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「悪魔の薔薇」

タニス・リー「悪魔の薔薇」河出書房新社

怖くて妖しく美しい~タニス・リーの世界です。
巻頭は83年の作品「別離」吸血鬼譚。
カッコイイ男性の吸血鬼が血を吸う話ではなく、いわば逆パターン。
孤独に暮らしている二人。女性の吸血鬼はさすがに老いのかげりが見えるが際だった気品を持ち、彼女に仕えることを無上の喜びとする男性が命の終わりを予期し、次の役割を果たす若者を探す…

「彼女は三(死の女神)」は84年世界幻想文学短編賞受賞作。
この頃非常に充実した作品を発表していたので、主にこの前後の作品からセレクトしたとか。
「魔女の二人の恋人」は、優雅な貴族社会での恋の行き違いをうっとりと哀しげに描いた作品。
つやつやと色彩豊かで、するすると物語世界に吸い込まれます。
重厚というのではないんだが、何でしょうね…
とっぷりと濃い。
ルーマニア風であったり、アラビア風であったり~と趣向を変えつつ展開する~日本で編まれた中短編集。

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コメント

たぶん読んだと思います。
タニス・リーの世界って、後味あんまりよくないのについ読んでしまいます~ あの世界に浸っている時がシアワセなんだなあ、きっと。
「闇の公子」が再販されていたのですが、カバー絵がすてきでした。

marieさん、
お読みになりましたか~去年出た本ですね。
きれいだけど残酷趣味があって、ちょっとダークすぎる場合もありますよね。
タニス・リーがすでに好きな人なら全然オッケーな感じです。
読みやすいのは何でかなあ…艶っぽいからでしょうかhappy01

「闇の公子」も出てましたね!
買わないと思うけど~カバー絵はよかったですか?確認しなくてはwink

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