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2009年3月

「朗読者」

ベルンハルト・シュリンク「朗読者」新潮社

1995年に発表され、世界的な大ベストセラーに。
ケイト・ウィンスレットで映画化され、アカデミー賞を受賞しました。
「愛を読むひと」というタイトルで日本公開。

15歳のミヒャエル・ベルクは通りで体調を崩したときにハンナに助けて貰い、21も年上だが官能的なハンナと、ひそかに愛人関係になります。
市電の車掌をしているハンナは、一人暮らし。
なぜかミヒャエルに本を読んでくれるように望み、会うたびに朗読することになるのでした。
理由のわからない緊張した様子を見せた数日後、一言も告げずに突然姿を消します。

大学生になったミヒャエルが、ゼミの授業で裁判の傍聴に行ったところ、被告席に彼女の姿がありました。
戦時中にナチスの親衛隊に入り、収容所の看守をしていたという…
ミヒャエルは悩みながらも、傍聴に通い続けます。
誰にも彼女との過去を話せないまま、不器用な彼女の証言ぶりに、実際よりも重い罪を負わせられたらしい有様を目撃するのでした。
数年後になって、刑務所にいるハンナに、朗読したテープを送ることにします。
会いには行かなかったのですが。やがて…

忘れられない女性への複雑な思い。
話し下手なハンナの孤独と苦闘。彼女が朗読にこだわった意味が切ない。 
重い内容ですが、実感をこめて描ききっていて、その書きっぷりに勇気を貰える気がします。
作者は1944年生まれ。

夢二の着物・黄色地に小鳥柄

Vfsh7338春海ちゃんは、細身の黄色い着物を着ています。
竹久夢二デザインの柄。

Vfsh7393いぜんに着た紺の単衣の色違いです~。
生地屋さんで買った端布の縁に、縞の部分が出ていたので、それも見え隠れするような配置にして、使っています。
小鳥の身体の色と、縦縞に浅葱というのか薄緑色が入っているので、じゅばんも同じ色に。
(じゅばんといっても、袂に四角い布をたたんで挟んであるだけですが)
帯揚げも明るめの同系色で、色数は少なめにまとめてみました。

Vfsh7340帯はちょっと大人っぽい、光沢のある更紗風の布です。
確か渋谷の生地屋さんで見つけた端布。
ちょうど使ってある色が同じようだったのでflair

帯締めは赤で。
小鳥さんの頭と同じ色で、ポイントにwink

女子、終わってみれば

キム・ヨナ、優勝でした。
バランスの良いプログラムで、余裕を持って滑りきっていました。
水際だった出来のSPほどではなかったけど、あの印象が観客にも審判にも残ってたみたいな。
一度ジャンプがすっぽ抜けたけど、他にはミス無し。
昨年と一昨年の世界選手権では調整に失敗したとのことで、2度の銅メダル。今回は体調管理に万全を期したのでしょう。
韓国の世界選手権優勝は初めて!ということなので~涙を流していましたね。
グランプリ・ファイナルは自国開催で期待されてたけど、あの時はそれが裏目に出たのか、冴えなかったしね…連覇って難しいんだなー…
今回はキム・ヨナの顔が可愛く見えました。調子が出ないときには、さえない顔色ですからね…

真央ちゃんは4位。
表彰台に届かないなんて、珍しい!
最初から緊張した顔つきだったのが~ちょっと気になっていました。
プレッシャーがあったのでしょうね。マスコミは騒ぎすぎないよーに!coldsweats01
「ミスをしないように」とインタビューでよく答えていたけど、繰り返して言うなら練習の成果で「ゼッタイ成功する」「プログラムの曲を演じきる」っていうようなイメージの方がポジティヴでよかったかも。

最初のトリプルアクセルは成功してコンビネーションにつなげたのは立派。
ところが2度目のトリプルアクセルで転倒、点数に響きました。
他はそんなに悪い出来というのではなかったんで、昨年は転倒があっても優勝したことを思えば、行けたと思ったんじゃないかな。
ほんの少しなんだけど、微妙に硬さがあったのが、演技力の評価で伸び悩んだのじゃないかしら…
次のシーズンは成長を見せつけるために、腕の動きやつなぎの振り付けに工夫するといいですね。深い感情を経験するのは成長の糧になると思いますよ。

カナダのジョアニー・ロシェット2位。
力強く、どんな細い筋肉のどんな小さな動きもわかっているような的確な動きで、腕を上げてきたなという勢いがありました。
選曲や振り付けも上手いし。
いぜんはどっかでミスをして、なかなか世界選手権では上位になれなかったんだけど。
23歳になって、演技の引き出しもぐっと増え、安定感も増したんですね。

美姫ちゃん、3位!
腕の表情が音楽になりきったかのようで、ノーミスのスケーティングはおみごと。
ジャンプも踊りの一部のような自然な跳び方で、着地も綺麗につながり、全体にとっても、よかった…
フリーだけなら2位の評価ですよ!
昨シーズンは後半に調子を崩しかけていて、世界選手権の朝の練習で怪我という突然の棄権でした。
今回は、気分も体調も落ち着いているようだったので、期待していました。21歳にふさわしい大人の演技でしたね。

5位にアメリカのレイチェル・フラット。
世界選手権は初出場の16歳、健闘しました。
ぽちゃっとした柔軟な身体を生かして、のびのび滑っていました。

6位に、フィンランドのロ-ラ・レピスト。20歳。
ヨーロッパ・チャンピオン。確かに、いいものを持ってる感じなんだけど…
前半ミスがありましたが、後半勢いを盛り返して、滑りきっていました。

7位に、ロシアの新星アレナ・レオノワ。
ついこの間の世界ジュニアのチャンピオンだそうです。18歳。
すこやかな笑顔で、ダイナミックな演技。SP11位からフリー6位で総合7位の躍進。
ロシアは女子の枠が1つで、最近ふるわなかったのですが~そろそろ、出てくる頃?

8位に村主さん。
丁寧で滑らかな演技ですね~。28歳。
ジャンプミスがあった割には、SP9位から総合で1つ上げる確実さは、さすが。
シンプルな美しさがありましたが、彼女ならもっと表情をつけることも出来そう。

9位に、サラ・マイヤー。23歳。
今シーズンはヘルニアに泣いて欠場が多く、ぶっつけ本番のような状態とか。
優雅な雰囲気を醸し出す選手なので、大技がなくとも見ているだけでうっとり。

10位に、エレーネ・ゲデバニシビリ。
ラテン・メドレーでテンポ良く。
スケート選手にしては丸っこいのが愛嬌あって、微笑ましく見てしまいます。国の情勢が厳しいだけに期待されてるんでしょう。
SP8位からはちょっと落ちたけど、実力からして良い結果かな。
今年はジュニアにも出たということは18歳?トリノオリンピックにも出ていたんだけど~出場規定ギリギリの16歳になる頃だったんでしょうね。

11位にアリッサ・シズニー。21歳。
全米チャンピオン。フリーは良い出来みたいだったのに、このへんか。厳しいですね。
12位に、カロリーナ・コストナー。22歳。
これはジャンプがシングルになったのが5回もあって、3回転では転倒とめためた…気の毒でした。
いぜんは崩れやすかったけど、この2年はかなり安定していたのにね。
衣装も綺麗だったのに…
13位はフィンランドのポイキオ。
14位は…読めないわ?(ISUのサイト見て書いてます)

女子はSP

キム・ヨナ、素晴らしい出来で1位、
カナダのロシェット、鍛え上げた身体で滑りきって2位、
真央ちゃん、演技は良かったんだけどジャンプでぐらつきがあり3位、
みきちゃん、すんなり優美にこなして4位、
イタリアのコストナー、いい振り付けだけどジャンプミスがあって5位、
フィンランドのレピスト(ヨーロッパ・チャンピオン)完璧とは行かず6位、
アメリカのフラット(16歳)のびのびと7位、
グルジアのゲデバニシビリ、ミスありつつも出場できない年もあった割にはなかなか良い出来で8位、
村主さん、なめらかな演技で9位、
スイスの美人サラ・マイヤー10位。

なるほど…世界の今はこんな風…?
明日はどう変動するでしょうか?!?

世界選手権、始まってます

昨日、男子フリーがありました。
最近、不調も目立っていたライサチェクが優勝!
完璧な出来(4回転はなかったけど)で、じつにスマートでした。

カナダのパトリック・チャンが2位、18歳。
端正な風貌で、ステップが上手く、バランスの良いプログラム。なんとなく韓流スタアみたいに見えるのは、中国系だから?
フランスのブライアン・ジュベールは本調子じゃないようで、困った顔でした。
4回転を連発していた頃はサイボーグめいていたけど、その後、原因不明の体調不良に悩んだんですよね。
チェコのトマシュ・ベルネルが4位。
彼もかっこよくて~ヨーロッパ的なお洒落な選手です。

日本勢は小塚くん6位、織田くん7位、無良くん15位。
小塚君は見て楽しめる綺麗な踊りになっているのがいいですね。
ジャンプはなかなか完全じゃないので、がんばってね。
織田くんは復活してきてはいますが…3回転の飛びすぎはちょっと恥ずかしいぞ?

さっき、アイスダンスのフリー放映が終わりました。
ロシアのドムニナ&シャバリン、初優勝。
昨年は怪我で欠場だったんですよね。彼の方が何度も手術しているとか。
大柄なカップルで、若いときはやや大味でしたが、かっこよくなったわ~!
すごい大技を繰り出していて、違反じゃないのかと心配になるほど。
ドラマチックで良かったです。

2位にアメリカのベルビン&アゴスト。
曲はトスカ。
カナダ生まれの彼女が華やかな美人なので、まず表情に惹きつけられますが、上手いのは彼の方で、そのうち脚の動きに見とれます。
この組も彼が手術したそうです。

3位は、カナダのバーチュー&モイヤー。
ピンクフロイドの曲で、黒づくめの衣装。
速い動きで若々しく決めていました。
テッサ・バーチューは今一番ごひいきかも。
彼女も膝を手術したそうです。
大変なんだなあ…

ばたばたしていて、一昨日昼間の番組は見逃しました。
他にも録画したけど、見ていない分もあるんです~。

「夏のくじら」

大崎梢「夏のくじら」文藝春秋

大学に入って、地元の祭りに参加することになった若者の夏。
丁寧にわかりやすいエピソードが重ねられ、今時珍しいさわやかさがあって、なかなかよかったですよ。

高知で大学に入って、祖父母の元から通うことにした篤史。
東京育ちなのにと驚かれますが…
中学3年の時に一度だけ参加したことがある、8月のよさこい祭りに、鯨井町のチームのスタッフとして参加することになります。
従兄弟の多郎に押し切られたような形でしたが、実は4年前に出会った年上の女性のことがずっと気にかかっていたのもあって。

チームのテーマは元気な~恋するくじら。
篤志は、サイトを作る係になり、プロのダンサー・カジから踊りの特訓も受けます。
協調性のない性格で、衝突もするのですが…
大がかりな行事は知らないことばかり。みんなで作り上げていく熱気が楽しい。
うちの近所のお祭りにも、よさこい踊りのチームが来ること、あるんですよ。こういうののセミプロの人だったのかなあ?

篤志が初恋の人を探しているという噂がだんだん広がり、皆が協力してくれます。
それぞれの人生が、ちょっとだけ動いていく時期でもありました。
春から夏にかけて読むのにピッタリですね。

2008年8月発行。
作者は2006年「配達あかずきん」でデビュー。

「美しきカサンドラ」

ジェイン・オースティン「美しきカサンドラ」鷹書房弓プレス

ジェイン・オースティンが12~18歳頃に書いた小品を集めた物。
ほとんどが家族を楽しませるために書かれ、ごく短いのですが、こういう積み重ねがあって、ああいう作品になったのかと思うと、興味深い。
献辞がついているのも伝記的面白さがありますね。

お話を聞かせて、まわりを驚かせたり、呆れさせたりするのが面白かったんでしょうね。
とうとつに人が死んだり、いきなり終わったりしてますが~若さ故に、後年のものより過激かも。
観察力がある、やや辛辣な個性はすでに表れています。

書簡体小説で、書き手がうぬぼれた発言をしているおかしさが良く出てきます。すでに得意技だったんですね!?
長々と婚約している話などは、皮肉~案外モデルがあるのかも?
「三姉妹」で長女の結婚を巡る騒動などは、後年の作品にも通じます。
スコットランドのメアリがごひいきだったらしく、歴史の解釈をまとめたものでは、エリザベスを批判しているのも面白かったです。

生まれが1775年なので、書かれたのはフランス革命が起きている激動期なのに、そういうことは一切出てこないんですね。
ナポレオンの妹たちがいたって穏やかに成長したというのを思い出しました。暴動が起きていない地域では、フランスでさえそうだったんですものね。
1996年翻訳発行。

開通しました!

無事、ADSLから、ひかりになりましたhappy01
工事に来る予定がだいぶ遅れて、5時過ぎるかもというのがさらに6時過ぎになったのですが。
どこをコードが通るのだろうと、考えながらあちこち片づけていたんですけど~苦労して移動した部分は関係なく、そう来るか!っていう、開かずの隙間みたいな手つかずの箇所を通ることに。
まったくぅtyphoon
でも、コードを引っかけにくい配置になったので、結果オーライ!bleah

お知らせ

26日の午後に、電話の工事が入る予定になっております。
ひょっとしたら、その影響で少しの間、私がこちらに入れなくなるかも知れません。
レスが遅いようでしたら、そういうことかと…
ごめんなさいね。

[追記]部屋の片づけに追われてましたが~
2時からの予定が5時頃になりそうと今、電話がありました。
猫トイレまで移しておいたのは、いったん戻しました。やれやれ‥
どこまで移動が必要かがはっきりしないのがねえ??
いくらでも片づけるところはあるんだけどcoldsweats01

シーズンなので袴姿

Vfsh7438_2卒業式シーズンなので~
おてんばさんの着ていた袴を、秋桜さんに着せてみました。
「どんなふうになるかしら?」
こちらもすでに袴の着せ方を忘れていて、四苦八苦…

Vfsh7440_2共布のバッグを持って
「春海ちゃんのポーズ、こんなだった?」

濃い色の着物に金髪だと、顔がぼやけがちになりますね~。
椅子に座ったところをただ撮ったら、袴が真っ黒な固まりになってしまったので、色の変化をつけるためにあれこれ置いてみましたよ。
袴と同じぐらい濃い色の物と、肌の色より薄い白い物を置くのが肝心~それでも、なかなか難しいです。
Vfsh7442
「袴って、どうなってるのかしら…」
やっぱり、気になることは同じ?

天丼セット

Vfsh7230天丼に小さなお蕎麦のついたセット。
ご飯はさすがに少なめですが~ボリュームのあるお食事です。
甘辛い濃いたれの味が美味しいの。
たま~に無性に食べたくなるんです…
確か、海外旅行から帰ったときにも、ここの天丼を食べましたdelicious

みゅんの来た頃

02101731うちの猫の小さい頃の写真です。
1枚目はもう、うちに来たばかりのもの。

02101712私のベッドの枕の横で、こんな風にして寝ていました。
右手前がヌイグルミのるるちゃん、まだ新品なので~模様の色が濃いです。
もう一つのグレーのヌイグルミは、私が動かして格闘相手にしてました。
目がガラス玉のだと、生きているみたいに思うようです。
一緒に寝かせてたんで、枕代わりにもしてたんですけど~
るるちゃんほど本物に似ていないせいか~愛情は感じてないみたい…?

02101811何かにびっくりして、テーブルの下に隠れたところ。
幼名みゅんみゅん。その後、愛称みゅんに。
親がくうちゃんとしか呼べないので、結局数ヶ月後から呼び名はくうちゃんになってるんですけどね。

02101733目がこぼれそうで、いたいけ~?
確かうちに来た次の週に、おなかをこわした後で、ちょっと痩せちゃってます。
780グラムでした。

0210194顔つきがどんどん、やんちゃになってきてますけど~
まだ、みゅんの方がヌイグルミより小さいです。
仔猫って、みょよ~んと耳ばっかりが育つ時期があるんですよね。

「婚礼、葬礼、その他」

津村記久子「婚礼、葬礼、その他」文藝春秋

今期、芥川賞を受賞した作家さん、昨年の作品です。
わかりやすく現実的なので~とっつきやすいと思いますよ。

OLのヨシノは、人を呼ぶ側に立った記憶があまりない。
母子家庭で母の勤務が長く、お誕生日会などもしなかったのですね。
最近は呼びつけられる事が増え、今年3度目の披露宴に出席することになったのでした。
それが、同じ日に旅行を予約した当日。 すぐキャンセルする羽目に…
親しい友美と内田君だから、スピーチと二次会の幹事まで引き受けることに。
当日、なんやかやで飲まず食わずで準備して会場入り。
ところが、スピーチ前に上司から連絡が入り、マジマ部長の父が亡くなったのでお通夜に駆けつけろと言われてしまう。
生と死と…ありそうなてんやわんやの中での思い。
泣きたくなっちゃう日、誰にでもありますよね~!

同時収録の「冷たい十字路」は、二つの高校の通学生が自転車をとばす危険な道で、衝突事故が。
目撃したOLのイマザト、注意事項を配布する仕事にかり出される高校生たち、怪我人と一時付き合っていたミドリバシ、その教え子で現場を通学する小学生のひかる、その母イタカノ…
さまざまな視点から語られます。
現実に危険な地点ってありますよね。
道路事情もあり、人間関係もそこに人知れぬファクターとなって加わる…
ちょっとぞくっとする、不可思議な味わい。

2008年7月発行。
作者は1978年生まれ。

うぐいす餅

Vfsh7232柔らかいのが嬉しいうぐいす餅。
意外とおいている店が少なくなりましたね。

庭の梅に今年もウグイスが来てくれたので、思い出して。
いぜんは早春から下手なホケ~キョを歌いつつ通ってくれたのですが…
最近はちょっとだけ、でも楽しそうにちょこまか動いて~花の蜜を吸っていましたっけconfident

「狂犬は眠らない」

ジェイムズ・グレイディ「狂犬は眠らない」早川書房

2006年の作品、2007年12月翻訳発行。
1971年に発表した「コンドルの六日間」が映画化もされている作者です。

CIAが管理する人里離れた精神病院に収容されていた6人。
臨時の精神科医ドクター・フリードマンが殺され、疑いがかけられそうな5人は脱出を決意しますが、看護師にばけた実行犯を図らずも死なせてしまうことに。
追ってきたCIAの女性カリを人質に逃走しますが…
薬がきれてもたなくなるまでに、事件を解決できるのか?

ベトナムの交戦地区で落下傘で宙づりになり、白髪になったゼイン。
電気ショックの拷問を受け続けて、命令には一切逆らえなくなったエリック。
ヘロイン輸入の源を絶つために潜入したが元締めにレイプされたあげく、情勢が変わってすべて無駄になった美女ヘイリーなど…
リーダー的なヴィクは、アルカイダを捜査中に恋人デリヤを失った過去が。

正気を失うほどだったというそれぞれの過去はきついですが、暗いというよりも~派手で、刺激的。
そういう傾向の話はアクション映画にも多かったので、まとめてパロディみたいな趣もありますね。
絶望的な境遇だからこそ、培われた絆があるようです。
特殊任務の訓練を受けた元々は優秀だった彼らが、特技を生かし、協力し合って鮮烈な活躍。
敗者復活戦の面白さ!

翻訳者の後書きにも熱い思いが感じられるのですが、驚いたことに後書きを書いた後になくなったそうです。
遺作になったんですね…

白い振り袖のお人形

Vfsh7271しらゆきという名前のついたmomokoさんです。
うちではmomoko3人目!
着物が面白いので、前から欲しかったんです。
Vfsh7273お値段が下がっていたのを見つけて、チャ~ンス!とばかり…
見て回ってる割には、これでけっこう我慢してるんですよ~ほほほ。

Vfsh7286裾裏はグリーン。
かなり薄い布地です。
内側にもこんな可愛い柄が!

Vfsh7282後ろ姿です~。
帯はベルベットみたいな布で、だらりと下がる形。

Vfsh7316デザイナーもので、
白雪姫にインスパイアされたもの…
なんでしょうね。
Vfsh7315雪のイメージなのか、白い頭巾も可愛い。
首からかける大ぶりなネックレスには、十字架。

Vfsh7322リンゴに鏡と、小物が凝っています。

リンゴはともかく、鏡って…
白雪姫じゃなくて王妃の方…?!

沈丁花と水仙

Vfsh7294黄色いラッパ水仙が咲きました!
この写真を撮ったときには4輪だったのですが~今朝は8輪にconfident
Vfsh7293しかし、家から見るとみんな向こう向き。
そっちが南だから、しょうがないけど。
しかも下向き加減が多いんですよね…

Vfsh7299沈丁花は花期が長いですね~。
梅の頃から少しずつ~蕾がふくらみ始めていました。
Vfsh7291花の少ない季節に、咲き始めから、香りで存在を伝えてくれる、貴重なお花です。
…あれ?
今年はあまり香りを感じてないような…
あ、いつもがっちりマスクをしているせいね…coldsweats01

「平成大家族」

中島京子「平成大家族」集英社

子ども達が巣立ったはずの家へ、いろいろな理由で再び家族が舞い戻ってくるという話。
夢に描いたようには、なかなかうまくいかないもの…
幸福な人生とは?
試行錯誤しつつ、にぎやかに展開する家族の行方。

一家の主・緋田龍太郎は、歯科の仕事をほぼ引退して、悠々自適のはずでしたが…
2006年、30歳になる長男・克郎は引きこもり~父親はふだん忘れようとしているその姿を見かけると、いらいらしてしまう毎日。

長女・逸子は期待をかけた愛娘でしたが、勝手に結婚して(父の観点からすれば)出て行ったのが、夫が破産して、親子三人で転がり込んで来ます。
孫息子・さとるは、有名私立中学から地元へ転校することになって、いじめに脅え、狭い部屋で親と同居する生活から切れて、物置に立てこもります。

次女の友恵は、さばさばしたキャリアウーマンと思われていましたが、じつは不妊治療に苦しみ、離婚してやはり引き上げてくるのでした。
若手の売れないお笑い芸人と関係があり…

龍太郎の妻・春子は、ぼけかかった実母のタケを介護する生活。
こんな大変な家族はいないように思うのですが、同窓生と会うと、そんなのは大したことないと次々にもっと苦労している例を聞かされ、ほとんど話を封じられてしまう。まあ、そんなもんですか? coldsweats01
タケの言動がおかしみを添え、平穏な状況なら一番心配なはずだけど、けっこうほっとさせる要素に。

一方、克郎とヘルパーのカヤノとの間に思いがけない愛が…
それぞれの視点から本音が語られ、かなりリアル。
一時は危機的ですが、ユーモラスな描写で笑える余裕はあり、徐々に道が開けていく~救いのある展開になっています。
ちょっと元気が出るかも?
作者は1964年生まれ。03年、「FUTON」でデビュー。

勝手にホワイトデー

Vfsh7307ホワイトデー前日に自分のために買ったチョコレートです。
ブリュイエールは日本に販売店がないので、明日までの限定だというので、つい。
バレンタインに買ったことのあるメーカーです。
一度に一個ずつ、Vfsh7310ちびちび食べてます。
大きめで、ホワイトチョコが多いせいか~かなり甘くて、とろりとした印象delicious
ベルギーだからか?ゴディバにかなり近いですね。
お値段は、ちょっとだけ、安めかな…coldsweats01
砂糖の粒なのか、ほんの少し舌にあたる食感が、なんなのかなあ…伝統的な製法ゆえかしら?

「ティファニーで朝食を」

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」新潮社

短編集です。
村上春樹の新訳がいいと聞いて、読んでみました。
以前に読んだのとどれぐらい違うか、はっきりしないのですが…
微妙になめらか?
なかなか楽しく読めました。
前のは今読むと、時代色があるのかも知れませんね…

表題作のヒロインの「ホリー・ゴライトリー 旅行中」という名刺がすてきです。
気ままで軽やかでオシャレで、イヤな物はイヤという意地のようなものもあり…
華やかな都会をうまいこと泳ぎわたる社交界の花の暮らしは、高級娼婦すれすれの危うさもあるんですけどね。
同じアパートに住むようになって知り合った青年の視点で描かれています。
カポーティが作家を目指しつつ、編集者の下働きをしていた頃の体験が反映しているようですね。
執筆していた頃には、彼自身が社交界の寵児だったわけです。

映画を最初に見たときに、イメージが違って、がっくりしたことを思い出しますが~
ヘプバーンは案外いい線だったんじゃないかと~今になると思います。
原作者のイメージはもっと官能的で奔放でしょうけど、それそのものじゃなく妖精的な面もあったと思うので。
青年も原作だと、彼女と心の通い合いは出来ても~恋愛は成就しないようなタイプだったと思うんだけど。まあ、それはそれ?

カポーティは作品によってかなり違う人なのですが、クリスマスの思い出を描いた作品は大好き!
子どもの頃に親戚に預けられていたときの経験が、そのままなのでしょう。
ずっと年上で働き者だった従姉と、台所で仲良く暮らした頃…
ユニークなこだわりや、手作りで工夫したプレゼント、クリスマスケーキを大量に作っていろいろな人にあげる習慣など、微笑ましくて。
いつ思い出しても、胸のあたたかくなる作品です。

「ホルモー六景」

万城目学「ホルモー六景」角川書店

鴨川ホルモーの続編?というのか、こちらは短編集。
京都の大学生たちが巻き込まれた謎の伝統行事・ホルモー。
普通の人には見えない小さな妖怪・オニを駆使して、大学対抗で戦うことになるのですが…
「鴨川ホルモー」を先に読んでないと、ちょっと無理がありますかね。
忘れないうちに読んだ方が良いかも?私も少し間を開けすぎました~。
関係なく読める話もありますが。

今回はもてない女子たちがメインという感じですが、それぞれの個性やこだわりがユーモラスに描かれ、テンポのいい文章で笑えます。
なかなか感じが良いのよね~。
女子学生が明治時代の京都で書かれた手紙を見つけたり、若き日にラブレターを書いて失敗したエピソードが「檸檬」につながる話とか。

時代を超えた手紙のやりとりをすることになる「長持ちの恋」は切ない…
手紙の相手が天正の京都にいる侍なんて…え、本能寺?わーっ大変ですがな…
京都の町のどこをどう歩くと、ここに描れた何かがあるのかな~京都ならではの歴史散策をしたくなりますね。
2007年11月発行。

「幸福大国ブータン」

ドルジェ・ワンモ・ワンチュック「幸福大国ブータン 王妃が語る桃源郷の素顔」日本放送出版協会

国民総所得ではなく国民総幸福GNHをめざしたブータン。
97%が幸福だと答えているとか。
テレビの特集を見た後で、図書館で借りました。
この本は、ブータン国王で特に英明だった第四代ジクメ・センゲの妃ドルジェ・ワンモ・ワンチュックの書いたもの。
海外へ向けたブータンの紹介と、のどかなノプガン村で過ごした娘時代の回想、ブータン仏教について日本でした講演で成り立っています。

二つの大国・インドと中国に挟まれた山がちの小さな国ブータン。
四国や、スイスと同じぐらいの大きさだそうです。
チベットに支配された時代もあるのですね。
王妃の子ども時代は、日本でいえば、明治の初め頃とでもいうか…
中世から近代へひとっ飛びという感じ。
農村で育ち、インドの寄宿学校で教育を受けたそうです。

王は教育を普及させ、環境破壊を食い止め、仏教の精神を基礎にした正しい生き方をめざしたという人。
公式の場では民族衣装を着ることと定めたことなどは知っていましたが。
観光客誘致は増えすぎないようにセーブしているなど、見識の高さがうかがえます。
国民の大半は農業に従事し、家族で働いて一緒に食事をして暮らし、生活は保障されているとか。
はっきりした理想の描き方と、それを実現する力はすごいです。

王妃の結婚は家同志の決めた事というか、王に望まれるままだったのでしょう。
ハンサムで人気のある若い王子ですから、否やはなかったのでしょうが。
かって暗殺された人の出た因縁のある名家から、王の妃にというのも、国を一つにしようという政策の一環でもあったらしい。
王家の結婚は私的なこととして普通は公開しない慣例だったとか。姉妹4人が同時に妃になったそうなので、それはちょっと驚きますが。
作者はその一番上。姉だから権威があるのか、積極的な性格なのか?あるいは他の妃も国では活躍しているのかも知れませんね。
病院などの慈善的な活動に力を入れているそうです。

国王は国民に絶大な人気があり、国民の熱望により王妃も式典で披露したそうです。
親政を願われながら自ら辞退して議会を開き、後に50代で息子に譲位。
確かに立派な人のようです。
うらやましくなりますねえ。
日本ですぐに真似できることといっても、国情が違いすぎて、なかなか思い浮かびませんが~国民を幸福にしようとする精神には学びたいところです。

「生きさせろ!難民化する若者たち」

雨宮処凛「生きさせろ!難民化する若者たち」太田出版

2007年3月発行。
若者がおかれた現状の悲惨さを、具体的なインタビューで構成。
不安定な層が4割というのは、個人の責任ではなく、社会問題というのは全くその通り!
法律を改正した時点で、格差をよしとする方向にしてしまったんですよね。
それだからこそ、また法律や制度を変えることで、方向転換は出来るはずなのです。

派遣といえども、明日から来なくていいとだけ言って首を切れるものではないこと。
労働法などを知らなすぎて不正をされる場合もあるので、そういう知識ももっと広めるべきですね。
一人では立ち向かえない場合、一人でも入れる労働組合や、相談に乗って貰える組織があることなど書かれています。不安定な状況の人は、そういうことも知って下さい。
最近またこの不況の程度がひどくなったので、相談の人手も足りないのではと心配ですが…

今の社会を作った責任のある人間も、ここまでひどいことになるとは思っていなかったんじゃないかと思いますが…
どうかな。
勝ち組だったら、うまくいかないのは努力が足りないとか、苦労しているのはごく一部だとか思ってしまって、鈍感なままかな?
世の中の空気が悪くなれば、犯罪も増えるし、いじめもなくならない。自分も嫌な思いをすることになるんだけど。

不満ならもっと声をあげたらどうなんだ、と思う中高年もいるのかな?
若い人も、仕事がうまくいかないと、自分の力が足りないと思って自分を責めてしまう傾向があるらしいです。
引きこもりも、社会に対する抗議行動かもしれない、と作者。
この社会に対する究極の拒否?
その上、いまだに多い振り込め詐欺は、就職の一種みたいになってきてるのかも知れませんね?!

まず、生きる権利を守る国であって欲しいと思います。
健康で文化的な、幸福な生き方があたりまえに出来るように。
セーフティネットは優先して、しっかり作るべきでしょう。

自分もうかうかしていられないという気分にはなるのですが。
若者ではないけど、不安定な大変さはよくわかる!というか、人のこと心配している場合じゃない!?っていう状況なんで…
つい目の前のことに振り回されてしまいます。
う~ん…

ピンクの着物で小物を替えて

Vfsh7237まだ、この間のピンクのぼかしの着物です。
同じ帯でも、帯あげや帯じめなどの小物で、けっこう雰囲気が変わります~。
というわけで…
Vfsh7240まきちゃんの帯揚げをピンクに、帯締めは水色とグリーン系のグラデに。
ちかちゃんの帯揚げを薄いオレンジに、帯締めは赤と藤色のグラデに。

オーソドックスな配色なので~
この間の雛祭りの時と、そんなに印象は変わらないと思います。
むしろ大人しくなったぐらいかな?
Vfsh7242も少し、変えてみましょう。

まきちゃんの帯揚げを赤に、帯締めはカラフルな遊び心のある物に。
Vfsh7246ちかちゃんの帯揚げは赤に黒の入った絞りに、帯締めはピンクのぐっと太い物に。
若々しく、ヴィヴィッドな感じというか~♪

Vfsh7250_2帯締めだけを更に替えると…

まきちゃんは濃い緑と黄色のグラデ。ちかちゃんは黒とシルバーのグラデ。
こちらはきりっと!ちょっとレトロ?な趣もありですねhappy01
お人形はどちらもジェニーフレンドで、「たまき」と「きものロベリア」というの。
着物と帯は自作です。
帯揚げはオーガンジーかジョーゼットなど薄い布、または本物の端布を利用してます。帯締めは組紐をカットしたもの。
写真はクリックしていただくと、大きくなります~。

ハーブティーとフルーツケーキ

Vfsh70643種類の体に良いハーブを使ったハーブティーだそうです。
レッドクローバーとインディアンセージとハーバリーンだったかな…
癖がなくて、まあまあの味わい。

Vfsh7062ケーキはこれ。
大きめのフルーツが彩りよくて、惹かれました。
美味しかったです。
甘さ控えめの健康的なティータイム?happy01

「魔女と暮らせば」

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔女と暮らせば 大魔法使いクレストマンシー」徳間書店

大魔法使いクレストマンシーのシリーズ。
エリック・チャントと姉のグウェンドリンは、両親が外輪船の事故でなくなり、孤児になります。
募金が集まったため暮らしてはいけるので、同じアパートのシャープさんに引きとられることに。
姉は魔術の勉強に通って才能を発揮、魔女や呪術師が多い町で人気を集めます。
からきし才能のないおとなしいエリック(通称キャット)もそれなりに暮らしていたのですが…

大魔法使いクレストマンシーがいぜん父に宛てた手紙が出てきたので問い合わせたところ、魔法の城に引き取られることに。
正体もよくわからないまま暮らし始めますが、子どもが魔法を使うことを禁じられた姉は怒り、嫌がらせに魔法を使いまくるのです。
この魔法がおかしいの。
あっさり無視されて、いよいよひどくなる一方…

グウェンドリンはかっての魔法の師と良からぬたくらみをしていたようで、急に他の世界へ行ってしまい、入れ違いにそっくりなジャネットが!
本当の姉にひどい目に遭わされた人々には白い目で見られ、しかもドラゴンの血を違法に買った借金が残されていて?!
姉の身代わりのジャネットをかばいながら、エリックは追いつめられますが…
面白おかしく書かれていて、わくわくドキドキ楽しく読めます。

「クリストファーの魔法の旅」のクリストファーが、25年後のこちらでは大魔法使いになっているので、どっちが先でも楽しめます。
1978年ガーディアン賞受賞作。
1984年「魔女集会通り26番地」の題名で邦訳され、日本に最初に紹介されたジョーンズ作品だそうです。

道明寺と桜餅

Vfsh7138道明寺は先週~追分け団子本舗のもの。
けっこう長い期間出ていますが~
やはり今頃が食べ時でしょ?happy01
Vfsh7210桜餅は今週~紀の国屋のもの。
ここのは、2年ぐらい前に初めて食べたら美味しかったんです。
前は四角っぽくくるんであったような気がします。
葉っぱを2枚使ってあるんですよ。
Vfsh7209ひっくり返すと、こう…

いぜんは道明寺の方が好きでしたが、パンケーキタイプの桜餅も店によって工夫があったりして…
どっちも美味しいですdelicious

「恋空」

美嘉「恋空」スターツ出版

噂の携帯小説。
若者のすなる携帯小説なるものを読んでみようと、図書館で借りてみました。
今は携帯サイトで何十万も小説が書かれているんだそうです。
その一番有名な作品でしょうか?

高校に入って出会った美嘉とヒロの急展開する恋愛物語。
ヒロは美形だが金髪で、見た目は不良っぽく、近寄りがたい雰囲気。
高校に入って髪を茶色に染めて「高校デビュー」した、ちょっとだけヤンキーの美嘉は、最初は携帯(当時はPHS)で連絡をし合うのです。
ドラマはずいぶん綺麗な子が演じていたような気がしますが、文章ではとくに取り柄のない小柄な子という設定。
自分の体験を書いているからでしょうか。

ストレートな恋心と、デートの進み具合、ふいに恋人を失う悲しさ。
クラスの友達とうまくいく時と行かない時と。
しだいに新しい仲間も出来て、励まし合いながら将来の進路を決めていくのです。
理解してくれるBFも出来て、幸福になりかけるのですが…
壊れかかった家族の再生という面も。
波瀾万丈のストーリーですが、描写はわかりやすく、若い人にはすっと入ってくる文章なんでしょう。
共感しやすい要素が盛り込まれているし、悲劇的な状況を乗り越えて、なかなか前向きなのがいいですね。

元カノの嫌がらせがかなりすごい。こんなの、黙ってちゃダメだよ~!
仲の良かった姉がいてさえ、家族にはなかなか相談しないものなんですね。
いやがらせしていた人間も後になると謝ってきたりする所に希望が持てる?
ちょっと前の話なんだけど~今の若い人はこうなのか…という視点で読んでしまう大人でした。

桃も満開

Vfsh72243月は桃の花~
といっても2日に生けたものなので、とっくに満開です。
ぼけぼけの写真ですいません…

Vfsh7227ストックは2月からのなので、これでちょうど良いぐらい?かと。

Vfsh7226桃って枝が真っ直ぐで、矯めても戻ってしまうんですよね。
自在には生けられないけど、そのまんまでいいんでしょう。
蕾は濃いピンクで愛らしいのですが~開ききるとまた別な風情が…coldsweats01

「アンをめぐる人々」

ルーシー・モード・モンゴメリ「アンをめぐる人々 赤毛のアン・シリーズ8」新潮文庫

新装版を読んでみました。
モンゴメリは大好きで、赤毛のアン・シリーズは子どもの頃からの愛読書。中学の頃には暗記するほど読みました。
中でもこれはお気に入りで、後々まで読み返した方です。
とはいえここ数年は読んでいなかったので、少し表記が変わってるようですが、どこなのか正確にはわかりませんでした。

やっぱり、面白いですねえ~!
アンの育ったアヴォンリーの村での出来事がほとんどで、時代色も感じますが、けっこう今にも通じるような。
いきいきとした描写で楽しめます。

「シンシア叔母さんのペルシャ猫」で世話のかかる猫をめぐる騒動に楽しく笑い、「偶然の一致」の遅咲きのロマンスににっこり、「父の娘」の意地っ張りな母娘にちょっとハラハラ。
「ジェーンの母性愛」でオールドミスの意地ににやにや、「夢の子ども」で子を亡くした夫婦の再生にしんみり、「失敗した男」にはやられてしまって、だばだば涙、「平原の美女タニス」の野性的な美女の情熱の行方にどきどき。
他にもあります…どれも面白いんですよねえ、これが。
すべて結末知っているのに、たっぷり乗せられました。
シリーズの他の本も、ぼちぼち読み直していこうと思っています。

「白洲次郎 占領を背負った男」

北康利「白洲次郎 占領を背負った男」講談社

NHKドラマ化に間に合って読めました。
白洲次郎は、明治35年の生まれ。
もと家老の家柄で、さらに父の文平が大もうけしたため、豪邸で育ったという~戦前の豪商の贅沢な生活にはびっくり(ドラマでも、映像だとまたインパクトがあってすごかったです~)
そういう中でも、19歳からイギリス留学8年という経歴は異色。やんちゃだったため?本人が「島流し」と語っていたとか。
1927年の恐慌で、家が破産して帰国。
ケンブリッジからのロビンとの長い友情など、情に厚い人柄が随所にあらわれて、熱っぽい物語になっています。

見た目も気の強さも外人に引けを取らない~ダンディな写真にもびっくり。
マッカーサーをしかりとばしたエピソードがありますが、もともと気が荒かったのね…豪腕の割に表舞台に出ない面があったのは、短気だったせいもあるような。日本語が英語ほどうまくなかったとか。
後に目利きとして知られる妻・白洲正子は、樺山伯爵と川村伯爵を祖父に持つといういう名家の出。
何ともお似合いで、気の強さに惚れ直したりしつつ、自由な雰囲気のある夫婦なのがいいです。

海外の事情に明るいだけに、敗戦を見越した反戦論者だったんですね。
昭和20年4月に一度は逮捕された吉田茂が戦後すぐ9月には外相、翌年は首相にという時代の大転換期。
白洲次郎は、吉田茂の側近として動き、終戦連絡事務局次長としてGHQと渡り合ったことで有名。
憲法制定の時期にも辛い交渉の役割を担ったという。この場合はどちらかというと、負けた側なのですが~憲法は結果的には内容が良かったと後で認めているそうです。

昭和27年の講和条約の際にも共に渡米して活躍したそうで、吉田茂の声明文が最初英語で用意されていたのを、とんでもないと自ら書き直したとか。それも巻紙に筆で、読むのに20分かかる長さのを…!
その時に、7年ぶりに日の丸が掲げられ、占領期が終わったんですね。そこまでの苦闘がありありと伝わってきました。

初代貿易庁長官として通産省の基礎を築き、やがて東北電力の会長に。
国のために難しい仕事をこなしたわけですが、個人的には野心というか執着がなく、道を開いた後は後進に譲ってしまう潔いところが珍しい。
昭和60年、83歳で没。正子は平成10年没。
2005年発行の本です。

「マーブル・アーチの風」

コニー・ウィリス「マーブル・アーチの風」早川書房

2008年9月発行。
日本オリジナル編集によるコニー・ウィリスの中短編集。
アメリカSFの女王ともいうべき存在なので、受賞歴のある作品が並びます。
SFならではの奇抜な着想や不思議な展開だけではなく、読者を楽しませようという精神に溢れていて、楽しめます。

「白亜紀後期にて」は、大学教育の現場が混乱する様を皮肉った、わりあい初期の短編。
「ニュースレター」は、クリスマスに出す習慣のあるニュースレターを題材に、性格が妙にいい方へ変わるのが宇宙人の侵略ではないかと疑う~ユーモラスなSF。
「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」は、クリスマスの飾り付けや催しをプロが請け負うのが普通になったという設定で、その仕事をする女性をヒロインに巻き起こる大混乱を描くロマンス系。

表題作は、毎年恒例の大会が今年はロンドンで行われるために、20年ぶりに訪れたキャスとトムの夫妻。
地下鉄好きなトムは、路線を調べつつ複雑なスケジュールを地下鉄で移動するが、ある時きなくさい異様な爆風にさらされます。
周りが気づいていない様子にも驚き、爆風の正体を突き止めようと何度も地下鉄に乗りますが…
マーブル・アーチというのは駅の名前ですが、それだけではない意味があるのです。

「インサイダー疑惑」は、インチキを暴く雑誌を発行しているロブが主人公。
元女優の美女キルディと共に、女霊媒師のアリオーラがチャネリングする現場に潜り込みます。
なぜか自らのインチキを罵倒するような内容を口走り始め、予定外の男性が憑依した様子。
その正体がなんとH.L.メンケンらしい…実在した人物なので、それが本物なら、霊媒は成り立つということにもなるわけです。ロブはそれも偽装と疑い、キルディとの信頼関係が揺らぎますが…?!
これも!ヒューゴー賞受賞作。

この前の短編集「最後のウィネベーゴ」は、読んだときに思わず2007年のベスト1と思ったほどでした。
そこまでのインパクトはありませんが、なるほどコニー・ウィリスだなという納得の味わい。

「忍びの国」

和田竜「忍びの国」新潮社

話題の「のぼうの城」に続く2作目。
信長の天下統一が成りかけている時代。
伊賀の地には二百数十年の間、守護もいないも同然で、城塞を築いた地侍が争いを繰り広げていたそうです。

信長の息子である信雄は、義父である北畠具教を、北畠に遺恨を抱く柘植三郎左右衛門らと共に暗殺、伊勢の地を手に入れます。
北畠の娘・凛は、政略結婚で信雄の妻だったわけですが~秘蔵の茶入れ・小茄子を隠し持って出奔。 当時は茶道関係の逸品には途方もない値打ちがあったんですね。
同行した日置大膳と長野左京亮は対照的な性格でした。
信雄は伊賀の挑発に乗り、信長の禁を破って、戦闘を開始しますが…

伊賀者は忍術をよくするが金次第で働くことから武士には見下され、伊賀は虎狼の族が棲むと貶められていました。
中でも無門とあだ名される男は凄腕でしたが、他郷の美しい姫・お国を妻にするためにさらってきたものの条件を出され、家を乗っ取られた状態で冷たくあしらわれている有様。
この妙なカップルが、なかなか泣かせる展開に持って行きます。

無門らの気の荒さやとんでもない技、独特な考え方などと、武士の側にもあるいろいろな立場や性格の違いが書き分けられていて、面白く読めました。
「のぼうの城」ほど一般性はないかも知れないけど、ある程度時代劇が好きならオススメ。
2008年5月発行。

ひな祭りのケーキ

Vfsh7208ちょうど3日に出かけたので~頼んだ物です。
三色で可愛いので~思わず。
お雛様はどうやって食べようか、ちょっと迷いましたけど~
コロンバンのケーキ。
ふわふわでしたdelicious

ピンクのぼかしの着物で雛祭り

Vfsh7196「やった~」
ピンクのぼかしの着物、完成しました。
まきちゃん、さっそく着ています~。
Vfsh7199帯はどれにしようかな?
さて、もう一枚は…

Vfsh7202「やったぁ!」
あれ、そういうキャラでしたっけ?
ちかちゃん、登場です。
古風な雰囲気に合わせて、帯は古布の藤色に白い文様が入った物。
白半襟と薄いピンクの帯揚げで正統的に。
赤と緑のはっきりした帯締めで。
Vfsh7216ジェニーフレンドで、もともと着物を着ていたタイプなんです。
Vfsh7214変わった素材のボディで動く範囲の広いタイプですが、芯が硬くて実はポーズつけにくい…
Vfsh7217お雛様と記念撮影~
お雛様は紙製、カードですが、お道具までついてます。
よくできているもんですねえ?

Vfsh7221まきちゃんは、小花模様の半襟でガーリッシュに。
帯揚げもリボン結び風に。
帯締めはピンクで、お花いっぱいの振り袖に合わせました。
昨日おそく、撮りました…ぎりぎりでcoldsweats01
[写真はクリックすると、大きくなります]

「運命の日」

デニス・ルヘイン「運命の日」

ルヘイン(またはレヘイン)の5年ぶりの長篇、力作です。
舞台は、第一次大戦末期のアメリカ。

ベーブ・ルースが若き日に遠征先で、黒人だけのチームのうまさに驚いて、無邪気に参加するシーンで始まります。
他の白人選手が加わってきて、最後は無理押しで勝つ後味の悪さ。想像を絶する差別がまかり通っていた時代なのでした。
ベーブ・ルースはこの後も折りに触れて登場し、印象的なシーンを作っています。

このときにいた黒人の一人ルーサー・ローレンスは、恋人と新興の街タルサに渡り、差別の少ない土地で成功しかけるのですが…
仲間のジェシーのごまかしがばれ、銃撃戦に巻き込まれてしまいます。

同じ頃、ボクシングの試合に出ていたのが、コグリン警部を父に持つ巡査ダニー。
こちらは白人、ハンサムで恵まれた育ちですが、うまくいかないことも抱えていました。
当時は巡査の待遇は悪く、物価急上昇にも対応しないままの安月給。
ダニーは、刑事昇進と引き替えに、潜入してボルシェビキやテロリストの活動を探るように命じられます。
ロシア革命の影響でそういった活動も活発になり、政府側が神経をとがらせている時代でもあったのですね。
同じアパートのイタリア人親子と付き合いが出来て、美しい娘のテッサと親密になりますが…

コグリン家は、たたき上げのしたたかな警部トマスが家長として君臨するアイルランド系の一家でした。
家政婦のノラは、道で凍えていたのを警部が拾って連れてきたアイルランド移民の女性。
長男ダニーと密かに愛し合うようになりましたが、故郷に夫があったと知って、ダニーは別れたのです。
父親よりも純粋なところのあるダニーの不器用な人柄がなかなか魅力的です。
次男コナーがその事実を知らないまま、ノラに惹かれていくのですが…

一方、黒人のルーサーはタルサからボストンに逃げ延びて、コグリン家に雇われ、ダニーともノラとも親しくなっていきますが、やはり過去に追いつかれることに。
人望あるダニーはあちこちで評価されるのですが、待遇改善を約束した意欲的な市警本部長が急死するという不運にあい、スト破りの部署にとばされて、板挟みに…
警官のストライキという前代未聞の状態で、ボストンの街は大荒れに荒れます。
大きな時代のうねりの中、必死にあがく人々の鮮烈な生き方と、熱い心の通い合いを描ききっています。 

1918~19年、インフルエンザが大流行して数多くの死者も出た激動の時期。
ボストンでこれほどの事件があったとは、知りませんでした。
2008年発行の重厚な意欲作。
すぐに映画化が決まったようです。
ちょっと日本の「警官の血」を思い起こさせるところもありますね。

今年のお雛様

Vfsh7190雛祭りですね。
うちのお雛様です~。
子どもの頃から持っているもので、古風なお顔が好きなんですよ。
段は引っ越しの時に処分してしまいました。
Vfsh7194ピアノの上に毛氈を敷いて…
ずらっと並べると、心なしか嬉しそう~?
今年は菱餅を省略して、かわりに桃のマシュマロにしてみました。
Vfsh7178雛人形、やっぱり、いいです☆
子どもの頃にままごとをしているうちに、小物はほとんど失せてしまったんですけど…
今年は、どこかが違う??
楽器のない五人囃子メンバーに、食玩の楽器シリーズの三味線とウクレレを持たせてあげました!
Vfsh7185ばちのない五人囃子の前にある太鼓は、小さすぎるけど~
食玩のテディベアとセットになっていた物。
去年は何となく大きさの合う指輪を前に置いたんですけどね。小さくても楽器の方が良いかな?と。
Vfsh7182お内裏様のひしゃくも画用紙で作ってあったはずなのに、見あたらないので、今年は…
わかりにくいけど~何と、草薙の剣?だったりします。
食玩のヤマトタケルに付属していた物だから、たぶん…
よいではないかと鷹揚にわらっておられるようなので。
素手でじかに持ってますが…ま、ミニチュアですから、あくまでcoldsweats01

春を待つ玄関

Vfsh7132ピンクの花は3月にとっておきたくて~
2月下旬に生けてあったお花です。
白いストックと小菊(マーガレットの種類?)と黄色で縁が赤いカーネーション。
ストックはほのかな香りがするので、玄関向きですよね。
Vfsh7133こちらは、兄夫婦が持ってきてくれたクリスマスローズとレースラベンダー。
庭に咲いてるんだそうで~寒い時期の花だから、リビングだとぐったりしてしまったので、これも玄関へ移動。
Vfsh7135下を向いてしまいがちなので、ラベンダーで支えるようにしてあります。
珍しくて、なんとなく可愛らしいお花で好きです。
花瓶はどちらも父が前に陶芸教室で作った物なんですよ。

2月は春待月ともいうとか。
2月中にアップし損なったので、2月の玄関とはしないで微妙な表現に。
1月は行く(往く?)、2月は逃げる、3月は去る~という言い方はぴったりですよねcoldsweats01

クロックムッシュ

Vfsh7008ちょっと久しぶりに食べたくなったので。
チーズとハムをのせたトースト、フランス風とでもいうのかな。
石井好子さんの本にも載っていました。
いぜんはボリュームありすぎの場合もあったけど~
最近はサイズが小さくしてあるので、心配無用でした。
こってりした味で美味しかったです。
サラダと小さなデザートもついていて、満足~
サラダは大根のピクルスみたいな。
フルーツの下はヨーグルトかと思ったら、ブランマンジェみたいでしたdelicious

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