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「夏の名残りの薔薇」

恩田陸「夏の名残りの薔薇」文春文庫

山の斜面に孤立した豪華なクラシック・ホテル。
嵐の山荘を思わせる館に、毎年秋になると、招かれた客達が滞在するのです。
沢渡財閥の三姉妹は、招待客を前に意味ありげなお喋りを続けます。毒気のある内容なのに、なぜか聴かずにはいられないような…

三姉妹の甥・隆介の妻で妖艶な桜子は、秘密の関係を伯母に気づかれます。
今まで来たことがなかった育ちの良い夫・隆介がいつになく駆けつけ、周りは緊張するのでした。
次女の娘で女優の瑞穂も、様子がおかしい…

秘密を抱えている人、一部を知っている人、ほのめかす人、疑う人…
それ以上の悪意と恐怖が館を覆っているような…
かって三姉妹に何があったのか?
映画「去年マリエンバートで」をモチーフに挿入しつつ、記憶の変容をテーマに描く、意欲的な作品。
語り手によって次々に説明が変わっていくのです。そこまでしか知らないのか、嘘なのか、記憶違いか…?
本格推理のバリエーションとして書かれた物のようですが~理屈で割り切れない耽美ホラー系の酩酊感があります。

2月前半に読んだのですが、あまりに季節はずれなので、アップは少しずらしました。内容的には何年にもわたる話なので、読むのには差し支えありませんでしたけどね。
単行本は2004年9月発行。

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コメント

また図書館がよいを復活させました。
今、はまっているのが恩田陸さんですが、なぜか1作ごとに違う人に見える…

タイトルがステキなので手に取りましたが、内容はなんだか少女趣味満載?で、ぜひ萩尾望都さんに漫画家していただきたい~
ミステリだと思って読むと割り切れませんね。閉じていない収束しないミステリとのことでしたが…
ラスト、納得できました?
なんだか、相手があの男では、ちょっと…

marieさん、
恩田陸さん、癖になる作家さんかも~?
今度はどの手で来るか?!ってぐらい、毎回違いますよね。
この作品は綺麗な雰囲気があって、描写は女性作家らしい感じで~
なるほど、萩尾さんですか!
ラストはそうですねえ…
…恩田さん、実はラストに疑問有り、多いんですよね

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