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「蛇を踏む」

川上弘美「蛇を踏む」文春文庫

1999年発行。第115回芥川賞受賞作。
「センセイの鞄」が受賞作かと勘違いしていて、しかも、この作品も読んだ気になっていたのが読んでなかったことに気づいたので、読みました!

表題作は、数珠を作って売る店に勤めるサナダという女性が主人公。
サナダって。
ある時、道で蛇を踏んづけたところ、踏まれたからしょうがないと蛇が立ち上がって人間の女性の姿になり、部屋に居着いてしまう。
母と名乗って料理を作り、いらだちつつも断り切れずにいると、なぜか体を巻き付けてきたりして。
夜はするすると天井に登り、寝ているのでした。
同じような現象が、実は勤め先でも起きていて…
お寺の住職の大黒さんが、実は蛇だという?
不条理でどこかとぼけた、少し色っぽい妙な小説。

「消える」は、家族が5人と決められた社会で起きる出来事。
ゴシキという先祖の霊が入っているとされた壺がある日消え、兄の姿が消え…
展開によってはSFの短編にもなりそうだけど。
管狐(くだぎつね)を飼うと良いことが起きるいう話があり、基本は妖怪好きなのかしら~というより作者自ら後書きで言う「うそばなし」!ですね、まさしく…

「惜夜記」は短編連作のような、悪夢のような、綺麗に磨き上げられた、つくりばなし。
「センセイの鞄」しか読んだことがなかったので、ややびっくりしました。
なるほどねえ…これが芥川賞かぁ。
「文学にはオチがないんだ」と友人のダンナが言ってたことを思い出しちゃいました。

著者近影が隅っこのカットでなく1枚入っているのは、ヒロインのイメージだから?やはり美人だからなんでしょうね~bleah

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