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2008年12月

よいお年を!

本年の記事はこれが最後になります。
今年も大変お世話になりました。
Vfsh6751(←お人形さんは、この二人が今年のニューカマーでした)

読みに来てくださった方々、ほんとうにありがとうございましたhappy01
おかげさまで~時々よれよれになりつつも、続けることが出来ました。

Vfsh6792皆さま、よいお年を!confident

全日本も終わりました

すでに先週ですが~フィギュアスケートの全日本選手権がありました。
若い選手達がなかなか新鮮~期待が持てますね。
女の子はキュートで可愛かったです。

ばたばたしていて、男子SPは途中から見たのですが、ベテランの中庭君、雰囲気があって良かったです。
けっこう良い選手がいるんですよね…
若い無良くんは胸がすくような跳びっぷり~先が楽しみですね。

女子は大波乱~SPは中野ちゃんがうっとりするような演技でトップ。
バレエを重点的に習っていたのが、ここへ来て、結実したんじゃないかしら?
こういうのが見たかったのよ!と思いました。
ところが、それでプレッシャーがかかったか?フリーはジャンプが崩れて5位に転落。

SP6位の鈴木明子さんが入魂のプログラムを見せて、フリー最終組スタート。
摂食障害を乗り越えての復活だけに、輝きを帯びた演技に万雷の拍手でした。
5位につけていた村主さん、すっきりした衣装で今までで一番綺麗に見えました。さすが、ジャンプの精度を上げてきて、何とフリー1位の出来、総合2位に浮上。
彼女は全日本に焦点を当てていたのではと思いますが。強えぇ…意志が強いよね…

真央ちゃんは、SPで連続ジャンプがれろれろっとなり、2位発進。
グランプリ・ファイナルに照準を合わせていたので、同じかそれ以上のテンションにあげるには難しかったのかも。人間ですからねえ。
でも少し振り付けが変わっていて、演技的には進化したところも見られました。タラソワのドラマチックで難しい振り付けが合っている印象なので、頼もしい。
結果的には順当に優勝しましたが、トリプルアクセルが回転不足にとられるなど、採点は厳しかったですね。

直前の練習で衝突というアクシデントのあった美姫ちゃん、なんかアクシデント体質?
新しいプログラム、GPFよりは滑り込んできていたようでした。
衣装は形は素敵なんだけど、もっと前に出る色を使った方が良いと思います。暗い衣装だと沈んで見えるから。
世界選手権は5回連続出場だそうで、何だかんだ言っても実力者だよね。

男子は1年ブランクのあった織田君が大きくなった演技で優勝。あぶなげないですね~。でも4回転は課題なのね。
小塚君もあか抜けてきたみたい?踊りを見ているのが楽しい演技です。GPシリーズの好成績は伊達じゃなかったですね。
17歳の無良くんが活躍して3位に入り、世界選手権出場へ。
期待してますが~来年がまた混戦で大変だなー(^^;

「八日目の蝉」

角田光代「八日目の蝉」中央公論社

1985年のある日、若夫婦が出かけたアパートへ忍び込む希和子。
じつは不倫相手・秋山の妻が生んだ子を見て、気持ちにふんぎりをつけるつもりだったのだが…
泣き出した赤ちゃんをとっさに抱えて思わず逃げ出し、転々とすることに。

何も知らず懐いてしまった子どもに、生めなかったわが子の名・薫とつけて可愛がります。
転がり込んだ集団エンジェルホームに警察の手が入り、小豆島へと逃げるのですが…
逃げていく様についハラハラ、逃げ延びて欲しいような気持ちにさせられます。

発見されて親元に帰された子ども・恵里菜(本名)は、どうなったのか?
母だと思っていた人間が誘拐犯と知らされて、実の親にもなかなかなじめないまま、子ども仲間でも遠巻きにされて育ちます。
誘拐事件とその報道のひどい内容で、壊れかかっていた夫婦。
ここでまた微妙な問題を抱え込んで、どこかぎこちない家庭が築かれていった様子が次第にわかってきます。
実際にあった有名な事件を幾つか想起させつつ、さまざまな立場の人間のありようを丁寧に掬い取るように描いているのがおみごと。
少しずつ救っていく展開で、しみじみとした気分になります。

推理小説というわけではないのですが~事件を扱っているので、カテゴリにはミステリも加えておきました。

お人形達のクリスマス

ツリーの準備をしていたフローラのところへ、買い物をしていたまきちゃんが帰ってきました。
Vfsh6673「まきちゃん、ど、どしたの?」
「つ、疲れた…どこも混んでて」
「あ~ごめんね、まきちゃんに任せちゃって」(…ちょっと、こちらの実感が…)

Vfsh6699「これ、まきちゃんに用意したんだけど、どう?」
「わあ、可愛い~ありがと、フーちゃん」

Vfsh6718「ふぅ~なんとか準備すんだね」
「着替えも終わったし」
(洋服は数が少ないので、クリスマスカラーの物にするのに、あっちこっちからかき集めました)

Vfsh6717「春海ちゃん、いらっしゃい」
「メリークリスマス!」
「この後、誰が来るの?」
「それはね」
「こんばんは~」
Vfsh6727「あ、ティモテだ~」
「メリー・クリスマス!」

ってもう終わってますけど…
勢揃いとはいかないまでも~
数人集まって楽しそうな所をお見せしたくてwink

「20世紀の幽霊たち」

ジョー・ヒル「20世紀の幽霊たち」小学館文庫

英国幻想文学大賞など、華々しい受賞歴のあるデビュー作品。
短編集なので、一つずつ読めます。

表題の元になった作品「20世紀の幽霊」は、映画館に取り憑いた美しい女性の幽霊の話。席に座っていると、映画好きの人間に話しかけてくるのです。
映画館存続の危機に際して、彼女が一人取り残されることを心配した有志が立ち上がり…映画への愛情がこもっていて、楽しめます。

風船人間が親友だった子どもの話など、シュールな設定も。
文章は理知的でアイデアに富んでいますが、虐待した人間が報いを受けるなど、暴力や恐怖といったモチーフが多い、かなり男臭い世界。
父と息子、兄弟や友人とのゆがんだ関係が多く出てきます。

あとがきによると、自分も兄と二人兄弟で、子どもの頃は父を神のように尊敬し、今は息子が二人いるという環境だそうなので、無理もない?
何しろ、父というのがかのスティーヴン・キング。
その上、母親も作家とは!知りませんでした~どんな会話していた家族なんだろう?

虫好きな男の子が、目が覚めたら虫に変身していて、いじめっ子に復讐する話とか…カフカへのオマージュですね。
最初は純文学を書いていたというだけあって、みっしり書き込まれています。
全体にかなり迫力あるホラーなので、誰にでもお勧めというわけにはいきませんね。
レベルは非常に高いです。

クリスマスの花

Vfsh6706玄関に生けたお花です~。
ホワイトクリスマスのイメージに、ちょっと赤い花を添えて。
あわただしい中、まだ年賀状やってる有様なので、ろくに大掃除もできなそうなんですが…
Vfsh6690お花の清新な気をいただいて~
人の出入りするところの気分だけでも…とhappy01

「チェンジリング・シー」

パトリシア・A.マキリップ「チェンジリング・シー」小学館

少女ペリは、漁村の宿屋で床磨きなどをして働く15歳。
海で父を失ってから、母の様子もおかしくなり、海辺に独りで住んでいた魔法使いのおばあさんも行方知れずに。
ペリはおばあさんの小屋に住んで、恨み重なる海に見よう見まねの呪いを流したりしていました。

村は貧しいのですが、王様と王子が離宮に保養に来る土地柄でもありました。
なぜか海を恋しがる王子キールが、黒い馬に乗って浜辺をさまよっているのに出会ったペリは、海の色の瞳をしたキールに惹かれます。
そして、キールに頼まれた物を海に流していた時、赤い海竜が海から出てくるのを目撃。
黄金の鎖につながれた海竜の出現に、村人は金目当てで捕捉しようと大騒ぎになります。魔法使いリョウを雇うのですが、その竜の正体は…
かって王様が愛した海の女性との間に、子がいたらしい?
ペリの目の前で、竜が金髪でキールそっくりの顔立ちの少年に変身したので、ペリは言葉を教えることになります。

少女向けに書かれたらしく、少々ひねくれて身なりもかまわない女の子が、3人のハンサムな男性に次々に出会い、認められるという甘~い展開?
ファンタジックな描写は本格的です。

マキリップは1948年生まれ。1975年「妖女サイベルの呼び声」で世界幻想文学大賞を受賞。 「影のオンブリア」でも受賞。
これは小学館ルルル文庫から発行。1988年の作品。

ケーキはこれ

Vfsh6681今年のクリスマス・ケーキはこれです。
地元の商品券があったので、地元の人気店フジウで。

Vfsh6683デコレーションケーキまるごとだと食べきれないので~
出来るだけ食べたことのないのにしました。
左端のはチョコレートケーキ。柔らかいです。
次のはファンタジーという名前で、カシスとチョコの組み合わせ。好みconfident
Vfsh6685それから、チーズクリームの…ちょっと崩れてしまいましたけど、ふわっふわ。
右端はベルサイユという名前で、ラズベリークリームの華やかな色が綺麗。
どれも品のある香りで可愛らしく~飽きないお味delicious

小さなツリーの飾り付け

Vfsh6657「ふぅ、ツリー運ぶの大変だったわ~」
とフローラちゃん。

Vfsh6663「飾り付けは…こんな感じかな~」

「にゃに、やってんの?」
Vfsh6656あれ?誰かのぞいてますよ!?

ここで実は一度ツリーが倒され、金の飾りが引っ張られ、撮影不能に…coldsweats01Vfsh6668

それでもフローラちゃん、慌てず騒がず、
「準備できたわ~いい感じじゃない?」

クリスマスのゼリー

Vfsh6624靴の形の器に、リボン!
思わず立ち止まり~一回りした後で、買ってしまいました。
中も美味しかったですよ。
訂正:最初、クリスマスのプリンというタイトルにしてましたが、ゼリーでした!
期間限定だと思いますが~モロゾフですdelicious

「鼓笛隊の襲来」

三崎亜記「鼓笛隊の襲来」光文社

短編集。
これはファンタジーというべきでしょうか?
星新一のSFみたいでもありますね。
日本を舞台に、普通の人が経験する~あり得ない設定から展開するお話。

「鼓笛隊の襲来」とは、それが台風のように報道されて、進路を予想される地域には避難勧告が出るという。50年ぶりの大規模な襲来って…
ごく普通に暮らしている一家は、経験者であるおばあちゃんの知恵を借りて乗り切ろうとします。
隣家は地下に防音の防空壕を作って準備していたのですが、圧倒的な音に導かれて…?

本物の象が公園に設置される「象さんすべり台のある街」、恋人を失ったような気がするが何も思い出せない女性が、画廊で自分の所持品を見つける「彼女の痕跡展」、ご神木と共に浮遊する都市に住む恋人との「遠距離・恋愛」など。
ちょっと怖いけど、それほど辛口ではなく、日常に風穴を開けるような、ひねった発想を楽しめます。

2006~8年に書かれた作品で、2008年3月発行。
作者は1970年福岡生まれ、2004年「となり町戦争」でデビュー。

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」

米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」角川書店

1960~64年にプラハで過ごした子ども時代の思い出と、30年後の再会を描いたもの。
2002年、大宅壮一ノンフィクション大賞受賞作。
著者は1950年生まれだから、日本なら小学校高学年から中学生の頃の友達ということになりますね。

ソビエト学校でのクラスメイトは、激動の時代を経て消息が知れなくなっていました。仲良しだった3人の少女の行方を捜して、作者は行動に出ます。
まず、おませな美少女だったギリシャ人のリッツァ。
彼女を探す旅はテンポよく進み、意外な大人になっているのですが、いい結果に終わって感動的です。

表題作のアーニャは、ルーマニアの要人の娘。
ふっくらした外見のように人柄はあたたかいのに~妙に理想主義的、なぜか虚言癖があったのは、親に伴って転々とした育ち方故の過剰適応か?
複雑な背景と苦い味わいが秀逸なノンフィクションとなっています。

ユーゴスラビア人のヤースナはボスニア・ムスリムの血筋。頭のいいクールな少女で、すぐに親友となったのでしたが。
共産圏の中での意外な対立の激しさ、知りませんでした。ムスリムという自覚もないような少女も巻き込んでいたんですね。
戦争でどうなったかを心配する作者。
ベオグラードにたどり着くと、そこは意外にも平和で良い町だったそうですが、それでも何がいつ起こるかわからない~命の危険と隣り合わせ。
ヤースナの父親は何と、ボスニア最後の大統領となったために、彼の地にとどまり、当時も地下暮らしを続けているという状態だったのでした。

作者も含めて4人の少女が、それぞれに優秀で個性的なのに感心してしまいます。
ユーゴスラビアのあたりは正直ややこしすぎて、わからない…
こんな一部でも見えるのが有り難いと思いつつ、今はどうなっているのだろうかと何とも言えない気分になります。

作者も若くして亡くなってしまわれました。りっぱな業績を残されましたね。
惜しまれます。

タルト・フリュイ

Vfsh6477帰りがけに一休み~ってことで
タルト・フリュイ。
フリュイはフルーツってことですね。その名に恥じない新鮮なフルーツが美味しかったです。
Vfsh6476_2甘さは控えめなので~コーヒーのお代わりには珍しくミルクと砂糖も入れましたconfident

「荒野」

桜庭一樹「荒野」文藝春秋

直木賞受賞の直前に書かれていた作品かな?
最初はライトノベルだったようで、加筆されて2008年5月に単行本化という意味で、受賞後第一作と書いてある紹介もあります。

ヒロインは、恋愛小説作家の父を持つ少女・山野内荒野(こうや)。
まっすぐな黒髪で日本的な容姿。
中学1年の最初の日に、先生に学級委員に指名されてしまったのが、どうもメガネをかけていたためらしい。
電車の中で出会ったのが、クラスメイトの神無月悠也。

12歳から16歳まで、やや奥手の女の子がゆっくり成長していく様を描きます。
舞台は鎌倉。着物を着て友達と一緒に街を歩くアルバイトなど、楽しくなる要素が色々。

築百年の古い家に住んでいる~風変わりだが静かな暮らしが、しだいに揺れ動いていきます。
父親は実体験を元に小説を書いていて、細身できざで娘の目から見てもけっこういい男だが、何かにとりつ取り憑かれたような所があるのでした。
母はとうに亡くしていますが、がりがりに痩せてぶっきらぼうだが個性的な家政婦がずっといてくれたので、家族同様でした。
ある日、父が再婚し、家政婦が出て行くことに。
そして、連れ子の少年というのが…

父を巡って、ねっとりしたものを発散してバトルを繰り広げる女性達。
大人達は紛糾しているが、荒野本人はおっとり、地味目というのが親しみやすい?
他の作品を思い出して、とんでもない転調があるのかと思ったらそうでもなく、少女漫画的で幸福なまとまり方でした。
元・少女にも楽しく読めます。

「白い果実」

ジェフリー・フォード「白い果実」国書刊行会

1997年、世界幻想文学大賞受賞作。
20世紀の最後を飾る奇書、とは訳者の弁。2004年8月発行。
翻訳は山尾悠子・金原端人・谷垣暁美の3人がかり。
新作にしては、前世紀初頭に書かれた古典を読むような文章にやや戸惑いましたが、もとの味わいを出そうと苦心したらしい。

理想形態市(ウェルビルトシティ)は、独裁者ドラクトン・ビロウが築いた、クリスタルとピンクの珊瑚で出来た街。
主人公のクレイは、一級観相官。
四輪馬車の迎えに乗り、北方の属領にある鉱山の町・アナマソビアへ出立する所から始まります。

アナマソビアではブルースパイアの発掘が行われ、青い粉を吸い込んだ鉱夫はいずれ青く染まって全身ブルースパイアと化すという。
観相が異常に発達している時代で、幼女が人狼であることを見抜いた功績もあるクレイ。人狼がいるわけですね。
「白い果実」の盗難をめぐって、アナマソビアへ派遣されたのは左遷に近く、上手くやらなければ失墜するリスクがありました。
白い果実というのは、外界から来た物らしく正体は確かではないのですが決して腐らないので貴重とされ、不老不死の妙薬と見なされていたのです。

クレイは町中の人間の観相をして犯人捜しをするのですが、才能のある美しい娘アーラに出会って魅了され、禁を破って助手とします。
ところが滞在中に一時なぜか観相の知識を失い、ごまかしながら仕事を続ける羽目に。
美薬という麻薬の中毒も相まって、とんでもない事態を引き起こしてしまいます。
運命は暗転しますが、流刑地での見張り役は双子なのか二重人格なのか同一人物なのか不明だったり、世話をしてくれるのが賢い猿だったりと、作者の豊かなイメージは氾濫し続けます。
後半でまた急展開。

「旅人」と呼ばれる人間ではないようなミイラの真実は?楽園とは?
カフカの「城」とか…いろいろ思い出します。
独裁と暴力と血と苦難と革命と…あまり興味のない要素が多いので、感情移入は出来ないけど、楽園のイメージや、えらい目に遭うサイテーな主人公とは対極的な世界がある暗示に、いくらか希望も見えます。
続編もあり、三部作の予定だそうです。
架空世界を作り上げたパワーはとにかく、ものすごい!
読んだのは月初めですが、アップに時間がかかりました。年内はもうこんな濃いのは読めないだろうなぁ…coldsweats01

「小袖日記」

柴田よしき「小袖日記」文藝春秋

源氏物語を題材にした、軽いタッチの小説です。
不倫相手に振られた、30前のごく普通のOLが主人公。
本気であるようなないような感じで自殺を考えていたら~落雷に遭い、なぜか平安時代にタイムスリップ!

気づいたらおかめの集団に囲まれ、異様な香りにびっくりという。
源氏物語を執筆中の香子(紫式部)の小間使いの侍女・小袖として、ネタを提供する役割をするのでした。
正確には過去に戻ったというより~パラレルワールドに来たのかも?という設定になっていて、まあ細かいことはいいじゃないっていうことですかね。

源氏物語のもとになったという想定の、当時の恋愛事情を幾つか語る趣向。
末摘花のモデルが実は美人で、わざとブスに見せた理由があったりと、金持ちの男性の哀れみを受けるだけじゃないのよっという面白いひねりを効かせています。
食欲のない姫にアイスクリームのような物を作ってあげたり、ちょこっとずつタイムスリップ物の楽しさも入れてあります。
紫式部は賢いので、タイムスリップのことも理解するわけです。

源氏物語に最初は不満を感じるようなポイントを、うまく突っ込んでいるところもなかなか。
縁のあった女達を自分の屋敷にみんな引き取るのは、慈悲深いようだが、所詮ハーレムじゃないのか、とか…
これは、敷地が想像以上に広大なので、一ヵ所に集めた感じはしないということに。
源氏の評価としてはどうかと思う点もないではないですが、元気でとっつきやすく、読みやすい。

12月の和食

Vfsh6457お好み食堂の師走メニュー。
ミニ天丼にひかれて頼んだら、お刺身の下にもご飯がけっこうたっぷり。
お腹一いっぱいになりました。
Vfsh6458
テーブルの上には、トナカイとサンタさんもhappy01

クリスマスまで何日?

Vfsh6358これは何でしょう?
ポールというパン屋さんの…Vfsh6360
シュトーレンです。
ドイツでは、クリスマスの4週間前に作って、毎日一切れずつ切って食べるんだとか。
レーズンなどが入っていて、濃いめの複雑な味~
Vfsh6478がっしりと硬めのパンがいかにもドイツの伝統を感じさせます。
アンデルセンの方が柔らかくて一般向きかも知れませんけどね。

あちらの人が「もういくつ寝ると~」って、考えるのはお正月じゃなくてクリスマスなんでしょうね。

男子・女子フリー終わりました

SP1位スタートだった小塚くん、ミスがちょこちょこ出て、2位に終わりました。
それでも成長ぶりは確かで、グランプリ・ファイナル初出場で2位は立派な成績。

優勝はアメリカのアボット。華麗なスケーティングで会場を沸かせていました。
3位がウィアー、悪くない出来でした。
4位がチェコのベルネル。
ベルネルはいい選手なのに、今シーズン放映を見ていなかったような気が…
やっと見られて嬉しい。といっても、通して見てはいられなかったんですが、とりあえず。

あの状況の韓国で、真央ちゃんが優勝できるとは正直思ってなかった。
(キムヨナがプレッシャーで崩れればチャンスがあるとは思ったけど…)
トリプルアクセルを二つ入れる、それも一つはコンビネーションでなければならない、言ったことはやってのける真央ちゃん。
男前~!happy01

日本では真央ちゃんとキム・ヨナ(というかユナ・キムというか)対決ばかりに注目が集まりますが、このところカロリーナ・コストナーがメダルを獲得している確実さもなかなかすごいですね。銀か銅に入ってくる。
ミスがあっても、いいところはすごく良くて、3位。

友加里ちゃんはショートは今シーズン自己最高だったんですね。
ジゼルでは今シーズンやっていなかったトリプルアクセルに果敢に挑戦してきました。着地が乱れましたが、それだけなら3位確保できたかな。他にもミスがあったのが惜しまれます。

ミキちゃんは、曲を変えてきたので、かなり印象が変わりました。
この曲の方が合っていると言えば合っていますね、ジゼルよりは。(ジゼルもやりようはあったと思うけど、難しいテーマだと思います)
ただ、慎重に滑っている感じで、前に出てくるインパクトがなかったのが残念。
衣装も綺麗なんだけど、色が暗いかな。最近ちょっと暗めの印象に似合いすぎる…
まだ20歳だけど既にキャリアがあるので、新しいプログラムをこなす底力はあるんだなと思わせました。
私見ですが(全部そうだけど)ミキちゃんには、観客を味方につけるようなプログラムを作ってあげるといいんじゃないかなあ?

そうそう、4回転に挑戦!着地してました。
回転不足をとられたから華々しい成功とは言えないんだけど…良い素質を持ってるので、まだまだ磨かれていくと思いますよconfident

グランプリ・ファイナル始まりました

男子SP、アメリカのアボットがなめらかな演技で、こんなに良かったっけと思っていたら、まず自己最高を出しました。
ところが、小塚君もそうだったんです。曲に乗って上手く間合いを取った余裕のある滑り、ジャンプもステップも上手くなっていました。
荒川さんもそう言ってました~。
カナダのパトリック・チャンが思わぬ不調。
ウィアーくんはぱっとしなかったのか、放映無し。繰り返しのあおりよりは、演技を見せて欲しかったな。
さて、フリーはどうでしょうね…?

女子は美姫ちゃんがいきなり、コンビネーションで転倒。配点が大きいだけに痛いミスです。
でも、SPは衣装も似合っているし、つややかさがあって、良いプログラム。
他の点では確実にこなしていました。

コストナーも一度転倒有り、ロシェットは2回ミスがあって、これが最下位スタート。強者もどこかで調子狂わすんですね。
友加里ちゃんは今シーズンでは良かった方ですよね…
緊張はあったようでしたが、しっかりやっていました。

真央ちゃんは、「月の光」の美しい曲に乗ってなめらかな演技。
ジャンプも成功したように見えましたが、3回転が回転不足にとられたようで、それがなければトップスタートだったんでしょうね。

キムヨナは一回転になってしまったところがあり、さすが安定した選手でもこの国を挙げての大盛り上がりのプレッシャーがここに出たようです。
それでも、1位ですからね。
確かに、演技力はあるんだけど…
さて?

「塵よりよみがえり」

レイ・ブラッドベリ「塵よりよみがえり」河出書房新社

アメリカを代表する幻想作家と、表紙裏に紹介されていました。
1920年生まれ、SF作家として名をなし、詩的叙情的な作風で知られたブラッドベリ。これは、2000年に発表された作品。

80歳の時の作品ということになりますね!
とはいえ、55年前に書き始めたそうで、当時は発表の場がなかったとのことです。
不死者の物語で、あの「アダムス・ファミリー」の原作者でもある挿絵画家アダムスの表紙。 作者の念願だったそうです。

舞台は、いつ誰が建てたとも知れない広大な館。
屋根裏には、ひいが千回つくおばあちゃん、ラピスラズリの目をしたネフェルティティの母親(つまり、ミイラ?)がいます。
一族でも一番の美人セシーは、夢を見ながら眠り、世界中の生き物の心に入り込むのでした。
鏡に映らない父と母、ただ一人鏡に映るのは拾われっこのティモシー。この子だけが普通の人間で、孤独な立場なんですね。
万聖節前夜(ハロウィーンですね!)に世界中から一族が集い、並んだ棺桶に横たわります。

そのあたり、吸血鬼のようでもあるけれど、血を吸うという話はありません。
人に害をなす様子はなく、幽霊を信じる人がいれば生きていけるというあたり、むしろ妖精のよう。
コウモリのような羽を持つ巨大な伯父さんが、ティモシーと遊んでくれたり、森に墜落して恋人に出会う話など、ほのかに可愛い。
老いた看護婦が列車の中で半ば死んでいるような老人に出会い、不死者と見抜いて、手を貸しながら共に館までたどり着く話が素敵です。

ブラッドベリは萩尾さんが昔よく好きな作家にあげていて、漫画化もしていました。
確かに通じるところがありますね。
感性の作家なので、読むこちらのコンディションで、すーっと入ってくるときとそうでないときがあります。
丁寧に紡がれた言葉の豊かさに感じ入りました。

2002年、世界幻想文学大賞ノベル賞に挙がっているのも~もっともです。

冬のおそばセット

Vfsh6367師走感謝メニューのお蕎麦セットです。
小さめの器に可愛く盛られていました。

Vfsh6366ふろふき大根が柔らかくて~
暖まりますね!
ごま豆腐も美味しかったですよ。

「感じる着物」

萬田久子「感じる着物」講談社

そろそろ着物の本も何か読んでみたいなあと、図書館で借りてみました。

大人っぽい着物のつやっぽい着こなしに興味があれば。
初心者向きの解説はありませんが、わかりやすい綺麗な写真付きで、するするっと読めます。
ウサギなど好きなモチーフを入れることで個性を出したり、季節を感じながらパーティー向けの着物を選んだり。だんだんと自分に似合う物を見つけていくんですね。
こんなに着物好きだとは知らなかったわ~長身だからか、選び方のせいか、古くさい姿にならないのが写真映えしてますね。
お仕立てなど贅沢な品々を見て、ひととき夢を見る…?

著者は1958年、大阪府生まれ、だそうです。
2002~3年、グラツィアに連載されたもの。
なるほど…グラツィアは大人向けのファッション誌で、ややゴージャス系ですからね、納得。

菊と紅葉

Vfsh634311月末に近所で撮った写真です。
アップする暇がなくて…

Vfsh6339菊祭りはとうに終わっていたのですが、お寺の目立つ位置にこれだけは飾ってありました。
Vfsh6338黄色いのが亀で、藤色のが鶴。
というのは、わかるんだけど。
鶴は枝(流木?)を使って上手く作られていますよね。
はて、Vfsh6337ドレスを着ている菊人形は…
なんでしょう~?

お寺のこのアングル、ちょうどVfsh63421年前にも同じような写真を撮っていました。
赤い色は昨年の方が濃かったみたい。
Vfsh6344
今日も撮ろうと思っていたのに、暗くなってしまいました…coldsweats01

「風車祭(カジマヤー)」

池上永一「風車祭(カジマヤー)」文春文庫

著者は1970年那覇市生まれ。
平成6年、第6回日本ファンタジーノベル大賞を「バガージマヌパナス」で受賞。
1997年の本作は、受賞後初の長篇とのこと。
沖縄を舞台に、1年間の祭り(旧暦)を章タイトルに繰り広げられる破天荒な物語。

風車祭(カジマヤー)とは、数え97歳の長寿を祝うもので、カラフルな風車をオープンカーに飾ってパレードするのだそう。風車祭をすることを生き甲斐に長生きしてきたオバァ、フジの祝いは目前に。
性格の悪いフジを筆頭に、その娘で80になるトミが暮らす家に、孫で60のハツが離婚して転がり込んで来ていました。
働き者のトミとは対照的に、なんでも「だからよー」で済ませるハツ。

近所の高校生・武志はトミと仲が良く、猛烈なフジと怠け者の娘の間で損をしがちなトミに同情している素直な男の子。
ある日、橋で美しい女性ピシャーマに出会って恋しますが、彼女は247歳になっても島をさまよっている霊だった…婚礼に向かう途中に石にされ、島を津波が襲う予言を託されたのでしたが。

霊と出会ったためにマブイを落としてしまった武志は、そのままではいつか死んでしまう危機に。でもユタ(島の巫女)にマブイを拾って貰えば、彼女の姿は見えなくなってしまうのです。
マブイとは魂のような物、魂魄の魄のほうだそう。
フジは何度も落としている迷惑なやつで、そのたびにユタに拾って貰い、何ということはないと思っているんですが、実はドッペルゲンガーのように行動するので大変なことなのでした。
武志に気がある睦子や、その妹でピシャーマに懐いた郁子も、マブイを落としてしまい、事態はいよいよ紛糾。

ピシャーマのお供に、六本脚の豚のギーギーがいて、妖怪ライフを満喫しているのがまたなんともいえない味があります。
常夏の島の~のんびりしてるというか豪胆な暮らしぶりだけでも面白い。
天災の予言におののく真面目なユタ達をよそに、酒好きな人たちや強引なフジのひっかきまわしで大混乱のあげく、迎えた結末は…?!
とんでもない読み応えがあります。

着物でお出かけ

Vfsh6381「今日は忘年会だから、朝は軽くバナナにしておこうかな」なんてね。ある意味、実話…
この着物を着せたまま、忘年会に連れて行きました。
すでに季節はずれですが、ブログに載せたのを見せても良いかな、と。
Vfsh6385  ・・・・・数時間後・・・・・
「くまちゃん、ただいま~!あ~くたびれたっと」伸びをしてます。
「じゃあ、持って行って見せたお着物にでも、着替えようかな?」
というわけで

Vfsh6388_2じゃ~ん!
お正月に着せようかなと出してあった着物です。
古風なぼかしに四季の花柄。
振り袖ですが、あまり長くないので、お嬢様のちょっとしたお出かけぐらいの感じかな。

Vfsh6391秋なので、半襟は芥子色にして。
前にバービー用に仕立てた物なので、少し大きめ。ジェニー用よりは袖のサイズは合いますけど、身頃がゆるい…
「小物を選んでみようっと?」

Vfsh6405晩秋ということで、深い色の帯締めを選んでみました。

Vfsh6408帯揚げは柿の実みたいな色で、元気な春海ちゃんらしい?

Vfsh6414こっちはどうかしら…帯締めは赤でびしっと。
もともとお正月用のつもりで作った帯だから、ちょっと明るいかな。

ちょっと、忘年会

Vfsh6369クラスメイトが企画してくれる忘年会、久々に参加してきました。
渋谷は久しぶりなので、けっこう変わっていたみたい。
みたいというのは、私の行きつけの店は健在のようだったから。
イタリアンでまずは前菜。
Vfsh6371ペアのコースを幾組か取るという方法で、2種類のピッツァ。

Vfsh6372スパゲティも美味しかったのですが…
その頃はお喋りに夢中で、写真は撮り忘れましたcoldsweats01
魚貝のトマトソースのと、芽キャベツとチキンのホワイトソース(言い方は違ったかも)と。
Vfsh6376デザートはチーズケーキとコーヒー。
美味しかったですよ。
ピッツァは2種類を2切れずつなので~2000円でこれはかなりのボリュームでした。
いぜんBunkamuraに行った帰りに、スパゲティ食べたさに何度か寄ったことのあるお店ですdelicious

「ジーヴスと朝のよろこび」

P.G.ウッドハウス「ジーヴスと朝のよろこび」国書刊行会

ウッドハウスコレクション7冊目、2007年3月発行。
お気楽な紳士バーティと有能な執事ジーヴスの名コンビぶりが楽しい。

おそるべきアガサ伯母さんと再婚したウォープルスドン卿ことパーシーおじさんの住む村へ、いやいや訪れる羽目になったバーティ。
友人で作家のボコと、伯父が後見するノビーとの恋愛を応援するためだったが、じつはジーヴスの好きな釣りの穴場があるために、断り切れない展開になっていたりして。

伯父の娘フローレンスは、かってバーティがうっかり婚約した仲だが~何とか逃げ出したという経緯があり、よりを戻されそうな危機が迫る…?
横顔が麗しいフローレンス、じつは小難しい本を読んでは教養を高めている女性で、まったくバーティには合わないのですね。
その弟はボーイスカウトにはまっていて、結果は度し難いいたずら小僧になっているのでした、これがまた。
誤解が誤解を呼ぶ大笑いの展開。

1947年発行の作品で、ドイツ抑留中に書かれた物。
インタビューに答えたのが英本国から誤解を受け、強く非難されて、渡米したんですね。
いきさつは痛ましいですが、後には名誉を回復しています。
作品には力があり、陰りがないですね。

感動のとうらいもの

Vfsh6361心づくしの美味しいお品が届きましたconfident

…どきどき。
お、美味しそうでしょう?
Vfsh6363とにかくまずは、一切れずつカットして…
栗が入ってるんですね!
それに、自家製のピール。
Vfsh6364
しっとりしていて~香りが良くて~
見た目で予想できる以上のお味!
極楽~…
ごちそうさまです!happy02

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