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おすすめ本

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2009年4月

「密謀」

藤沢周平「密謀」新潮社

直江兼続のことを他の作家がどんな風に書いてきたのかな?と。
藤沢周平なら、かたいでしょう!
たしかに手慣れた描写で、安心して読めます。

人物像はそんなに変わりないですね…
兼続はもう大人になっているところから始まるので、立場はしっかりしてます。
妻のお船はちょっとしか出てきません。家付き娘で権高いところもちょっとあるが、まあ上手くいっている夫婦という。
後年になってから会った石田三成とは意気投合するんですね。
渋めですが、満足のいく読後感。
戦国武将の力関係の大きな動きが見えてくる感じがあって、迫力があります。
え~と、やはり時代物は、歴史の流れをこれぐらいは説明してくれないと…

密謀とは地味な題?と思ったけど、三成と挙兵のタイミングを合わせたあたりを指すんでしょうね。
天下に一番直接関わり合った時点ということでしょうか。
他の点でも虚々実々のせめぎ合いが続く~戦国時代ですが。
信長秀吉よりも家康との戦いがクライマックス。
チャンスを待っていた家康の自信満々な感じ、でもそれをそのままにはさせないと思う勢力も意外にあって…激しくせめぎ合うのですが。
関ヶ原の決着で、ずばっと終わります。

脇筋で、越後の隠れ里の草(忍び)達と、流れてきた孤児の兄妹の話が。
妹娘はお船が手元で育て、兄・静四郎を兼続が兵法者に預け、彼らが暗躍するという話になっています。
彼らの恋愛があるけど、兼続本人は落ち着いたもの。
とはいえ頭が切れるだけに野心もないではなかったのに、景勝が望まなかったため、ここまでとなるんですね。
ものすごく口数の少ない景勝がふっと語る一言に趣があって、なかなかいいのです。
この作者の、原作ドラマや映画は何度も見ているけど、考えてみたら本読んでなかったかも…
納得がいく…切ない終わりでした。

「故郷から10000光年」

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」ハヤカワ文庫SF

「たったひとつの冴えたやりかた」などが有名なティプトリー・ジュニア。
じつは女性のSF作家です。
91年発行の初期作品集。もとは73年発行の本。
図書館で見つけて、あれっ、これ読んでなかったんじゃないかなあと思いまして。
一部読んだような記憶があるのは…ほかのアンソロジーなのか??さだかではありません~coldsweats01

SF好きなら読むべき?
スタートレックのファンだった!とかで、宇宙人ネタが多いですね。
想像を大きく羽ばたかせる壮大な面白さ。描写はにぎやかで、けっこう、てんやわんや。
忙しく仕事をしていた経歴の反映か、困った客とかあちこちから襲いかかる問題に主人公が立ち向かうといった内容が多いようです。
SF好きでなかったら、ちょっと、わかりにくいかなあ…

著者は1915年生まれ、10歳頃から絵を描く仕事を始めたそうです。
42年入隊、情報士官となり、後にCIAに在籍。実験心理学の博士号をとったという優秀さ。
身体をこわした68年に男性名で投稿を始めてデビュー、たちまち非常に高い評価を受けています。
SFだと、男性名の方が通りが良かった時代なんでしょうかね。
(とはいえ、アン・マキャフリイなんかもデビューする頃かな…しばらくはファンタジー汚染とか言われたらしいけど)
よく読むと、フェミニズムも感じられないことはないのですが、表面には出ていません。

夫婦とも病気の年月を過ごした後に、最後は87年に銃で夫を殺して自殺という…
波乱の経歴にも驚嘆。
何人分もあるような、濃い人生だったんですね。

「ファミリーポートレイト」

桜庭一樹「ファミリーポートレイト」講談社

とっぷり桜庭一樹カラー全開。
けっこう濃厚で強烈なので、これを最初にとは勧めないけど…
どの作品の次でもいい感じ。
主人公が大人になるまで、しっかり描ききってあるので。

若く美しい母親はマコ、その娘がコマコ。
コマコの視点から語られる、二人だけが密着した流浪生活。

赤い物が流れていた階段から母と二人で逃げる、原初の記憶。
子どもはいないことになっている部屋で育ち、学校へも行かないまま。
追っ手がかかっていると知ると、また別な土地へ。
どうなるのかと、はらはらさせられます。

悪夢のようでもありますが、ただ母だけを熱愛する幼女の感覚がいきいきと描かれていきます。
身元がわからなくとも生きていける場所は、どこかに少しはあるんだな…なんてね。
葬式婚礼、豚の世界の女王、などの章は、それだけでまとまった幻想譚のよう。

やがては遅ればせの学校生活…
食べることに興味がなく、痩せて背の高い娘になり、高校時代は妙に女の子にはもてたり。
文壇バーでのバイトでも、カウンターで寝泊まりする有様から、いつしか転身。
ストーリーを知らない方が面白いかなあ~?
でも細部も書き込んであるので読み応え有り、あらすじを知っていても予想通りという展開ではありません。
若い女流作家となってからも、まだまだ続く!?

救いのある結末。
切ないです。

金髪さんと赤毛さん

Vfsh0500バービーさん二人の振り袖姿です。
先日の黒い着物を着ているサンドラさんにも登場して貰いましょう。
金髪に青い目のジーナ。
赤毛で緑の目のサンドラ。全く系統の違う色ですね…

Vfsh0494_2右のジーナさんの帯締めを変わったのにしてみました。
ピンクと紺紫で太め~結びにくいけど、ちょっと面白い?
女らしい色合わせかな。
左のサンドラさんは、紺の帯にして。
薄群青の帯揚げ、黄緑の帯締めで、きりっと。

今度は、Vfsh0486ジーナさんを水色の帯にしてみました。
同じ時に入手した古布を使って作ったものです。
クリーム色の帯揚げに、ピンクの帯締めで、うんと明るく~
金髪は垂らしてみました。

サンドラさんに、藤色の帯を回してあげて。
藤色の帯は、何にでもなじみやすいですね~。
この帯揚げと帯締めも使いやすいです…こういうの、自分用にも行けそう?

Vfsh0492垂らしてみたジーナさんの金髪をまとめて。
帯揚げを紫に、帯締めを濃い色のグラデに替えると、少しきりっとなりますか。
黒い着物と並んだときの配色を考えると、こんな感じもいいかも。
サンドラさんの帯締めはシンプルな臙脂に。
ジーナさんの方が若い感じですかね~?

「オバマのアメリカ」

渡辺将人「オバマのアメリカ」幻冬舎新書

オバマが登場し、勝利した意味。
党大会ルポなど、アメリカ独特な選挙戦を内側から描いた、リアルなレポートです。
著者は、アメリカ在住で、ヒラリー・クリントンの上院選挙にスタッフとして協力した経験もある人。
1975年東京生まれ。シカゴ大学大学院修了。
テレビ東京の政治記者を経て、ジョージワシントン大学シグール研究センター勤務。

オバマ夫妻の住んでいたシカゴの情勢に詳しいので、臨場感あります。
シカゴは地域によってくっきり棲み分けがされているんだそうで。
オバマ夫人ミシェルは弁護士ですが~黒人ゲットーの貧しい一家から出たのですね。
彼女のずば抜けた優秀さや、シカゴ大学に勤めていた関わりなども。
純粋なアメリカ黒人で、かっては彼の上司だった彼女なしでは、今のオバマはなかったという。
大統領選を州ごとに決定していく意味も、アメリカの国民性を理解する一助になるかも知れません。
オバマが必ずしも黒人と見なされなかったのが不利だったことなど、いろいろな側面があるものです。

ブッシュの時代があんまりだったので~その反動がいつか起きるだろう、とは思っていました。
アメリカは大きく揺れ動く国ですからね。揺り戻しがあるので、その時々にへつらい過ぎない方がいいっていうかね。
それと~ドラマや映画で黒人大統領が何度か登場したのも貢献したんじゃないのかな~なんて私見ですが。特に「24」ね!
オバマがどこまでやれるか…注目しています。

日本との関わりがどうなるかも問題ですね。
考えてみると、日本の選挙戦のことだって、詳しくは知らないです…
この本は2008年11月末発行というのが、タイムリーでした。
現在は、たった今おこなわれている政策の行方が、気になるけれども…?

金髪さんのピンクの振り袖

Vfsh0505桜と花笠の柄の、ピンクの振り袖です。
同じバービーでも、金髪のジーナさんだと、どうでしょう?
明るいイメージになるかな~。

Vfsh0504優しい藤色の帯は、骨董市で買った古布で作った物です。
目の色に合わせた水色の帯締めで。
金髪さんならではの色合わせ?

Vfsh0522帯締めをえんじ色に変えてみました。
このほうが、引き締まるかな~?
髪留めは赤に。

なんか、顔にピントが合いにくい…
優しい顔立ちがお気に入りなんですが。
2000年~2003年頃、出回っていたタイプです。
腕も横に開かないし、靴は足に描いてあるし、可動性は一番ないんですけどね。
お値段の割には美人~happy01

ご近所の花たち

Vfsh7463先日、ご近所を歩いたとき~どこもかしこも可愛いお花が咲き競っていました。
ポリアンサというか西洋桜草?

Vfsh7625これは芝桜ですよね。
なんかアップで見ると違う花みたい…

Vfsh7461これも芝桜?
背が高いのはニホンサクラソウかな…?

Vfsh7462星形が素敵~これも最近よく見ますね。
名前は知りませんでしたけど~ちょっと検索したら、たぶん、ハナニラかな?
Vfsh7618オレンジ一色のパンジーも綺麗です。
小さいのはマーガレット?
…のような花…ちょっと背が低いかな。
調べたら、クリサンセマムというのみたい。
Vfsh7636
カラフルなパンジー!
きれいですね~confident

風邪ひいてます

昨日の明け方、けほけほ咳をして目を覚ましました。
あわててヨロヨロと起きて、うがい薬でうがいをし、生姜湯を飲み、ハイネックに着替えてホカロンを喉に貼って、また一眠り。
朝は梅干しとご飯を食べて、緑茶を飲み、出がらしでもうがいし、カイロをあちこちに貼って、布団かぶって寝てました。
ポカリスエットをベッド脇に置いて少しずつ飲み、ひたすら暖かくして。
動けないほどじゃなかったけど、なんかぼーっとして、起きても何したらいいかわからない感じ。
母がデイサービスに行く支度があったので、やや簡略化して、なんとかかんとかそれだけは。

今日はご飯は作ってますが、ほかはじっとしてます。長く起きてると咳が出るの。
それ以上には悪化はしてないので、軽く済みそうかなと期待してますが。
なんか余分に頑張りすぎたかな~どっかで寒かったかな~と反省することしきり。
前日の夕方、バスを待たずに歩いて帰ったのが良くなかったかなあ…
カロリー消費になると思って歩いたんだけど。
それがこれじゃあ、何度も生姜湯飲んで、のど飴舐めて、じいっと寝てるんじゃあ、ダイエット的にはサイアク!?
だいぶ暖かくなってきたけど、けっこう急に変わりますからね。
ちょっと油断しても「寒い!」っていう体感が冬みたいにはないから、危険なのよね。

もともとすっごく風邪ひきやすいんですよ!
20代は年に数回は風邪をひき、しかも一度ひくと2週間は寝込んでました。
さらに胃か腸か頭か手か腰かどっかが交代または2ヵ所ずつぐらい痛かった…
もともとスゴク頑丈だったことはないけれど、高校の時に急性腎炎を繰り返して運動が出来なくなり、抗生物質を何かと使うようになったため、抵抗力が弱ったみたいです。
それでけっこう健康法には詳しかったりするんで。
ヨガを始めてからずいぶん楽になったし。何年か、病院がよいから解き放たれて、自分の不調は自分で直せるようになってたんです。

この3年は介護が始まったのと、年齢的に変わり目?ってのが一緒に来てしまって。
親を支えるので肩を痛めて以来、全身強ばりやすくなってしまって。
倒れるわけにいかないので、すごく気をつけていたから~最近はあまり重い風邪はひかないんですけどね。

ちょっと近年の記録を遡ったら…
3月、4月と10月、11月が危ないみたいね~。
急に暖かくなってから寒くなる、このジェットコースター的な気温にやられるのかな。
冬にインフルエンザにはかからないで済んだし、最近あまり風邪ひいてないよな…って、ちょっと前にふっと思った記憶があったりして。
何かそういうことって思い浮かべない方が、呼ばなくていいのかしら…?

このところ、忙しかったのは確かなんで~
父の補聴器を買いに行ったとか、リビングのテレビを地デジにするとか、懸案事項だったから。
ここで、ひと休みして、リセットできれば、いいかな?coldsweats01

「大聖堂」

レイモンド・カーヴァー「大聖堂」中央公論社

2007年3月発行の本。
「ささやかだけれど役に立つこと」も含まれた第三短編集。
もとは1983年発行。
「ささやかだけれど役に立つこと」は、村上春樹の翻訳をたしか最初に読んで好感を覚えた好きな作品なのですが~記憶と違うので驚いてしまった…実際より甘く覚えていた…ありがち?
若い頃に読んだのとは、受け止め方が違うというのも~少しはあるかも。

「羽根」は、仕事仲間の自宅へ招かれて、しぶる妻と車で出かけ、2組の夫婦でぎこちない食事をする羽目に。
その家にはペットとして飼われている孔雀がいてうるさく泣き、自慢らしい幼い子はびっくりするほど醜かったりするのでした。
素朴な家庭に、ある感銘も受けて~刺激となる夫婦の様。

表題作「大聖堂」は、妻の古くからの友人である盲人の来訪に戸惑う夫が、たまたまテレビに出ていた大聖堂の話をするうちに…
高く評価されている名編。

研ぎ澄まされた文体で冷静に描かれる、ごく普通に生きている人の人生にのしかかってくる歪みや絶望や、奇妙な一こま。
強靱な精神を感じさせる品格と、慈悲にも似た味わい。
アメリカのチェーホフという名は、当たっているでしょう。

作者は1938年、オレゴン生まれ。
製材所勤務、病院の守衛、教科書編集などの仕事に携わりながら執筆。
88年、肺ガンで没。若かったんですねえ。
序文を寄せているテス・ギャラガーは、再婚した妻。

お昼寝のひととき

Vfsh7468うちのみゅんと一緒にいるのは、ぬいぐるみのるるちゃん。
小さい頃から、夜寝るときはずっと一緒です。

Vfsh7470昼間もゆっくりするときには一緒。
今日も、ソファで仲良くくつろいでいます。
…ホントはそこ、私の席なんだけど~?

Vfsh7472舐めてあげています。
毎日、いそいそと愛情こめて。
みゅんにとっては、当たり前のことなんでしょうね~。
Vfsh7469
それで、あちこち~はげちょろけになっちゃってるけどね…coldsweats01

4月のティータイム

Vfsh7605季節のショートケーキは、苺とルバーブでした。
ふわっとしたスポンジケーキのグリーンがさわやかです。
苺は生を薄く切って挟んでありました。
ルバーブはジャムなのかな…??

Vfsh7607じつは、これだけじゃなくて~ハーフサイズのケーキを3種類、選べるティータイム・セット。
左手前:ラズベリーソースのカテージチーズケーキは、カテージチーズだけあって、さっぱりした食感。
奥:苺ミルクのパウンドケーキは小さめ。懐かしいようなかわいらしさでした。
小さな器の生クリームは、甘くなくて、ふわふわ。

Vfsh7608紅茶はアッサムにしました。
きれいな赤い色の素直な味で、ケーキを引き立ててくれました。
アフタヌーン・ティールームにて。

国別対抗戦やってました

フィギュアスケートの国としての上位6ヵ国が団体で競うチーム戦。
今年から始まり、最初の開催国が日本。
さて、どうなるでしょうか…

世界選手権やグランプリファイナルはみんな個人戦。
オリンピックはある意味では国のチームですけど、勝敗は個人。
今回は、選手の順位点を合計して各国ごとの順位が決まるという~初の試み。
実際問題としては、キムヨナの国が出ていない…
アメリカやカナダは選手層が厚くて、有利かな。
日本は、ペアとアイスダンスの層が薄いのが弱点なんですよね。
これを機会に、アイスダンスの放映にも力を入れてくれたら嬉しいんだけど。

世界選手権から一ヶ月たたないという日程は選手にはきつくないのかな?
半分ぐらいずつしかまだ見ていないのですが、疲れが出てしまった選手と、いよいよ盛り上がっている選手とあるみたいですね、やはり。
機会が多い方が選手としては嬉しいのかな…?

今シーズン苦しんでいた真央ちゃんのSP、この出来が良かったのが嬉しいですね!
正直、この試合は一通り見たら消そうかなと思ってたんですけどぉ…
永久保存版になるかも!?

この記事をアップしないうちにフリーも始まり…
終わりました!
真央ちゃん、シーズン最後に良い演技を見せてくれて、ありがとう!
チーム全体も仲よく頑張ってくれましたねhappy01

明日はエキシビションですよ。

近所の八重桜

Vfsh7639八重桜の綺麗な季節になりました。
Vfsh7642もう他の花もどんどん一斉に咲いてますけど~
八重桜は格別かな~
甘いピンクのひらひらが可愛いという点で!
Vfsh7643
アップで撮っても、かわいいですね~cherryblossom

「天地人」

火坂政志「天地人」日本放送出版協会

NHK2009年大河ドラマの原作を読んでみました。
直江兼続の生涯を描いた作品です。

家老の息子で、頭脳明晰のうえ、眉目秀麗。
景勝の母である仙桃院に見いだされ、謙信にも気に入られて教育を受けたのは、史実どおりなんでしょう。
口の重い主君・景勝を補佐し、執政としてすべてを担ったという。
景勝の方はちょっと頭悪いんじゃ…ってぐらいの印象ですねcoldsweats01
人柄は落ち着いているので、兼続と名コンビになれたわけで。
兼続はやや出来すぎな感じで、感情移入はしにくいかも。欠点といえば才走る傾向だけ?
とはいえ、ストーリーはわかりやすく、さらっと描かれています。

ドラマの最初の方での印象的なエピソード(泣き虫・家に逃げ戻ったときに景勝が迎えに行った・初陣で殺せなかった、など)はほとんど脚本家の創作らしい。
あるいは他の資料による部分もありなのか?
あちこちに暗躍する忍びの娘・初音は、原作では、呪術師などが集まる村で育った歩き巫女。武田方に組みしていたが上杉に縁をつなごうとするという設定になっています。
真田家の生まれなのは同じですが…ドラマでは信長のそば近くにいるってのは危険すぎるような気が?!

大河ドラマの行く先を、ちょっと先取りで読み終えてしまいました。
上杉の見地から見ると、天下の趨勢はこう動いたのか… という興味で読めます。
意外な行く末をたどる人も…
動乱の時代に、上杉も波乱の運命をたどります。
兼続は、家臣としては異例な30万石を秀吉から賜ったこともあるという。
(これは返上して6万石だけ受け取ったそうですが)
兼続の書いた漢詩なんて、残ってるんですね~しかも恋歌?!
初音と、妻のお船と、さらに利休の娘と、3人の美女と絡むモテ男。まあハンサムで頭も良く、妻と離れている時期もあったとなれば、長い人生の中でこれぐらい可かなぁwink

天の時、地の利に叶い、人の和ともに整った武将はかってない、とは謙信の言葉。
それを理想の武将として目指したのでしょうが、それがすべて揃った時には自ずと争乱もなくなると。
私利私欲でなく義を貫くこと。
ただし、無用な血を流すことなく、生きるためには長い物に巻かれる?ことも… (こういう表現はありませんが)

最後は民のために徳川の軍門に下るのが、天地人の人の巻という終わり方ですね。
120万石から30万石に減らされても、リストラすることなく領地を経営したというのが一番えらい!印象が残ります。
経済的に混乱している今の時期に読むとね。

教養もあったという妻のお船は、秀吉の頃には景勝の正室に付き添って京へ滞在、後には女としては異例の三千石扶持だったという~活躍ぶりはなかなか頼もしい。

ピンクと黒で二人の振り袖

Vfsh0290花笠の着物のエリさんと、二人で記念撮影~。
ちょっと大人っぽい帯締めがリアル?
黒地に牡丹の着物のバービーさんは、古いタイプの普及品です。
赤毛に緑の目というのが気に入って、買いました。
うちでの名前はサンドラ。
Vfsh02972
エリさんが帯を替え、二人とも帯締めを替えたところ。
サンドラさんはピンクの帯揚げと帯締めで、エリさんと色が合うように。

Vfsh0316エリさんが渋すぎるかな?と帯締めをピンクに替えました。
サンドラさんは黄緑の帯締めに。
このほうが、バランスいいかな~。
エリさんはちょっと甘えて、はしゃいでいるみたい?
サンドラさんはかなり大人っぽい方で、おねえさんの暖かさみたいなムードがあります。
デフォはけっこう面白い服着てたんで…後でご紹介することもあるかと。

「茨文字の魔法」

パトリシア・A.マキリップ「茨文字の魔法」創元推理文庫

ファンタジーの名手・マキリップの作品です。
一時ほとんど翻訳されなくなっていたのが、最近になって「影のオンブリア」「オドの魔法学校」「ホアズブレスの龍追い人」「チェンジリング・シー」と続けて翻訳されているのは、嬉しい限り。

海辺の断崖に巨大な宮殿が築かれた王国・レイン。
崖っぷちで拾われた孤児のネペンテスは、地下の王立図書館の司書に育てられ、書記として翻訳に携わるようになります。
長身で、独特な目をした印象的な娘でした。
レインは十二邦を従える強国なのですが、王が急死したばかり。
跡継ぎの王女テッサラは、まだ少女で、ぼうっとしがち。反乱が芽吹き始めていました。
女魔法使いヴィヴェイは女王教育を任されて、苦労することになります。

第二邦の太守の甥・ボーンは、森に浮かぶ魔術師の学校で学ぶ学生。
ある書物を図書館へ納めるときに出会ったネペンテスに一目惚れ、密かに恋し合うようになります。
ネペンテスは書物の茨のような文字に魅入られ、解読に夢中になるのです。
三千年も前の大帝国エベンの伝説的な覇王アクシスと、共に行動した仮面の魔術師ケインの記録のようなのですが…
そこには秘密が?!

美しい言葉とイメージの奔流に、うっとりと巻き取られた心地。
重要人物が実は女性だったというパターンが再三出てくる、女性が活躍する物語です。
意外性もあり、ロマンチックでもあり、読み応えもイメージの美しさも程よくまとまっていて、おすすめできます。

じゃれる子猫

みゅんの来た頃・その2です。
021017213鉛筆にじゃれているところ~小さいですね!
まだ、うちに来たばかりだと思います。

02101813私のバッグに入り込もうとしているところ。
やんちゃな目つきになってます。

02101912オモチャで遊んでいるところ。
ソファの上に横になったままで、無邪気な横顔~
父がじゃらしているのを、私が上から撮影しています。

床の上で。
02101732この頃は、ものすごくよく遊びました。
夢中になってじゃれてたかと思うと、こてっと寝ちゃうんです。

_02大きなヌイグルミに飛びついているところ。
色柄や柔らかさに、何となく親しみを覚えているみたいなんですけど~
大きすぎて把握できないみたい?
目がガラス玉ではないので~猫という認識はなかったようですcat

黒地に牡丹柄の振り袖

Vfsh0244黒地に牡丹の柄の振り袖です。
前に作った物ですが、ご紹介はしてなかったので…
この無地の帯をしてるってことは、かなり初期なんですよ。

Vfsh0251牡丹は5月はじめ頃だし、
桜の柄も紋様化されていてブルー系なので、
これから~5月頃に着るのにちょうど良さそうな。

Vfsh0291帯を替えました。
帯揚げをする前も、案外すっきりしていいかも?

Vfsh0266赤毛の大人っぽいバービーさん。
こういう髪型がきれいに見えるような~発見でした!
帯は菊の柄ですが、花びらの多い洋風の菊なので、あまり季節は問わないかな?
帯も着物も細い金のラインが入ってます。

パンと饅頭の間?

Vfsh7602北海道物産展で買ったお菓子の写真です。
ぱんじゅうという名前だったような気がするんですが。
その場で、たこ焼きのような型に入れて、焼いていました。
Vfsh7603薄皮の今川焼きみたいな感じ。
素朴だけど、なんかつい買いたくなる感じ。
美味しかったですよ~delicious

「アンのゆりかご」

村岡恵理「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」マガジンハウス

「赤毛のアン」の翻訳で有名な村岡花子。
孫娘でライターの著者が書いた、その生涯です。

戦時中に翻訳を始めていたいきさつから、始まります。
そこから遡って、貧しい暮らしをしていた大勢の兄弟の中から、長女のはな(後の村岡花子)一人だけが東洋英和の給費生として学ぶようになったこと。
東洋英和が、カナダ人宣教師が開いた学校とは知りませんでした。
奇しくも、モンゴメリと同世代のカナダ女性に教育を受けたのですね。

柳原白蓮と友情があったという、意外なつながりも。
若くして離婚した後の白蓮が女学校に入り直していた時期で、年上の美しい親友が出来たわけだったのですね。
九州の炭坑王との急に決められた再婚に怒り、純情な花子は披露宴にも出席を断ったとか。もっともすぐに和解し、後の出奔と再婚にも理解を示したようです。

花子自身は出会った男性・村岡と愛し合って結婚し、出版社を営む婚家にも認められて幸福でしたが、震災で工場が倒壊してしまいます。
さらに長子を疫痢で失い、戦時中にも苦難があったそうです。
夫の村岡は最初の妻を病気を理由に離婚していたので、花子は不幸に見舞われた後になって、他の人のそんな苦しみをおもんぱかることもなかったのがよくなかったと胸を痛めたそうです。

ラジオの番組で有名だったことも、知りませんでした。
70過ぎてのアメリカ旅行で、着物姿で通し、きれいな英語を喋ると驚かれたり。微笑ましいエピソードも色々。
プリンス・エドワード島にはついに行かなかったのですね…
機会があったのに延ばしたという、気持ちはわかるような気もします。
しかし、「赤毛のアン」て、ものすごくたくさんの版で出ていたんですね~感嘆しました。
村岡花子は明治26年(1893年)生まれ。昭和43年、75歳で没。

著者は1967年生まれ。
1991年より姉の美枝とともに「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」として資料を保存。
この本は、2008年6月発行。
2008年は「赤毛のアン」誕生百周年だったのですね!

「オネーギンの恋文」

映画DVD「オネーギンの恋文」

以前に貰ったDVDをやっと見ました。
舞台は、19世紀前半のロシア。
この話は、バレエにもなっていますね。

主人公エフゲニー・オネーギンは貴族の青年で恵まれた立場でしたが、ペテルスブルグの社交界に退屈し、むなしい日々を送っていました。
伯父の遺産を継いで所領へ行き、田園に新鮮さも覚えるのですが、面白半分に距離を置いています。
ラーレイ家の娘タチヤーナに興味を持ちつつも真剣にはなれず、恋文を貰ったときには、結婚には向かない男だとすげなく断ってしまうのでした。
タチヤーナの妹と婚約中の隣人ウラジーミルに、深い考えなく辛辣な発言をして決闘となり、心ならずも相手を殺してしまう。

6年後、放浪の旅から帰国したオネーギンは、精神的に成長していました。見違えるようになったタチヤーナに、本気で恋してしまうのです。
けれども、3年前に結婚していた彼女は、激しく動揺しながらも、遅すぎたと…

独特なラインの衣裳が優雅。
ロシアの文豪・プーシキン原作の文芸作品です。
地味な小品かと思ったら、そうでもなかったですよ。
本好きな村娘と虚無的な貴族の青年として出会ったのが、華やかな貴族の若妻と経験によって真摯な目になった壮年の男性になっている~二人の変化と微妙な表情がみもの。

プーシキン自身が後に、小説のシーンを地でいったかのような決闘で命を落としていることを考えると、不思議な気持ちになります。
社交界の花形だった妻を追い回した男性のことが、成功したプーシキンへの反感から大変なスキャンダルとして騒がれ、決闘に追い込まれたという事情だったようです。

「フィッシュストーリー」

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」新潮社

2007年発行の短編集。
フィッシュストーリーとは、英語でほら話の意味もあるとか。
最近、映画化されましたね!
そのままではないらしいですけど…
「終末のフール」も少し加えられているのだろうか?

「フィッシュストーリー」は売れないバンドの最後の録音にまつわる話。
無音の部分がある不思議の理由、後々になって思いがけない影響が…
「サクリファイス」はへんぴな村でのおこもりの習慣に関わるミステリ。
因習のある村に、人を探して入り込んだ黒澤は…?
この本には、空き巣のプロの黒澤(ゴールデンスランバーなどに登場)が出てくる話が2本含まれます。

「動物園のエンジン」はシンリンオオカミが脱走した事件の後に退職した職員・永沢の謎。
ホームレスのようになりながら動物園に出入りしている彼は、動物に愛されているのか?彼がいるといないとでは動物園の空気が違うという。
動物園を訪ねた旧友が、何があったのかを推理していきます。

「ポテチ」は、新米の空き巣狙い・今村の恋人になった女性・大西の視点から、野球選手・尾崎や、それに絡む女性との奇妙な縁の話。
空き巣にも普通の生活があるのが、奇妙でほのぼの。結末は切ない。

変わった人が多いですが、ありえないほどでもないかもしれない?登場人物達、奇妙ないきさつがどう転ぶかわからない…
どこかユーモラスでもの悲しさもあり…とても面白かったです。

「マローン御難」

クレイグ・ライス「マローン御難」ハヤカワ・ミステリ文庫

2003年9月発行の新訳。
もとは、1957年発行の作品。
さすがに捜査がどこかのんびりしているんですが、それもレトロな魅力。
面白さは古さを感じさせません。

名家の幼い娘が誘拐され、身代金の仲介を酔いどれ弁護士マローンが依頼されるとなぜか街の噂になっていました。
マローンが事務所に帰ると、そこには名家の当主レナード・エスタプールの死体が…!
面倒は避けたいたちのマローンは、とりあえず、死体を移動しますが。
なぜか、死体は舞い戻ってきます!?

レナードの妻カルミーナは大変な美人でしたが、誘拐された連れ子のアルバータはいたいけな少女ではなかった!?
口の減らないおてんば娘を誘拐犯から?押しつけられたマローンは、アルバータの身柄を匿っておいて、謎を解こうとします。

誘拐事件は狂言の可能性もあり、どうやらヘレンが陰謀に巻き込まれたらしい…
そのまま帰らないヘレンを心配して、ジェークも登場。
フォン・フラナガン警部をごまかしながら、賭博場のボスであるマックス・フックとも持ちつ持たれつ、マローンは右往左往しつつも、事件解決にもっていくのであります。

クレイグ・ライスは1908~57年。
ユーモアたっぷりのミステリが多数有り。
「スイートホーム殺人事件」が一番のオススメ。
これはシリーズ物の「大はずれ殺人事件」「大あたり殺人事件」の次に読むといい作品かな。

お人形着物・帯あれこれ

前に作ったお人形の帯~後ろ姿です。
Vfsh03082金襴で作った~二枚羽文庫。
配置を決めるまで、ずいぶん考えたのを覚えています。
布地がかたくて、接着芯もかたくて、針を通すのが大変でした!
今ならもっと薄くて柔らかい接着芯を使うのですが、当時はそんなのがあると知らなかったしcoldsweats01

Vfsh5582こちらは初めて作った~ふくら雀。
上と同じ金襴の生地の、違う部分を使って作りました。
20センチぐらいの端布で、大きくグラデになっているものだったんです。
ちょっと四角っぽいというか、縦に長い?

Vfsh0509サーモンピンクのお気に入りの帯。
雛祭りの時にも、写真アップしましたね。
これも、ふくら雀です。
生地や作った時期にもよるんですが~なんかずいぶんシルエットが違います…
可愛くしたかったんでしょうけど、羽根がちょっと短かったな~。

Vfsh0498こちらは骨董市で買った古布を使っています。
見た目よりも柔らかくて腰がないので、あまりピンとなりませんでした。
こういう細かい紋様入りの布地って好きですね~happy01

前にアップしたかなと遡ってみたのですが、このブログでは全く同じのは紹介してないですね。
2005年の3月から5月にかけての写真です。お友達には見せたことがあったんですね。

グラタンと桜のアイス

Vfsh7423春メニューのグラタンです。
優しい味~ソースは少なめで、ヘルシー。
Vfsh7424
おまけのアイスクリームがちょっと嬉しい。
桜のほのかな香りがするような…wink

「夏の名残りの薔薇」

恩田陸「夏の名残りの薔薇」文春文庫

山の斜面に孤立した豪華なクラシック・ホテル。
嵐の山荘を思わせる館に、毎年秋になると、招かれた客達が滞在するのです。
沢渡財閥の三姉妹は、招待客を前に意味ありげなお喋りを続けます。毒気のある内容なのに、なぜか聴かずにはいられないような…

三姉妹の甥・隆介の妻で妖艶な桜子は、秘密の関係を伯母に気づかれます。
今まで来たことがなかった育ちの良い夫・隆介がいつになく駆けつけ、周りは緊張するのでした。
次女の娘で女優の瑞穂も、様子がおかしい…

秘密を抱えている人、一部を知っている人、ほのめかす人、疑う人…
それ以上の悪意と恐怖が館を覆っているような…
かって三姉妹に何があったのか?
映画「去年マリエンバートで」をモチーフに挿入しつつ、記憶の変容をテーマに描く、意欲的な作品。
語り手によって次々に説明が変わっていくのです。そこまでしか知らないのか、嘘なのか、記憶違いか…?
本格推理のバリエーションとして書かれた物のようですが~理屈で割り切れない耽美ホラー系の酩酊感があります。

2月前半に読んだのですが、あまりに季節はずれなので、アップは少しずらしました。内容的には何年にもわたる話なので、読むのには差し支えありませんでしたけどね。
単行本は2004年9月発行。

今年のさくら祭り

Vfsh7595例年、桜は散った頃になってしまうことが多いんですけど~
今年はちょうど開ききろうという美しい盛り。
Vfsh7597お天気も家を出る頃には曇っていて、少し寒いぐらいだったのが~しだいによく晴れるという、なかなかいい具合でした。
Vfsh7490通りではパレードが行われています。
Vfsh7491待っている人たちも…

Vfsh7553お待ちかねのフラメンコの舞台です。

Vfsh7494もっと鮮明に撮れたのもあるんですけど~一般の方の顔ができるだけわからないのにしました。
Vfsh7515先生ならいいでしょうか。
今年は朱赤のレースの衣装でした。

Vfsh7520迫力のある踊りはさすがです!

歌もギターも素敵でした~confident
Vfsh7567衣装も色とりどり。
子ども達も可愛かったです。
本当に華やかで、素敵な舞台でした。

バービーでピンクの振り袖姿

Vfsh7256同じ布から作ったピンクのぼかしの振り袖です。

左のバービーは、数年前に出始めたファッションフィーバーというタイプ。
わりと現代的な顔というか、当時の若いコの派手目なメーク。
うちでの名前は珠里さん。ハーフで日本育ち?みたいなイメージです。
珠里さんには、同じ布でも新しく作った方を着せました。
Vfsh7264お花の部分をたっぷり見せるように裁った着物なので、帯揚げは可愛く~リボンみたいな結び方にしています。
雛祭りにジェニーフレンドが着たときの愛らしさとは、ちょっと違いますけど~
娘盛りで大人かわいい?

右側、もう一人のバービーさんに、前に作った着物を着て貰いました。
目が濃いブルーなので、濃紺の帯に。
この二人の帯もじつは~着物同様、同じ布の違う部分を使ったものだったりします。
よく見ると、菱形が同じでしょ?

右の彼女は、ちょっと前、バービーが細身になってきた頃のもの。バービーにしてはすごく顔が地味…
うちでの名前はエリザベスさん。日本名:絵里って感じ。
この人もきっとハーフ?かクォーターかも…
ストレートなロングヘアがお着物に合うんですけど~
肌の色が妙に濃いのがちょっと合わせにくいところ。
あちらの人は真っ白な肌は意外と好まないらしいんですよね。

Vfsh7265帯締めと帯揚げを替えてみました。
珠里ちゃんはピンクでまとめて。
結び方はてきとーです。振り袖用の変わり結びにしたかったんですけど、よくわからなくて。
エリさんは、オレンジの帯揚げに赤とグリーンの帯締めで、クラシックに。
半襟は細めのを今回作ってみました。ちょっと頼りないけど、浮き上がらなくていいかも。
Vfsh7333
帯を替えました!
珠里さんは幅広の水色の帯。
暖かい日にはさわやかでいいかも~?
メークに合う紫の帯揚げと、グリーンの太い帯締めで。
Vfsh7337
エリさんは紫の帯に薄ピンクの帯揚げで。
細めの品でまとめて~女らしくconfident

「最高の銀行強盗のための47ヶ条」

トロイ・クック「最高の銀行強盗のための47ヶ条」東京創元社

2008年9月発行。
元気のいいデビュー作です。

銀行強盗の父親に、9歳から仕込まれたタラ。
父のワイアット・エバンズはとんでもない男だったが、犯罪者としてはそれなりに賢く、47ヶ条の規則を作り上げていました。
ずっと捕まらずにコンビで仕事をしつつ、タラは22歳になり、覆面の下は美しい娘に。
しかし、普通の恋愛などは望みようもなく…

一方、田舎町の元不良少年マックス・ウィリアムズは21歳。
母亡き後は保安官の父に育てられ、必要以上に厳しく当たられる毎日。
これがタラに一目惚れ!
車を盗んで追いかけ、彼女と一緒にいるためならとコンビニ強盗もやらかす。
犯罪者と警官なのに、強圧的な父親が妙に似ているのに驚く二人でありました。

ワイアット逮捕の誤報にいさんだ昔の仲間が隠し財産を持ち逃げし、怒り狂うワイアットは警官の手を振り切って、追いまくります。
かたやFBIの真面目なドーキンズ捜査官は、覆面強盗の真実にいち早く気づき、やっかいな上司ストラットンをいなしながら、捜査を続けていました。
このストラットンというのが、父親が上院議員なので昇進したというやつで、実は血を好む異常者…
という~とんでもない登場人物達。
さらに、もとベトナム従軍医のクリスピンは、獣医を表看板に違法な治療で儲けた金で、いざというときのため地下道を造り、ノアの箱船のように動物のつがいを飼っているという~すんごい変わり者。
クリスピンは幼い頃から知るタラに好意を持ち、タラとマックスを助けようとするのですが…?!

登場人物のいかれっぷりとスピード感は、カール・ハイアセンを思わせます。
フロリダの空気じゃないところが違うけど。
「驚異の新人が送るノンストップ青春+強盗小説」という紹介はぴったり。
若い人は、決して真似しちゃいけませんよ!?

「蛇を踏む」

川上弘美「蛇を踏む」文春文庫

1999年発行。第115回芥川賞受賞作。
「センセイの鞄」が受賞作かと勘違いしていて、しかも、この作品も読んだ気になっていたのが読んでなかったことに気づいたので、読みました!

表題作は、数珠を作って売る店に勤めるサナダという女性が主人公。
サナダって。
ある時、道で蛇を踏んづけたところ、踏まれたからしょうがないと蛇が立ち上がって人間の女性の姿になり、部屋に居着いてしまう。
母と名乗って料理を作り、いらだちつつも断り切れずにいると、なぜか体を巻き付けてきたりして。
夜はするすると天井に登り、寝ているのでした。
同じような現象が、実は勤め先でも起きていて…
お寺の住職の大黒さんが、実は蛇だという?
不条理でどこかとぼけた、少し色っぽい妙な小説。

「消える」は、家族が5人と決められた社会で起きる出来事。
ゴシキという先祖の霊が入っているとされた壺がある日消え、兄の姿が消え…
展開によってはSFの短編にもなりそうだけど。
管狐(くだぎつね)を飼うと良いことが起きるいう話があり、基本は妖怪好きなのかしら~というより作者自ら後書きで言う「うそばなし」!ですね、まさしく…

「惜夜記」は短編連作のような、悪夢のような、綺麗に磨き上げられた、つくりばなし。
「センセイの鞄」しか読んだことがなかったので、ややびっくりしました。
なるほどねえ…これが芥川賞かぁ。
「文学にはオチがないんだ」と友人のダンナが言ってたことを思い出しちゃいました。

著者近影が隅っこのカットでなく1枚入っているのは、ヒロインのイメージだから?やはり美人だからなんでしょうね~bleah

カルビのビビンバ

Vfsh7358普段食べないようなもので、がっつりと…
と探していて、これにしました。
伊勢丹の食堂で。
焼き肉屋さんとか、行かないからねえ~?
ビビンバを食べたのって何回かしら。
Vfsh7361なかなか美味しいとは思うんですけどね。
まぜまぜするのがけっこう楽しいの。
これもいけましたけど~
前によそで食べた石焼きビビンバで焦げ目のある方が美味しかったかなdelicious

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