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「浴室」

ジャン・フィリップ・トゥーサン「浴室」集英社

85年フランスで発行のデビュー作。当時28歳。
88年には映画化されているそうです。作者はベルギー出身。

ある日、浴室に入ったまま動かなくなった青年。
同居している恋人のエドモンドソンが困ってついに彼の母親を呼びますが、ケーキを持ってきた母もどうしようもない。自分でケーキを食べるだけという。
といっても、何日もそのまま引きこもりというわけではないんですね。

壁を塗りに来た業者の青年と奇妙な会話をしたり、突然ヴェネツィアへ行って、なぜかテニスをしようとしたり。
後書きにもあるとおり、もったいないような恋人もなぜかいるわけで。
悩んでいるのかも知れないけれど、それはあまり具体的には書かれていません。
普通の仕事には収まらない、才能あふれる人の感性の爆発でしょうか…?

行き当たりばったりで、出くわす人とのやりとりがどことなくおかしいのは、たまたま続けて読んだ「くっすん大黒」とも共通しています。
くっすんの方はどろっと濃い感じでこってり、こちらのほうがとんでもなさ度はやや低く(そんな言い方あり?)~透明で淡々とした印象がありますが。
装丁もすっきりしてますしね。
わかりやすいとはいえないが軽みがあるので、この作者の本はまた読んでもいいかな~…

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コメント

誰かに借りて読んだ気がするのですが・・・。
気のせいかもしれないです・・・・・・。

最近、真面目にボケが心配さ入れています。
記憶が本当に怪しいです。

櫻子さん、
ちょっと不思議な雰囲気のある作品です。
怖いところはありません!
さて…お読みになってるのでしょうか…??

櫻子さんは最近、忙しかったからじゃない?
記憶力、私もすごいですよ~。
何だか数分前にやってたことが思い出せなかったり…

さすがに高齢の親の方がすごいので、家では目立ちませんが。じつは、けっこう来てます(@@;

おぉ、私の偏愛する作家の一人、トゥーサンをお読みになったのですねー。
この人、正直、1作だと、良いんだか悪いんだか、ようわからん、という感じではないですか?
でも、なんかあと引くので、もう1作読んでみる、と、また後を引くので・・・・という感じでわたしは訳が出るたびに買ってしまい、結局日本で出たのは全部読んでしまったんですね。
これの次に日本で出た「テレビジョン」もなんかヘンテコで、やっぱり妙にあと引く感じです。
sanaさんもなんかあと引くような感じがあるなら、読んでみて下さい。
最近の作品は初期の作風とはずいぶん違いますけども。

>櫻子ちゃん
貸したのは多分私です。ってか、他にいないと思う(笑)

これの次を「テレビジョン」と書いてしまいましたが、全然違うわー。
「テレビジョン」は、わたしが読んだ2冊目のトゥーサンだっただけなのでした。
「浴室」と「テレビジョン」の間はずいぶん期間が空いていて、表紙のテイストは似ているけれど、「テレビジョン」はトゥーサンとしては2期に入るらしいです、最初からのファンの方によれば。なんか違う気がすると思ってググったら、「浴室」と「テレビジョン」の2冊が面白かったので、遡って著作を読んだことを思い出したの。
そういえば、この2冊は古本屋で見つけたんだった。表紙が変なので手にとって、オビを読んで面白そうだと思って。古書店なんて、滅多に行かないんですけどねー、出会いってことね。

しあんさん、
やっぱりぃ~櫻子さんに貸してたんですね!
他の人に聞いたことないもんなぁ…

これっていったい何なの?っていう話の展開なんですが、そこはかとなくおかしくて、嫌な感じはないんですよね。
少したったら、また読んでもいいかなーっ?

じゃあ次は「テレビジョン」いきま~す
題が無機的で、内容を察することが出来ないんで、選びにくいんです。
「浴室」ってミステリだったらすっげ~怖いですよ?
山岸さんの「押し入れ」ほどじゃないけど

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