フォト

おすすめ本

« ひさびさの歌舞伎見物 | トップページ | 十二単巻き »

「呪文の織り手」

ダイアナ・ウィン=ジョーンズ「呪文の織り手」東京創元社

シリーズ3作目は、時代をさかのぼって古代へ。
デイルマークが川の国と呼ばれていた時代です。
主人公は少女タナクィ。

川の畔に住むタナクィの一家は、シェリングの村人達とは違い、亡き母に似た金色の巻き毛をしていました。
遠くで戦争が始まり、父と兄は徴兵されます。
異国から来たはずの戦争の相手ヒーザンが、実はタナクィ一家と似た外見だと知られ、村人の憎しみを招くことになります。
父は戦死、戦場から戻った兄ガルはうつろな目をしたまま。
美しさが既に目を引く長女ロビン、気の強い次男ハーン、織物の上手な次女タナクィは様子のおかしい兄と幼い弟ダックを抱え、子ども達だけで家を出て船に乗り、下流へと向かいますが…

敵はもちろん、地元民も信じられない苦難の中、若い魔術師タナミルにいっとき助けられ、ロビンとの間には恋が芽生えます。
さらに海へ向かい、川に呪いをかけた大魔術師カンクリーディンと対面、からくも手を逃れる大冒険へ。
敵方の若き王カルス・アドンとも出会い、和平の道を探ることに。
言葉を織り込んだタナクィのローブが決め手となるのでした。
生い立ちの秘密、炉端に安置していた神さまの像のもつ意味とは?自分たちの真実を知ることが神話へと繋がっていく…
大きく想像の翼をはためかせた~ダイナミックな物語です。

あちらでは1979年の作品、この文庫は2004年の発行。
このシリーズ、表紙の絵は魅力的ですが、内容と合っていない…全部翻訳される前の依頼だからでしょうか。

« ひさびさの歌舞伎見物 | トップページ | 十二単巻き »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145558/42674310

この記事へのトラックバック一覧です: 「呪文の織り手」:

« ひさびさの歌舞伎見物 | トップページ | 十二単巻き »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック