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「有頂天家族」

森見登美彦「有頂天家族」幻冬舎

京都の町を行き来する狸と天狗~
あるかもしれない?楽しい森見ワールド。

主人公は狸の下鴨矢三郎。
下鴨神社・糺ノ森に住んでいるんですね。
父親は狸のまとめ役をしていた偉大な存在だったのですが、狸鍋にされてしまい、遺された四兄弟は今いちの出来。
堅物の長兄は責任感を持ってぴりぴり、次兄は蛙となって井戸に引きこもり、三男の矢三郎はちょくちょく化けては面白おかしく暮らし、幼い弟はあまり仲の良くない金持ちの叔父の元へ見習いに。

美女が一人います。
人間の少女(鈴木聡子)だったが天狗にさらわれて魔道を仕込まれ、いつしか天狗に近い存在となった弁天。
矢三郎は、その天狗・如意ヶ嶽薬師坊の弟子だったのですが、あでやかな弁天にそそのかされて、老いた師匠を騙す手伝いをした過去が。
その負い目で数年は近づかないでいましたが、師匠がさらに衰えているのを見かねてまた世話をしています。なんか人(狸?)柄が良い…?
ふだんは軽薄だが、いざというときには頼りになると見込まれている矢三郎狸なのです。

兄弟を信頼して包み込む母親がまたいいんです。
母が化けるのは、タカラヅカふうの男装の麗人だったり。
男装の麗人と女子高生に化けてお出かけする母と息子なのでした。

赤玉ポートワインの好きな天狗、偽電気ブランの好きな狸が繰り広げる騒動と、狸鍋を回避せんとする命がけの家族愛。
納涼船や偽叡山電車で空を飛ぶ~狸一家が楽しい。
2007年9月発行。

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コメント

まあ、読んでくださったんですね!
登場人物(狸?)たちが、みんな面白くて好きなんです。弁天の登場するシーンはどれも美しくて、きっとこういうタイプが好きなんだなあと(笑)

marieさん、
読みました、読みました!
なんか親しみの持てる世界でしたよ~。
京都に土地勘はないんですが…

弁天、美しかったですねえ。
悪女なのに、ちょいと気がある風な…好みなんでしょうね!?happy01

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