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「巴里の空の下、オムレツのにおいは流れる」

石井好子「巴里の空の下、オムレツのにおいは流れる」暮らしの手帖社

パリに留学したときの思い出や、海外公演の際に食べたものを書いた楽しい本。
おしゃれな料理本の走りといった感じでしょうか。
共演した歌手への思いやおなじみの店の名物料理、窓から見える景色など、パリへの憧れもかき立てますね。
とにかく料理が美味しそう~最初の下宿で女主人が作ってくれたというのが、バタを卵一個ほどもたっぷり入れたオムレツ!
その量以外は、私が作るオムレツとやり方はほとんど同じ…何で覚えたのかもう忘れましたが、フランス式だったのか~ひょっとして、前に一部読んでたのかも?

フランスパンはオーブンで5分あたためるか、フォークにさしてガス台であぶると美味しいとか。
ちょっとした知識が楽しい。
作者はほんとに料理好きなんですね。
お酒を飲んで夜遅くなったときなども、夜食にちょっと簡単な物を出してあげたくなるので、料理上戸なんだとか。
要領の良い説明で、つい作りたくなるというか、作って欲しくなるというか。
美味しそうな話を読むのは楽しいけど、私はここまで料理好きじゃないな~とも思うのでした

「暮らしの手帖」に連載されたのはだいぶ前、留学していたのは更に前(昭和26年!)で、かなり話が古いので~それが歴史を感じさせます。
クレープは薄焼きのパンケーキのこと、などと一から説明してあるのです。
ブイヤベースをブィヤベーズと書いてあるのは、この方が本来の発音で、最初に紹介したに近いからでしょう。
日本に洋食が入ってきた過程がわかってくるような面白さ。

ギャレット・デ・ロワについても説明がありました。
1月6日に食べるんだそうで、中身のないシンプルなパイに、金紙の王冠がついて売られているそう。小さなフェーブが当たった人がその日の王様。
起源はキリスト生誕の祝いに3博士が配った物だとか。

日本人は生の魚を食べると聞いて、ウロコがついたままの魚をばりばり食べるみたいに誤解しているフランス人が多かったとは~驚きですね。
海外でどうしても食べられないのがお寿司で、パリにいる日本人は時々大決心をして共同でお寿司を作ったとか。
パリ中にお寿司屋さんがある昨今とは大違い。
昭和58年発行。

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コメント

暮らしの手帖は、実家でずっと講読していたので、この本が出たことは覚えています。昭和58年発行というと、私がもう実家にいない頃なのですが、夏休みに帰省した時にでも見たのかな?
パンは、フランスパンに限らず温めた方が美味しいので、私も家で食べる時はたいてい温めてから食べています。フランスパンは温めたほうが美味しいと言うより、温めないとクラスト(皮の部分)が噛みちぎれない(無理すると差し歯がもげそうです(笑))ので、必ず温めてます。
オーブンを使うのは予熱に時間がかかって面倒なので、電子レンジで10秒ほど温めてからアルミフォイルでふんわり包んで(水分の逃げ場を作るってことです)予熱したオーブントースターで2~3分温める、というやりかたです。トーストと違って熱々を食べるというものではないので、タイマーが切れたあとも蓋を開けずにそのままにしておいて卵料理など作っていると、ちょうど良くあら熱が取れて良い感じです。
卵というと表題のオムレツですけど、たしかにオムレツに限らず、卵料理をふわふわに作るには、ものすごい量の油分が必要なんですよねー。
美味しいと分かっていても、とても作る勇気は出ないよね、とSさんとも頷き合ったのでした。

初版を調べたら、昭和38年ですって!
そんな昔なら、書かれているお料理やお菓子は、説明されても想像の外の食べ物ばかりだったでしょうねぇ!
38年初版なら、私が実家にいた当時の「暮らしの手帖」にも広告は載っていたのでしょう。それを見て覚えていたんですね、わたし。
ガレット・デ・ロワの冠は、ホールで買えば、お店によっては付いてきますよ。今年買った16区のにもついていました。まー、パーティしないのでもらっても困るんですけど(^^;)

しあんさん、
初版~昭和38年!?
何もかも最初の紹介といった感じでしょうね!
家に母が買った古い暮らしの手帖は何冊かあったんですよ。私が買ったことはないので、時期は覚えてないんですけど、一部載っていたかもしれないのよね…

オムレツの作り方も、料理人がこれを読んで、さらに研究して広めた、といった経緯があったかも。
バタを入れると美味しいけど…たくさんはとても入れられませーん

フランスパン、噛み切れませんよね~
たまにしか食べないので、家ではオーブントースターで焼くだけですが、これもバリバリになるのでかなり熱々を食べてますよ。食べどきがけっこう難しい。
10秒あたためてからアルミフォイル?!
確かにそれだったら、焼きすぎにならなくて、よさそうですねー!

ガレット・デ・ロワ、1月末に行ったらもうやってなかったですけど、本来1月6日なら無理ないなと思いました。
フェーブが品切れになったからじゃないかと思うんだけど

そう、バタね。
グラムとかじゃなくて、卵1個分とか、卵半個分、とか書いてあるのがいいんですよ。
美味しそうなんですよねぇ。
それから「バタ」って書いてあると、「バター」よりおいしそうな気がするのはなぜかしら?マルセイバターサンドの包み紙にも「バタ」って書いてありますよね。

千石さん、
ブログで拝見して図書館から借りました!本です~
卵一個分のバタ、美味しそうですよねえぇ。
本来の発音に近いから?何だか巴里のお部屋のテーブルとお皿まで目に見えるようじゃありませんか。
マルセイバターサンド!
好きです~そういえば、たしかバタって書いてありますね?!

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