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「遠まわりする雛」

米澤穂信「遠まわりする雛」角川書店

古典部シリーズの短編集。
古典部といっても古典がとくに問題になるわけではなくて、ひょんなことから部活で放課後を一緒に過ごすようになった高校生4人組が主人公のミステリ・シリーズです。
どちらかといえば軽めでユーモラス、日常の小さな謎を解く方が多いタイプ。

神山高校入学一ヶ月後、省エネ主義の折木奉太郎のぶつぶつ語る話「やるべきことなら手短に」から、長篇を補充するような形で少しずつ時がたっていくようになっています。
2007年雑誌掲載~10月には単行本発行。

表題作は書き下ろし。
古典部メンバーの一人・千反田えるは、豪農のお嬢様で跡継ぎ。
桃の節句に、千反田えるの地元では、生き雛に扮して行列をする習慣があるのです。
参加者に欠員が出来てホータローが急な代役を頼まれ、神社へ出向きます。
桜の舞い散る下を十二単を着て通るとは、なんとも美しげ。
なんだかんだで、えるには弱いホータローも、ついに省エネ主義を脱却せざるを得なくなりそうかも…?

そして、微妙な関係の福部里志と伊原摩耶花のバレンタインデー、友情と恋愛の行方は?
高校生らしく露骨な進展はないのですが、さわやかにというかちょっと照れる~感じで、心がほのかに通い始めるんですね。
なかなかハッピーで、楽しかったです。

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