の元にいる10歳の娘を誘拐したかどで追われることに。
そういう子があるとは知っていたものの、誘拐とはあまりにもレンジャーらしくない?
連絡を取れないまま、レンジャーを助けようと、事情を探るステフ。
なぜか、ステフ自身が何者かにつけねらわれる羽目に…?

相棒ルーラも、めざましい存在感あります。
ストレスを抱えた女性逃亡犯(犯罪といっても夫婦げんか)を甘い物の店に連れて行き、うっとりさせる場面も笑えます。
ただ、そのままだと太っていくという問題が…?
美味しい食べ物がたくさん出てくる話だけど、ステファニーのお母さんが作る家庭料理なら身体にも良さそう。
レンジャーの方は身体を鍛えているので、ストイックなまでに健康的な食生活。せめてデザートをつけてくれないと耐えられない~と注文をつけるステフでした。

モレリとは悪くない関係なのに、レンジャーとも完全には切れない?
ミステリというよりはどたばた、スリルありのロマンス物って感じだけど~
ロマンスなら理想的な相手とおさまって終わりなのにそうならず、まだまだ続く?
シリーズ12作目。2006年の作品。
集英社に変わってからは3冊目。2009年3月発行。

ドミグラスソースのオムライス

Vfsh8380たまにはガッツリ路線で~
昨日のお昼は、出先でひさびさのオムライス。
チキンライスで、オーソドックスです。
Vfsh8381とろ~りとしてて、美味しそうでしょ?
量も多めですが、ほんとにたまだから。
家ではシチューも親が食べたがらないし、卵は一日に一個までだし。
カロリーが高めなのとぽろぽろして母には食べにくいらしいのでチャーハンすら作らなくなっている今日この頃。
(…なぁんて書いていたら、急にチャーハン食べたくなって作っちゃいました。母がデイサービスに行っている日は、前は簡単に済ませていましたが、母の食べられないものを作るチャンスにもなりうるんでした~flair

欲を言えば野菜はちょっと不足だけど…それは家でイヤと言うほど食べてますって?
しっかり食べて満足delicious

「桜庭一樹読書日記」

桜庭一樹「桜庭一樹読書日記ー少年になり、本を買うのだ。」東京創元社

2006年2月から1年間の読書日記。
読んだ本がかなりだぶっているにのにちょっと驚きました。…まあ、これだけの量を読んでればね…
ホントに大量に読んでますね!
新宿の紀伊国屋近辺もよく知ってるし…
彼女はなんとその近所に住んでるんですね!

「赤朽葉家」を書くのに実家にこもっている時期の話も、面白いです。
趣味に走っている近所の本屋とか、両親のとぼけた言動とか。

キャロル・オコンネル「魔術師の夜」を読んでるとは。しかも、好きすぎて読むのをためらうほどらしい!そういえば、好きそうかな…
これで、読む人増えてくれないかな。
「家守奇譚」「あなたに不利な証拠として」「私を離さないで」「白い果実」が出てきたり。ああ、そういう時期だったんだね…
読んでないのをメモしておかなくちゃ。

なぜ「少年になり」なのか?けっこう女っぽさもあるのにな~少なくとも作品には。…いや、少年じゃないから、少年になりたい…?
「色気がない」と知人に断言されてたりとかしてるようですが。

個人的にちょっと有り難かったのは、「殴り合う貴族」という本が気になっていたんだけど見つからなかったのが、どうもB級な書き方とわかり、ああ読まなくても良かったのかと納得。
図書館にもないわけだ。

2007年7月発行。

ホラー?な猫

暗がりの中。
そーっと、きしむ扉を開けると、そこには…
Vfsh8033
熱い獣の気配とぶきみなヒゲの動きが…

Vfsh8027くわあぁ~~っ!!
鋭い牙が襲いかかる!?

Vfsh8028…え、威嚇?
やだなぁ、アクビしただけさ。
ボクは紳士ですよ。
またボクの陣地に侵入するんだからー。
しょうがないなあ。
Vfsh8030そこは、押し入れの一角…

前に母が書道用に使っていた紙の置き場がお気に入りなので、
猫が入れるスペースを空けてあるんですよcoldsweats01

「スリーピング・ドール」

ジェフリー・ディーヴァー「スリーピング・ドール」文藝春秋

前作「ウォッチメイカー」にも登場していた女性をヒロインにした~スピンオフ作品です。
キャサリン・ダンスは、カリフォルニア州捜査局(CBI)の捜査官。
人の表情や仕草で感情や真意を読み取るキネシスク分析の天才。人間嘘発見器ともいわれていました。

カルト指導者的な殺人者ダニエル・ペルが脱獄、尋問に当たっていたキャサリンが指揮をとることになります。
亡くなった夫の友達で付き合いの長い保安官オニールや、この事件のために駆けつけたFBIのケロッグ、犯罪実話作家ネーグルなどと協力しながら、捜査を進めるのでした。
脱獄は周到に用意されたらしく、巧みな追跡はあと一歩でかわされ、困難を極めます。
なぜかモンテレー郡を離れずに隠れているらしい~ペルの目的は何か?

二人の子の母である未亡人のキャサリンの家庭やこれまでの経歴、父母や同僚などしっかり書き込まれた背景も、ディーヴァーにしてはゆったりと読ませます。
かってペルと集団生活をしていた女性達に話を聞き、被害者一家の生き残りの少女テレサとも会おうとするキャサリン。
尋問の天才の面目は?

事件に巻き込まれた女性の気持ちに焦点を当てているのが、新味のあるところでしょうか。
犯人の側の視点も交え、意外な展開でつないでいくのはディーヴァーならでは。
事件の真相も単純ではなく、人間の色々な面が描かれているのが面白いです。
後半は展開が早まり、期待通りに二転三転。面白かったですよ。

2007年の作品、2008年10月翻訳発行。

「日本を変えよう」

勝間和代「日本を変えよう」毎日新聞社

さすが元気で前向きな勝間さん。
世の中の動き、日本の問題点がよくわかります。
ぜひ読んでみて下さい。
コラムなどは読んできましたが、 一冊通して読んだのはこれが初めてです。

諸外国と比べた予算の偏り。子育てに関しての予算は異常に少ないとか。
女性の地位がいまだに相当低い方であること。アジアの中でさえ低い方とは…!
GDPの上がっている国は女性パワーを生かすことで復活したそうですよ。
無駄にしておく手はないでしょう?
どこをどう変えるべきか?何が出来るか?!
投票に行かない若い人が多いけれども、それでは若い人のためになる政策が作られない。票田になると思えば政治家は動く!
流れを少しずつでも変えることって出来る!んですよね。

提言は、経験からワーキングマザーよりの発想ですが、少子化の時代にこれも必要でしょう。
保育園が足りず待機児童がこんなに多いのは、急いで解決すべきこと。
提言のすべてに同意しなくとも~今後を考えるヒントになるはず。

対談が二つ。
雨宮処凛と、西原理恵子という相手のセレクトもなかなか頼もしい。
勝間さんは友達の夫がリストラされたといった話が身近には全然ないため、実感としてわからない面もあるそうで~やっぱり優秀かつ恵まれている立場なのねとはしみじみ思ったことでしたが。
サイバラは一見けなげなシングルマザー風ですが~やっぱり毒も含んで面白おかしいです~。

アメリカは貧富の差は激しいけれど、可能性は開かれていると。
ヨーロッパの場合は、生まれた階層である程度、生きる道が決まっていて、可能性は狭いけれども、上層の人がノーブレス・オブリージェ(貴族の義務)のようにそうひどいことにならないように目を配って面倒を見るというシステム。
日本はこれが中途半端で、最近では両方の悪い面が目につくような状態になっているという。

肥満の多いアメリカの話も出てきます。
アメリカで「日本のチョコレートブラウニーはすかすかでまずい」という意見が多く、アメリカのそれは濃厚すぎて一口で十分と思っていたので驚いたというエピソードが笑えました。
日本ではブラウニーなんてそう一般的ではないんですが~確かにすかすか、かも。
あれはイギリス風かヨーロッパ風?それとも日本風の甘さ控えめ…?coldsweats01

「あたしと魔女の扉」

ジャスティーン・ラーバレスティア「あたしと魔女の扉」早川書房

オーストラリアの新進作家による、少女が主人公のファンタジーです。
リーズン(理性)と名付けられた少女は、若い母のサラフィナと逃亡生活を続けて育ちました。
各地を転々としながらも、自然の中で生きる知恵は母に教わり、数学は年齢以上に得意。
魔女だという祖母ミアから逃げ、魔法などないのだと言い聞かされながら。

ところが母が狂気に陥って入院、祖母に連絡が行き、シドニーの祖母の家に引き取られることに。
決して目を合わさず、イエスと言わず、祖母の作ったものは食べないようにして。
隣の男の子トムとは、仲良くなるのですが…

ある日、裏口の扉を開けたところ、そこは雪の降る別な町。
なんとニューヨーク!
魔法はやはりあったのだ…その意味は?
母の言っていたことは嘘なのか?
出会った親切な若い娘J.Tのところに転がり込むのですが、実は彼女は…

なかなかユニークな設定が光っています。
いきいきした孤独な少女が、これからどう健闘するのか~続きを読むのが楽しみです。

作者はオーストラリアのシドニーに生まれ育ち、文化人類学者の両親と妹と共にアボリジニの居住地区に滞在したこともあるという経歴。
2005年の本書で高い評価を受けています。

「風花」

川上弘美「風花」集英社

夫に愛人がいると知った妻の、心の揺れ動きをじわじわと描いた小説。

夫の卓哉には愛人がいると匿名の電話で知った、のゆり33歳。
愛人は家庭を壊すつもりはないと言い、夫は離婚するならすぐにでもすると言う。
(ずいぶんね~)
卓ちゃんと呼んでいた夫に、それも違和感があったと言われて、卓哉さんと呼び始めます。
落ち込むのゆりは、夫とちゃんと話し合うことすら出来ないでいました。
何でそんなに平然としているのだと夫に逆ギレされて、平気じゃないとやっとの思いで言うのです。

兄のような叔父の真人に慰められ、病院の受付で働き始めるのですが…
そこでの出会いや、夫との会話のない日々、どうも愛人とは会っていないような気がするものの、やがて家を出ようと決心をして…

草食系女子のような、ふわ~としたヒロインは、作者と外見がだぶり、ある意味では分身かも。
ヒロインはもっと大人しいのでしょうが、そこはかとなく色っぽいし~夫が甘くみたほどではないのかも?

もやもやと進む日々に、いささか苛つかされますが。
夫婦がどうなっていくか決めかねる時期というのは、あるかも知れない。
なかなかリアルです。
2004年から2007年にかけて書かれた短編連作。
2008年4月発行。

トンカツ茶漬け

Vfsh8229_2「さぼてん」のとんかつのセット。
ご飯の上にのっているVfsh8229トンカツは、小さく切って味付けしてあるんですが~
この甘辛いソースの加減が絶妙。
Vfsh8232半分ぐらい食べたあとで、別皿の小葱をふりかけて、お茶を注ぎます。
あ、だし汁かな…
ビストロスマップのようだわhappy01
美味しかったです~!

茜色の浴衣のフローラ

浴衣を着せたくて~たまらなくなってhappy01
去年はバービーさんに夏着物として着せた物です。
まずはフローラさんに。Vfsh8410
サーモンピンクというか茜色というか…
とくに和柄ではないんですが~花模様が輪っかになっていて、なんとなく浴衣っぽいかな、と。
Vfsh8413抹茶パフェと着物バッグという小物は、リーメントの食玩「京都に恋してる」のもの。

帯は木綿のちりめんです。
手鞠の模様はかわいくて、お気に入り。
髪は両脇から少しとってねじり、丸く見えるようにまとめて、あとは長く垂らしています。

Vfsh8420髪を二つに分けて大きくねじり、後ろで重ねた形にきっちり結い直しました。
帯は古布のものに替えました。
形は同じ文庫ですが、ややひきしまって着物っぽい印象になるかしら。

こちらのVfsh8421バッグは手作りです。

着物の色が違って見えるのは、たぶんライティングのせい。
どっちがどうだったのか、忘れましたが…実際の色はこの中間ぐらいかな。

自分が浴衣を着たくてたまらなくなるのは、たいてい夏も後半になってから。
ついチャンスを逃がしちゃうんですよね…coldsweats01

「博物館の裏庭で」

ケイト・アトキンソン「博物館の裏庭で」新潮クレスト・ブックス

ルビーという少女を主人公に、さかのぼって4代にわたる一族を描いた小説です。
1952年、英国の古都ヨークで、母が受胎した瞬間の胎児の独白から始まります。
胎児のルビーが、いとも冷静に不仲な両親を描写するという。

博物館というのはヨークにある博物館のことで、一家にはおなじみの場所。
歴史ある土地柄で、川岸には化石なども見えるのでした。
ルビーと気の合わない生意気盛りの姉たちなど、みっちりと濃密でにぎやかな家庭の有様が描かれます。
親や夫に、そして時代に翻弄されつつも~たくましい庶民の女達を中心とした~戦争と平和の物語。

父のジョージは浮気者。
最初はペット屋、後に医療器具の店を経営。
母のバンティはしつけの厳しい母親でしっかり者だったのですが、夫の浮気に切れたのか一度家出したこともあり、一時は自分にも浮気相手が登場。
家族旅行の騒動には、大笑い。
街で2番目にテレビを買い、女王の戴冠式をテレビで見るのに近所の人が集まったり~時代色が出ています。
大量のお菓子を用意する様子など、なかなか食べ物は美味しそう。

バンティの母である祖母ネルは大人しい女性で、戦争で2度も婚約者を失い、残った男性と結婚するしかなかったのです。
ヨーロッパの無惨な戦場から一時帰還した婚約者は、教えられたとおりに武運を祈るネルに違和感を感じたりと、さまざまなことがあります。
婚約者が戦争中に訓練していた犬の話は…泣けました。

祖母ネルの母アリスは、育ちがよかったのに貧しい暮らしに追われ、ある日突然行方知れずになります。子ども達は母親が死んだと聞かされました。
実は、駆け落ちしていたのです。
アリスの従妹のレイチェルが世話をしに来て、そのまま後添えになりました。
これは実母アリスよりも貧しい育ちだったのですが、主婦としてはずっと有能、ただし意地悪なところがありました。

ルビー自身の人生も、なかなかそう単純にはいかないのです。
長姉がエルヴィスからビートルズへとすぐ心変わりし、やがてジョーン・バエズに憧れて黒髪を真っ直ぐ垂らし、瞑想するようになるなど、細部が何ともいきいきしていて、おかしみがあります。

要所々々に繰り返し登場する~古ぼけた写真の主やその意味、ウサギの足のお守り、ピンク色のボタンなど小さなものが家族に伝わっていく…
家系の中にあるいくつかの謎が最後の方になってわかってきて、カタルシスになります。

著者は1951年、ヨーク生まれ。家業は小説と同じですが、一人っ子だそうです。
博士号を取り損ねた後、小説の投稿を始め、86年短編で一等をとり、95年初の長編の本書でウィットブレッド賞受賞。

「百万のマルコ」

柳広司「百万のマルコ」創元推理文庫

マルコ・ポーロが探偵役のユーモア・ミステリ。
1298年から~マルコ・ポーロがジェノヴァの牢獄内で、退屈している戦争捕虜仲間に外国で経験した面白い出来事を語る趣向。
いつも、その一部を秘めて煙に巻くのです。
一同が頭を捻った後で~謎解きになります。

17歳で父と叔父と共に船出し、大ハーン・フビライに信頼されて重く用いられたマルコ・ポーロ。
百万野郎といった言い回しは、イタリア語でほら吹きという意味になるらしい。 わかりやすく、ほら話的な楽しさもある短編集。

ジパングでは黄金を他国のいかなる物とも交換してはならないという掟があったという設定。床板が黄金という国で、そこらへんに金を含む塊がごろごろしている…でも?
では、マルコはどうやって巨万の富を得たのでしょうか…?

一番優れた馬ばかりを集めている大ハーンの馬を相手の競馬で、三番勝負で勝った方法は?
セイラン島で、三人の王子の中から交渉相手になる跡継ぎを決めるため、「猿と話が出来る」といったわけは?等々。
金の国ジパングには行ってないくせに~と笑えます。
もっと重い作品かと誤解して、読んでなかったんですよね。百万が重そうだったのかしら…軽く読めて、楽しいですよ。

作者は1967年生まれ。2001年デビュー。
2002年から書き始められたシリーズの短編集、文庫オリジナルで2007年発行。

「貧困大国アメリカ」

堤未果「貧困大国アメリカ」岩波新書

サブプライムローンで破産する実例に始まり、貧困層を狙うビジネスの実態をわかりやすく指摘しています。
貧困から生まれる肥満とは…?!

アメリカでは、ハンバーガーなどの他にも、1ドルぐらいのマカロニチーズなどがスーパーで売られて、よく食べられているんですね。
貧困層の食費だと、そういうものしか食べられないそうで。
肥満が増えて医療費は増大しているのに、放置されている…
日本だったらカップラーメンですませる、ようなものでしょうか。でも栄養のことは日本人の方が知っているのでは?

アメリカではもっと高カロリーなものが豊富に出回っているので、桁違いに肥満が多いんですよね。
「食べてやせる人、食べないで太る人」というアメリカ人の書いたダイエットの本に、何万年も飢えてきた人類は高カロリーの物を美味しく感じるように出来ている、とあったのを思い出しました。
カロリーばかり高くて、栄養の偏ったものを食べると、肝心の栄養は不足しているので、もっと食べたくなるという効果があるそうで。

ブッシュ政権の福祉切り捨て政策で、補助金はすごく低く抑えられているそう。
経済的に追いつめた層から、高校生の情報を国に提供させ、ねらい打ちにして軍隊にリクルートするというコースのようになってしまっている。
個人情報の提供はいぜんは禁じられていたのに、9.11以後に、そうなってしまったようです。
軍に入れば保険に入れる、大学に行けるという勧誘をするので、健康保険が行き渡ってないアメリカでは魅力的に響くのですが、大学は前払い金があるので現実には難しいそうです。
さらに、民営で戦地へ派遣された労働者というのもいて。その場合は、国が責任を負わないため、軍備もないままに戦地で働かされ、命を落としている… がくぜんとする内容。

日本もアメリカに追随したために、格差が拡大したのがよくわかりますが。
規制緩和って…響きは良いけれど、まったく勝者のためのものだってことですか。
でもサブプライムローンなんて、勝者いないんじゃ?
なぜ、こんなことが…
何が起きているのか? 事実の一端なりとまず知らないと!
ささやかなことのようでも、一個人の意識もそれぞれに大切。
賢い消費者というだけでなく地球市民として、意識を変革することが大事だそうです。
うぅ~ぅん…?!?
2008年1月発行。

「黒と赤の潮流」

福田和代「黒と赤の潮流」早川書房

阪神大震災後、半年という時期を舞台に、密売が絡む~船乗りの冒険物。
主人公はヨットの好きな大学生・間嶋祐一。
かっては、オリンピック出場を期待されていた超高校級スプリンターでした。
膝の怪我で選手としては再起不能になり、なんとなく時を過ごしていたのです。

大学入学後にタイ人の友人タオやドゥアン達とばかをやったり、モーターボートで海へ出るのが楽しみだったのですが…
阪神大震災で両親と伯父一家を亡くし、呆然と半年が過ぎました。
行方の知れなかった友人・ドゥアンが1月17日に死んでいたとわかり、それも殺されていたという。にわかにきな臭い事情があらわれてきます。

一方、外国帰りの日本人探偵・古賀は、かっては刑事でした。
20年前、密告により大立て者の陳を捕らえようと、金持ちの友人・高見の運転するクルーザーで大阪湾の受け渡し地点へ出たのですが、事故で高見は重傷を負い、半身付随に。
高見の婚約者は理由ははっきりしないまま彼と別れて国を出て、古賀は放ってはおけずにそれを追い、駆け落ちしたとも噂されました。

それぞれに事実の一部しか知らない男達。
友人の死んだわけを探る祐一は、しだいに生気を取り戻していきます。
孤独な高見もまた、所有する「あけぼの丸」で因縁の片を付けようと…?

心に暗いものを抱えた男同士の友情や葛藤が描かれています。
なかなか美形揃いだったりして、ちょっと先行作品を思い起こさせて~にやにや。
緊密さや重厚さでは勝ってはいないかも知れませんが、意外な展開を手際よくわかりやすく描写している点では劣っていないと思います。

著者は1967年神戸生まれ。神戸大学工学部卒。
2007年「ヴィズ・ゼロ」でデビュー。

まったく偶然なのですが~「ブラック・リスト」の次に読んだのがこの「黒と赤…」で、9.11後半年という設定と、大震災後半年という設定に、なにやら不思議なものを感じました。

マンゴークリームのケーキ

Vfsh8366アフタヌーン・ティーセットです。
ハーフサイズのケーキ3種を選べます。
Vfsh8368まずは季節のショートケーキは、マンゴークリーム。
アルフォンソマンゴーを使ったというマンゴークリームがやばいです…罪な味わいhappy02
Vfsh8370
マンゴーパッションのダブルチーズケーキ。
2種類のチーズケーキが合わさっていて、やや酸味がきいてます。
Vfsh8369
3つめのセレクトは、スイートポテトプディング。素朴な味で、カラメルが美味しかったです。
総じてクリーム好きにはたまらないメニューでした!

もうちょっと他の味わいのがあっても良かったかなあ…
チョコレート系とかなかったし~他は食べたことあるのばかりだったので…
(そんなに通うなってことか?次は夏の終わり頃かな)
Vfsh8367
紅茶は、アールグレイでレモンを頼みました。
レモンのクエン酸とさっぱり感で~疲労回復!

「ブラック・リスト」

サラ・パレツキー「ブラック・リスト」早川書房

しばらく読んでいなかったシリーズ、手にとってみました。
本格的な女探偵物の草分けともいえる~V.I.ウォーショースキーのシリーズです。

9.11後、まだ半年しかたっていない2002年3月のアメリカが舞台。
空気が変わったことを危ぶみながら過ごす~ヴィクことV.I.
恋人のモレルはジャーナリストで、アフガニスタンにいるため、なかなか連絡が取れないという不安も抱えていました。
顧客のダロウ・グレアムからの意外な依頼で、動き始めます。

ダロウの母ジェラルディンは高級老人ホームで暮らしていますが、向かいに見える自邸(もう誰も住んでいない)に不審な灯りが見えたと訴えているのです。
警察にはまともに取り合ってもらえないために、調査して欲しいということでした。
ヴィクは、大金持ちの暮らす大邸宅が並ぶ地域に潜入します。
ところが、池で死体を発見してしまう騒ぎに。
遺体は黒人ジャーナリストで、何故そんなところにいたのかもわからないのでした。
ヴィクは、遺族から依頼を受けて、調査を進めます。

ベイヤード出版のカルヴィン・ベイヤードも近くに住み、ヴィクが若い頃に憧れた人物だったのですが、人前に出ることもないのは実は痴呆症という状態でした。
その孫娘のキャサリンと、暗闇でぶつかりますが…
何かを隠している少女。
そして、狭い社交界の住人達の絡み合う過去とは。
女性ながら泥池に潜水もいとわぬヴィクの行動力に、少女は救われるでしょう。
相変わらずいきいきとしていて、時代の荒波のまっただ中を突き進むような迫力があり、なかなか読み応えありました。

著者は1947年生まれ。
1982年シカゴの女性探偵V.I.ウォーショースキーを誕生させる。
V.I.はヴィクトリア・イフィゲネイアだったかな…
ヴィクトリアでは女っぽすぎるし、名前から偏見を持たれたくないので、仕事では頭文字で名乗っているわけです。

この原著は2003年発表。CWA賞ゴールドダガー賞を受賞しています。なるほど。
2004年9月翻訳発行。

「告白」

湊かなえ「告白」双葉社

2009年4月、本屋大賞受賞作。
「このミステリーがすごい!」では、2008年11月までの1年間に発行の本のうち、国内4位に入っています。

中学の終業式の日に、辞任の挨拶を淡々と語り始めた女性教師。
自分の幼い娘が秋に中学のプールで水死したのですが、それが実は殺人だったと。
このクラスに、犯人がいると…
今さら警察に訴えるつもりはないけれど、ある手段をとったと言って、教壇を去るのでした…つまりはそれが復讐?!
それが第一話。

続いて、クラスの女子や犯人たち、その家族など視点を変えていきます。
ややブラックに意地悪く、つぎつぎに事件が展開するのが~なかなか、発想が面白い。
いかにもミステリ的なアイデアに満ちていて、しかも、わかりやすい。
そのあたり、売れっ子になったわけはわかります。
ただ、けっこう後味悪いんですけど~?

有名な事件いくつかについて言及があり、視点の違う発想にちょっとはっとさせられます。
そういうところも、大勢が読んでみて考えるにふさわしい…のかな?coldsweats01

猫のびる季節

Vfsh8109いつもの出窓で眠っている~
うちのみゅんです。

Vfsh8108ちょっと前よりも、胴体が長々~とのびてます。
暑くなってきたんですね。
おや、隣にはさりげなくヌイグルミのるるちゃんが~
Vfsh8099ちょっと顔を上げて、微笑むみたいに…

Vfsh8115眠そうだけど、幸せそう~。
ほんとに暑い日は裏で寝ていますが、ほどほどにかげってくると、このへんにwink

「注文の多い地中海グルメ・クルージング」

デイヴィッド・シャレック「注文の多い地中海グルメ・クルージング」早川書房

地中海でセレブの夫妻に雇われて、一人で奮闘したシェフ・デイヴィッドの体験談です。
アメリカ人ですが、イタリア各地で料理修行を重ねていたんですね。シェフとしての自覚が足りないといわれてしまう場面も。成長物と言えるでしょうね。

さて、5ヶ月をかけて地中海をクルーズするプライベートヨット・セレニティ。
80億リラ(500万ドル)する船で、再装するのに30億リラかかったものだそう。
オーナー夫妻はヘリで週末ごとに訪れたり、子ども達や友達のヨットと同行したり。
料理の注文はなかなか厳しく、重複するメニューは出さず、魚介をメインに、寄港地の名産も使うこと。フォアグラは常備。突発的なお客にも対応できるように。
パーティの時は、おかわりも用意すること。
パーティは最高200人分…
200人も宿泊するわけではないけれど、次々にセレブが集まってくるパーティが一度あるんですね。
厨房は案外狭いし、助手もなしで(配るのにはスチュワードはいるけど)5ヶ月という~ずいぶん無理な注文じゃないのか?という大変さ。
けれども、忙しい時には他のクルーも見かねて?めいっぱい手伝ってくれます。

豪華ヨットに乗っているクルーは数人なので、シェフも時には甲板で操作を手伝うために、色々教えて貰うのでした。
これは意外でした~!
仲間として役立つのが嬉しいようですが、時には手を怪我してしまう事態も。
レガッタにも参加。レースの模様は迫力あります。

乗組員は多国籍。その理由がイタリア人はバカンスだからとわかって来たりして。
フランス人のスチュワード・リックと仲良くなり、助け合います。
船長のパトリックと航海士のケヴィンの確執など、いろいろな人間模様が展開するのでした。
難しい注文も出したオーナーの夫人には認められて、イギリスでのパーティーの料理も頼まれたりすることに。

ほとんどドキュメンタリーですが、5年間の経験の面白いところを一夏にまとめてあります。
著者はその後、料理番組のプロデュースなどに活躍しているそうです。
美味しそうなメニューがたくさん。レシピ付き。

夏姫さんとお着替え

Vfsh8262とりあえず、お着替えしてみました。
「わ~楽だわ~」
すっごく簡単に作った服です。
一番手前にあったので…
Vfsh8269「じゃあ、私たちも着替える?」
「夏姫ちゃんも、いろいろあるわよ~これなんか、どう?」
「わあ、イメージチェンジ!」
3段のスカート、一生懸命作ったのを思い出します…

Vfsh8270「…秋桜さん、水色のスカート、可愛い」
これもすごい初期のもの。布はお気に入りですが、実は仕立てはちょっと変。
「そ、そう?ありがと~」と大人しい秋桜さん。
「遠慮しないで、もっとこっちに来てよ~?」
Vfsh8273「あ、春海ちゃん、似合う!」

「いい感じじゃない?」

夏娘さん、登場

Vfsh8249夏服に着替えた春海ちゃんと秋桜さん、
誰かを待っている様子…

Vfsh8256「こんにちは~」
うちでは4人目のmomokoさん、登場です。
Vfsh8266 『お約束ハッピーサマー』という名前のついたお人形。
去年の夏の発売です。ちょっとリーズナブルになったところを狙って、ゲット。

Vfsh8254「わあ、いらっしゃい」
「夏姫(なつき)です。よろしくお願いします」
「春海です~こちらこそ!」
「秋桜です~よろしくね」
Vfsh8260「ケーキ、持ってきたの」
「夏姫ちゃん、ちょっと緊張してる…?」
「もう、がっちがち。それに、ちょっと~服がきつくて座りにくくて」
「え~カッコイイ服の悩みね。じゃあ、着替えたら?」

「女の絶望」

伊藤比呂美「女の絶望」光文社

西日本新聞で「万事OK」という人生相談をしている経験から、よくある相談について、伊藤しろみとしてアドヴァイスをまとめて語っている内容。
自分の経験に即して、落語調の話言葉でさばさばと、笑わせてくれるので、重い内容もけっこう楽に読めます。

子どもがむかつきだしたとき、親の稼ぎが悪いなどと言い出したら、これは群れのリーダーとして、罵り倒してでもやめさせなければならない。
ただ、思春期というのは、自分がなんなのかわからなくなることがある、そういうときにはしばらく寄り添って歩いていく。
ただ自分自身のことも、長くは放り出さずにちゃんとかまってあげて、と。

若者の行動が気になって腹が立つとき、正義感はもっとも。
危険だからやめようと言ってやるのはいい。
だが、自分と違う生き方が気にくわないというのは、言っても無駄。
「あたしはあたし」人と比較してもしょうがない、のが基本だと。
難しいかも知れないけど、これ真理でしょうねえ。
比較してしまうと、悩み続けるもとになりやすいもんです。

夫婦で旅行に出かけ、出先では上げ膳据え膳でも、家に帰った途端、なぜか自分からお茶をいれようとしていることに気づく…
これが女の絶望というものだと思ったね、と。
なるほど…

何がイヤといって姑のおむつを替えることがイヤでたまらないという相談者がいて。
そ、そそそれはきつそう~sad
お答えに、介護には老病死のすべてがある、だから辛いと。
…そうそうそう!
赤ちゃんを育てるのとは違いますからねえ。
老病死に向かい合うのはすごいエネルギー、いります。

実の親でも、老いてくると自分中心になり、判断力の衰えもあって、そりゃ無理なのがなんでわからないのだろう、子どものことを思ってくれていたのではないのか?と呆然とするようなことも起きる、と。
…そうそうそう!
ま、すっきり解決策があるわけではないんだけど。なぜこんなに辛いのか、わかって貰えるだけでもちょっとは救われます。

悩んでいる人が多いというのを実感すると、何となく元気が出てくるようでもあり。
作者自身は何度も離婚し、更年期に突入し、介護もしている~共感も交えて、なかなかキッチリ語っています。
詩人の著者は1955年東京生まれ。カリフォルニア在住。え、そこから介護に通ってるの?
2008年9月発行。

とろ~りカツ丼

Vfsh8024外でのランチは、元気が出るようにがっつり!
という方針に~この頃、してます。
とろりと卵がかかっている美味しいカツ丼delicious
Vfsh8023カツ丼にもキャベツがついているのね~しかも、おかわり自由なんです。
奥なので少なめに見えますけど、実は~女性なら十分たっぷりな量だと思います。
家で自分で作って食べてばかりいると、何となく食欲が落ちて来るというか~作る意欲も落ちてくるんですねcoldsweats01
サーブして貰ってリフレッシュ!

「優雅なハリネズミ」

ミュリエル・バルベリ「優雅なハリネズミ」早川書房

バルベリの2作目。
ハリネズミのように地味に暮らしてきたけれど~実は知的な女性が主人公。

ルネ・ミシェル夫人は、高級住宅街にあるアパルトマンの管理人。
貧しい育ちと生まれつきの醜さから、目立たないように生きることを心がけ、知性を隠してきました。
素朴ないい夫を得て穏やかな暮らしをしていたのですが、その夫もなくなってしまいます。

一方、そこの6階に住む国会議員ジョセの一家では…
裕福ではあるのですが、10年もカウンセリングに通っている母。
論文を書いている長女コロンブは、わがまま。
12歳の次女のパロマは、姉にいじめられるので鈍いふりをしているけれど、繊細で頭のいい少女。
クラスではやはり目立たないように努めているのに、ついトップの成績に。
むなしさから、次の誕生日の6月に自殺しようと考えていました。

5階に住んでいた料理評論家(第一作の主人公)がなくなり、あとに越してきたのが日本人のカクロウ・オヅ。
日本に魅力を感じるルネとパロマが、少しずつ近づくきっかけになります。
チャーミングなオヅ氏と関わることによって孤独と絶望が癒され、若返るルネ。
自殺を考えていたパロマも、いつしか幼さを脱して、生きるすべを見いだしていくのです。

捻った構成ですが、それがどう展開していくか…
とっても、いいんですよ!
日本が憧れの国なのが~ちょっと照れますね。

2006年、少部数で発行されたそうですが、すぐに口コミで人気を呼び、プレゼント用に買う人も多かったので、ギフトセラーとも。
著者は1969年生まれ。2008年より夫婦で京都在住。
2008年10月翻訳発行。

ベスト本について

2009年前半に紹介した本をまとめるにあたって~「ベスト本」というカテゴリーを新設しました。
右サイドのカテゴリー欄を見ていただけば、あります。
「最近の記事」、「最近のコメント」の下です。
カテゴリー欄の9番目。
カテゴリーの順番を調整することが出来ないので、ちょっとわかりにくいですが…

これまでに読んだ本を半年か1年ごとにまとめた記事がありますので、それが出るようにしました。
そして特におすすめの本も何冊か、入れておきました。
よかったら、ご覧になって下さいませ。
だいぶ前に書いた記事は、こんなんだったっけ~て感じですが…coldsweats01

左サイドには、おすすめ本の書影を並べています。
アマゾンにリンクしているので、クリックしていただけば、そちらへとべます。
あまり多くても重すぎるかと、いつもは40数冊に押さえています。

今は、話題に出た本がわかる方が良いかと、60冊並べています。
そのうち、少し減らしますね。
評価で五つ星のものを優先に、最近の物ほど上になっています。
記事と連動して見ていただけるように、最近紹介したばかりのはやや多めに五つ星にしてありますwink

[追記]作家別のカテゴリーを作ったら、それがものすごく長くなってしまいました。
他のカテゴリーがわかりにくくなったため、「bベスト本」というカテゴリーも設けました。
アルファベットを最初に付けると、上の方に出るためにbと付けています。
まだ内容は、数少ないのですが…
おいおい増やしていきます。
「ベスト本」は、いずれ皆こちらに移します。

2009年前半に読んだ小説以外の本

「あれも嫌いこれも好き」  佐野洋子
「巴里の空の下、オムレツの匂いは流れる」  石井好子
「源氏物語の時代、一条天皇と后たちのものがたり」  山本淳子
「白洲次郎 占領を背負った男」  北康利
「生きさせろ!難民化する若者たち」  雨宮処凛
「幸福大国ブータン」  ドルジェ・ワンモ・ワンチュック
「アンのゆりかご」  村岡恵理
「オバマのアメリカ」  渡辺将人
「パリの女は産んでいる」  中島さおり
「チャリング・クロス街84番地」 ヘレーン・ハンフ
「自殺が減ったまち」  本橋豊
「女性の品格」  板東眞理子
「フィンランド豊かさのメソッド」  堀内都喜子
「図書館ねこデューイ」  ヴィッキー・マイロン
「ネクタイを締めた海賊たち」  浜矩子
「日本の「安心」はなぜ消えたのか」  山岸俊男

16冊。
少ないので、月は分けません~。
今年は力を入れたいジャンルなんだけど…
小説以外、という分け方だと、けっこう実はバラバラですね。

「アンのゆりかご」は翻訳者の村岡花子さんのお孫さんが書いた伝記。
とても面白かったですよ~。
石井好子さんのパリの思い出と料理~よかったー!

一条天皇の時代、充実した内容でした。
白洲次郎も面白かった…
雨宮処凛もすごい。

「図書館ねこデューイ」もすっごく可愛くて奇跡のような猫のお話。
「チャリング・クロス街84番地」はリストに作者名が出ませんね。訳者名が出るわけでもなく…なんなんだ…‥ 品切れ絶版?
DVDもとってもよかった!こちらは絶版じゃないです~!

カテゴリに「政治・経済・国際」というのを増やしたんです。
どっちかというと、そういう系統の本はあまり読んでこなかったから、たまにあっても「評論・エッセイ」としか分類しなかったんですけど。
ちょっとねえ…あまりに世界を知らなすぎるかなと。
世の中はどうなってるの?日本はこれで良いわけ?と疑問が大きくなってきたから…
これがかなり面白くて、お勉強になってます!
思ったより少ないなと思うと、何か読みたくなる気持ちがむらむらと~…coldsweats01

「自殺が減ったまち」
これが大事だと思うので、ベスト本はこれに。
政治家や、地域の仕事に携わる人には特に、読んで欲しい本です。
「生きさせろ!」も大事です。まったく‥!

2009年前半に読んだ国内小説

2009年1月
「警官の血」  佐々木譲
「夢の守り人」  上橋菜穂子
「ブラックペアン1988」  海堂尊
「虚空の旅人」  上橋菜穂子
「上と外」  恩田陸
「ブランケット・キャッツ」  重松清

2月
「西の魔女が死んだ」  梨木香歩
「のぼうの城」  和田竜
「ラットマン」  道尾秀介
「カソウスキの行方」  津村記久子
「村田エフェンディ滞土録」  梨木香歩
「おそろし」  宮部みゆき
「象と耳鳴り」  恩田陸

3月
「忍びの国」  和田竜
「恋空」  美嘉
「ホルモー六景」  万城目学
「平成大家族」  中島京子
「婚礼、葬礼、その他」  津村記久子
「夏のくじら」  大崎梢

4月
「蛇を踏む」  川上弘美
「夏の名残りのバラ」  恩田陸
「フィッシュストーリー」  伊坂幸太郎
「天地人」  火坂雅志
「ファミリーポートレイト」  桜庭一樹
「密謀」  藤沢周平

5月
「犬はどこだ」  米澤穂信
「臨場」  横山秀夫
「シートン(探偵)動物記」  柳広司
「利休にたずねよ」  山本兼一
「遠まわりする雛」  米澤穂信
「テンペスト」  池上永一

6月
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」  桜庭一樹
「タルト・タタンの夢」  近藤史恵
「沖で待つ」  絲山秋子
「新世界より」  貴志祐介
「ジーン・ワルツ」  海堂尊
「流星の絆」  東野圭吾
「星のしるし」  柴崎友香
「遊動亭円木」  辻原登

39冊。…そんなもんかしら?
宮部さんの「おそろし」よかったです~。
読んだ冊数から行くと…梨木香歩がマイブームだったかも。どれもいいので、ベスト決めにくいけど…
「村田エフェンディ滞土録」がベストかな…
次が桜庭一樹。
赤朽葉家以上に好みなのはなかなか出ないだろうと思っていたけど、これがどうして。「ファミリー・ポートレイト」よかったです。ベスト3には入ります。

「タルト・タタンの夢」がすっごく好みなので~2作目も出ているそうですが、ぜひもっと続けて!

新しく読んだ作家さんでは、働く大人の女性の何気ない生活感が出ている作品が目立つかな。
津村記久子、絲山秋子さんなど…

伊坂幸太郎、万城目学は相変わらず、いい!
米澤穂信も「遠まわりする雛」これまでのベストかな。
初めて読んだ柳広司さんもすごく読みやすくて~お気に入り作家の仲間入り。

恩田陸は前から読んでいる作家さんだけど、多作なので読み切れていなくて、今年は多めに読んでみてます。
ちょっと前の作品がそれぞれよくて、やったぁ!て気分。
本格短編集「象と耳鳴り」と子どもが主人公の冒険物「上と外」など、全然違うけど、どっちもよくて。

ベストセラー作家・東野圭吾さんも~「流星の絆」が私的にはこれまでで一番よかったです。

2009年前半に読んだ海外小説

1月
「わたしの美しい娘ーラプンツェル」 ドナ・ジョー・ナポリ
「女たちの真実」  ローラ・リップマン
「至福の味」  ミュリエル・バルベリ
「春を待つ谷間で」  S.J.ローザン
「またの名をグレイス」  マーガレット・アトウッド
「フロスト気質」  R.D.ウィングフィールド

2月
「永遠の三人」  ローラ・リップマン
「ウォリス家の殺人」  D.M.ディヴァイン
「少年のはるかな海」  ヘニング・マンケル
「クリストファーの魔法の旅」  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ハリーポッターと死の秘宝」  J.K.ローリング
「タンゴステップ」  ヘニング・マンケル
「ダレン・シャン1」  ダレン・シャン

3月
「運命の日」  デニス・ルヘイン
「マーブル・アーチの風」  コニー・ウィリス
「アンをめぐる人々」  ルーシー・モード・モンゴメリ
「魔女と暮らせば」  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ティファニーで朝食を」  トルーマン・カポーティ
「狂犬は眠らない」  ジェイムズ・グレイディ
「美しきカサンドラ」  ジェイン・オースティン
「朗読者」  ベルンハルト・シュリンク

4月
「最高の銀行強盗のための47ヶ条」  トロイ・クック
「マローン御難」  クレイグ・ライス
「茨文字の魔法」  パトリシア・A.マキリップ
「大聖堂」  レイモンド・カーヴァー
「故郷から10000光年」  ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

5月
「神秘な指圧師」  V.S.ナイポール
「月の骨」  ジョナサン・キャロル
「チャリング・クロス街84番地」  ヘレーン・ハンフ
「天を映す早瀬」  S.J.ローザン
「見知らぬ場所」  ジュンパ・ラヒリ
「メールオーダーはできません」  レスリー・メイヤー
「冬そして夜」  S.J.ローザン

6月
「記憶をなくして汽車の旅」  コニス・リトル
「さゆり」  アーサー・ゴールデン
「神の家の災い」  ポールド・ハティー
「ドッグタウン」  メルセデス・ランバート
「トウシューズはピンクだけ」  レスリー・メイヤー
「ミレニアム」  スティーグ・ラーソン
「女王の矢ーヴァルデマールの使者」  マーセデス・ラッキー

40冊…かな?
海外の物はおすすめを発見しにくくて、けっこうペース遅くなってます。
国内小説とほぼ交互にしようと思うと難しくなるぐらい。
国内のをあまり読んで来なかったから、去年は国内優先にしてたんですけど。
年の初めはミステリのベストテンから探すので、ミステリが多いですね。

ヘニング・マンケルなど、読み始めた新しい作家さん。
久しぶりのカーヴァーやジョナサン・キャロルもよかったです。
ベスト本は・・難しい~。コニー・ウィリスもよかったけど、前の短編集ほど一押しで決まりって感じがしないの。
ミステリ系では「ミレニアム」の年って感じもありますよね。
「朗読者」「見知らぬ場所」「またの名はグレイス」などが重量級ですね!
一押しは「見知らぬ場所」でもいいけれど‥
あ、「わたしの美しい娘」もいいけれど‥
個人的には~「茨文字の魔法」この中でもう再読したのはこれだけだから、お気に入りっていうと、これかなhappy01

アマゾンで書影を出すと、「月の骨」は作者が浅羽莢子さんしか出ないのはいかがなもんでしょうか…?
浅羽さんは本当に素晴らしい翻訳者で、尊敬してますが。それとこれとはcoldsweats01

「いっちばん」

畠中恵「いっちばん」新潮社

2008年7月発行。しゃばけシリーズ第7弾。
いつものメンバーの~かわいくて楽しいお話でした。

表題作になっているのが「いっちばん」
長崎屋の若だんなの元気がない!
もともと病弱なのですが~幼なじみの栄吉が、和菓子作りの修行のために家を離れているので寂しいんですね。
前の通町界隈に掏摸が出て、しかも金持ち狙いなので問題に。
日限の親分が若だんなに相談に来ましたが、肝心の若だんなは…
元気を出して貰うにはどうしたら一番良いか?と頭をひねる妖たちです。
金平糖をかじる鳴家がかわいい。

「いっぷく」は、新しく店を出した唐物屋が、廻船問屋長崎屋に勝負をしかけてくる顛末。
江戸時代の商売のありさまが面白いです。

「天狗の使い魔」は、気がついたら天狗と空を飛んでいた若だんな。
さらった天狗の名は、信濃山六鬼坊。
話し相手だった山伏が亡くなったので、せめて山伏が飼っていた管狐を貰い受けようとしたがいれられず、人質として若だんなをさらったとわかります。
それは無理な要求なのですが…
なんとか納得させられないかと勝負しようと持ちかける若だんなが優しい。

「餡子はあまいか」は、安野屋で修行している栄吉が巻き込まれた事件。
器用な新入りは達成感がなかったらしく、栄吉は1つのことをやり続けることも才と言われるのでした。
「ひなのちよがみ」はお雛ちゃんのもめ事。
珍しく、若だんなの推理は必要なかったというのも…またよきかな?

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