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「ハートシェイプト・ボックス」

ジョー・ヒル「ハートシェイプト・ボックス」小学館文庫

中年になったロックスターが実在感のある幽霊に襲われるホラー。
テンポが速く、すごく怖いです。

往年のロックスター・ジュードは、大男だが今や中年太りでごま塩頭。大邸宅に住み、いまだにカリスマ的な人気をいくらかは残し、けっこう女性にはもてているのでした。
ダークな物を収集するのが趣味で、邸宅の一棟に同居するマネージャーがネットオークションで見つけた妙な物を購入することに。
幽霊が憑いているというスーツを冗談で買ったところ、それらしい幽霊をありありと見るようになってしまいます。

かってのメンバーは一人がエイズで亡くなり、一人は車で木に激突して自殺。妻が出て行った後は、ゴスの女達を次々に愛人にしているジュード。
ゴスというのはゴスロリじゃなくて、黒い口紅を塗り髪を逆立て耳には安全ピンを刺しているような…パンクの流れですかね。
恋人はフロリダとかジョージアとか、その出身地の名前で呼ぶという~ろくでなし男。
荒んだ暮らしぶりに呆れつつも、これがどうなるのか?という興味で引っ張られます。
両親との関係がかなり悲惨だったことも、次第に明らかになってきます。

かって捨てた恋人フロリダが自殺していて、ジュードのせいと恨まれているらしい。
スーツを売ったのは彼女の姉、降霊術者だった彼女の義父が問題の幽霊とわかってきますが、調べている間にも次々に命の危機にさらされるジュード。
今の恋人と、愛犬のシェパード2匹と車で家を出て、フロリダの生家へ。かなり年下の恋人ジョージアこと本名メアリベスが気丈なところを見せます。
ものすごく怖い~血みどろ、かつ、映画的。
さっそく、映画化されるそうです~。
救いはある結末になっているので、最後はほっとさせてもらえますよ。

2007年の作品、こちらでも2007年12月翻訳発行とは早いですね。
作者は1972年生まれ。
2005年デビュー短編集「二十世紀の幽霊たち」で、ブラムストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞を受賞。
なんとスティーブン・キングの実の息子らしいが、ひた隠しにしてデビューしたとか。

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