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「狂犬は眠らない」

ジェイムズ・グレイディ「狂犬は眠らない」早川書房

2006年の作品、2007年12月翻訳発行。
1971年に発表した「コンドルの六日間」が映画化もされている作者です。

CIAが管理する人里離れた精神病院に収容されていた6人。
臨時の精神科医ドクター・フリードマンが殺され、疑いがかけられそうな5人は脱出を決意しますが、看護師にばけた実行犯を図らずも死なせてしまうことに。
追ってきたCIAの女性カリを人質に逃走しますが…
薬がきれてもたなくなるまでに、事件を解決できるのか?

ベトナムの交戦地区で落下傘で宙づりになり、白髪になったゼイン。
電気ショックの拷問を受け続けて、命令には一切逆らえなくなったエリック。
ヘロイン輸入の源を絶つために潜入したが元締めにレイプされたあげく、情勢が変わってすべて無駄になった美女ヘイリーなど…
リーダー的なヴィクは、アルカイダを捜査中に恋人デリヤを失った過去が。

正気を失うほどだったというそれぞれの過去はきついですが、暗いというよりも~派手で、刺激的。
そういう傾向の話はアクション映画にも多かったので、まとめてパロディみたいな趣もありますね。
絶望的な境遇だからこそ、培われた絆があるようです。
特殊任務の訓練を受けた元々は優秀だった彼らが、特技を生かし、協力し合って鮮烈な活躍。
敗者復活戦の面白さ!

翻訳者の後書きにも熱い思いが感じられるのですが、驚いたことに後書きを書いた後になくなったそうです。
遺作になったんですね…

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