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「オネーギンの恋文」

映画DVD「オネーギンの恋文」

以前に貰ったDVDをやっと見ました。
舞台は、19世紀前半のロシア。
この話は、バレエにもなっていますね。

主人公エフゲニー・オネーギンは貴族の青年で恵まれた立場でしたが、ペテルスブルグの社交界に退屈し、むなしい日々を送っていました。
伯父の遺産を継いで所領へ行き、田園に新鮮さも覚えるのですが、面白半分に距離を置いています。
ラーレイ家の娘タチヤーナに興味を持ちつつも真剣にはなれず、恋文を貰ったときには、結婚には向かない男だとすげなく断ってしまうのでした。
タチヤーナの妹と婚約中の隣人ウラジーミルに、深い考えなく辛辣な発言をして決闘となり、心ならずも相手を殺してしまう。

6年後、放浪の旅から帰国したオネーギンは、精神的に成長していました。見違えるようになったタチヤーナに、本気で恋してしまうのです。
けれども、3年前に結婚していた彼女は、激しく動揺しながらも、遅すぎたと…

独特なラインの衣裳が優雅。
ロシアの文豪・プーシキン原作の文芸作品です。
地味な小品かと思ったら、そうでもなかったですよ。
本好きな村娘と虚無的な貴族の青年として出会ったのが、華やかな貴族の若妻と経験によって真摯な目になった壮年の男性になっている~二人の変化と微妙な表情がみもの。

プーシキン自身が後に、小説のシーンを地でいったかのような決闘で命を落としていることを考えると、不思議な気持ちになります。
社交界の花形だった妻を追い回した男性のことが、成功したプーシキンへの反感から大変なスキャンダルとして騒がれ、決闘に追い込まれたという事情だったようです。

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