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「イスタンブールの群狼」

ジェイソン・グッドウィン「イスタンブールの群狼」ハヤカワ・ミステリ文庫

2006年に発表のデビュー作。
MWA長篇賞(アメリカのミステリでは最高の賞)を受賞。
ビザンツ帝国の研究者で、歴史著述家としてはとうにベテランだそうです。

1836年、舞台はオスマントルコの首都イスタンブール。
白人の宦官ヤシムは、知恵者で後宮にも出入りしていました。
士官4人が行方不明となり、一人が無惨な死体で発見されるという事件が起こり、捜査を依頼されます。
すでに母国を失って老朽化した大使館に住んでいるポーランドの大使や、街のコサック舞踊手で女装のブーリン、たまたま出会って友人となった荷車引きなどの協力を得ながら、謎を追い続けるのでした。
この時代の15年前にイェニチェリが鎮圧された事件があり、その残党が動いているのではと思われてきます。

イェニチェリとは、トルコ皇帝がキリスト教徒の人質を教育して特異な軍団に育て上げたもの。
100年ほど前は力があり、広場にある鈴掛の巨木「イェニチェリの木」につどって政敵を血祭りに上げ、民衆の味方となって皇帝をも廃する勢いでした。次第に腐敗し、近代的な砲兵隊の導入で掃討されて終わったのです。

よく知らない世界なので推理は出来ないけれど、華やかな描き方で面白くなっています。
皇帝の母后(フランス出身)やロシア大使の妻など美女も登場、ポチョムキンなど歴史上に名のある人物が意外なところでちらつき、興味が尽きません。
トルコに興味があるか~歴史好きな人ならオススメ!

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コメント

気になっていたんですよね。
まず、時代設定がいいですよね。
興隆期でも最盛期でもなく、トルコの衰退期ってところがツボです。
大国につけこまれて足掻いているところに、トルコらしさが出ていて、好きなんです。
ルネサンス期のイタリア諸都市に興味があるのと似たような感じかもしれません。
それに、西洋史を専攻していたからかもしれませんが、どうもトルコが調子に乗っているときって好感が持てないんですよね。

ゼミの教授がビザンチンの専門家だったので、ある種のアレルギーを持ちつつ、一応それなりの知識があったりします(殆ど忘れかけてますが・・・)。
だもんで、書店でみかけて、手を伸ばしそうになったんですが・・・何故にミステリ?!
簡単に死体を転がすな~!!!
って、ことで、レジには持っていけませんでした。
この辺りだったら、普通に歴史ものでも面白いと思うんですけど。

櫻子さん、
あら~面白いですよ!
トルコ衰退期です、まさに…
で、バルザックの本を皇太后が読んでたりして。ちょうど流行作家になった時期でしょうけど、やっぱりバルザックなんだなあと。

…あ!
怖いの、ダメなんだっけ~。う~ん、ちょっと…ミステリ慣れしていれば、読み終われば忘れちゃえる程度ですが…
残念、む、無理かもね(@@;

たしかに死体の出方は、櫻子さん向きではないかも。

これ、オスマントルコ(と特にイエニチェリや街中の様子(古代ローマのファルコっぽい雰囲気があったりして)のこと)と近代の西洋とのからみに着目してるところが目新しくてわくわくしましたが、訳文の文体のせいか抜け荷が出てくる時代劇みたいな雰囲気ですよね~。時代物ミステリの訳文ってどうして時代小説風なんでしょうね~~

ところで、今シーズンのアイスダンスのODの衣装はどこもコスプレみたいで面白いですね。

Kさん!
これ確かKさんが日記にアップしてらしたからリストに入れたんじゃないかな
題材は珍しいし、トルコ料理は美味しそうだし、使える色んな要素をたっぷり入れてあって楽しめましたよね。

そうなんです、ちょっと死体がね…
でも横溝正史っぽいなとか思うと案外怖くなかったり。
文体のせいで連想したんでしょうかね?!

ところでアイスダンス、まだあまり見れてませんが~コスプレっぽいですか?
楽しみです~!

とりあえず動画が見つかりにくいんですが、
ベルビンところもドムニナのところもお帽子と合わせて楽しそうでしょ。
デロベルのところもシェーンフェルダーがおじいちゃんだったし。

http://jp.youtube.com/watch?v=lmpilmOBuEY&feature=related

Kさん、
ありがとうございます~!
ドムニナのピンクのドレスに黒い帽子、可愛い!

ほんとだ、コスプレっぽいの多め?
アイスダンスってあっても見ようとしたら消されちゃってたりして。なかなか見つけられなかったんですよー!
消されないうちにといくつも見たら、昨シーズンのもありました。見たはずのも覚えてない…新鮮でいいですけど?

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