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「少女七竈と七人の可愛そうな大人」

桜庭一樹「少女七竈と七人の可愛そうな大人」角川書店

2006年6月発行。
その頃だったのか?新聞に大きな広告が出たのを見た覚えがあります。
内容の見当がつかなくて、好奇心はそそられたけど、すぐには手が出なかったな…
読んでみたら~かなり少女漫画風味で、そこに大人のリアリティも加味してあるので、いたって読みやすい。

旭川で祖父と暮らす少女・川村七竈。
際だった容姿は小さな町では異形のように目立ちすぎて、かえって損をすることも多く、本人は嬉しくないのでした。
幼なじみの少年・雪風は、子どもの頃からよく七竈の家にやってきます。
彼の方は子だくさんな一家で、職にも就かず頼りにならない父親と暮らし、忙しい母親にうるさく言われて家事を手伝う毎日だったから、七竈の家は気楽だったのです。
共通の趣味である鉄道模型でひっそり遊んでいるのですが、たがいに顔が似てくるようなのが、しだいに不安を募らせていく…

プロローグで「辻斬りのように男と寝たい」と、ある日思い立った当時25歳の優奈が、七竈の母親。
平凡な容姿の大人しい女性だったのだが。
誰の子かわからない七竈を祖父に預け、七竈が少し大きくなった後は家をあけがちになりました。
大人にもそれぞれ愛憎があり、身動きがとれない事情があるのはリアル。
視点は数人に交代で描かれ、中でも、老犬の視点というのがなかなか鋭くて面白い。
さらりとした描写を連ねていく構成で、どことなしに繊細で少女っぽい~つやつやと奇妙に魅力的な小説。

GOSICの作者が、こういう作品を書くようになったとは。通じるところはありますけどね。
「赤朽葉家の伝説」のほうはもっと線が太くて、一段と読み応えのある大人の小説で、変身した感がありました。
人物と微妙な距離をとりながら、芯に熱っぽいところがあるのは作風かな。

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コメント

すみません、主人公の名前がナナカマド以外に読めません・・・
本当はなんと読むんですか?

同じく私も、ナナカマド? 女の子の名前よねえ? と考え込んでしまいました。本当はなんて読むのでしょうか????

しあんさん、しゃちょ様、
ナナカマド、と読むんですよ!
川村ナナカマドという女の子なの…七竈にちなんでつけられたので~
…あっはっは、確かにねえ…

…え、まさか、違う読み方じゃないよね!?(@@;

うへぇ、ナナカマドちゃんなんだ。
呼びにくい〜。まあ、一度聞いたら忘れない名前ですけどね。
そして、テストのとき名前書くのに苦労しそうだなあ。
音として妙だは画数は多いはな名前で小学生のころ苦労した身としては、そういうところが気になってしまったり。

しゃちょ様、
表紙にいきなり読みがな、ついてましたよ。
名前だけ見ると確かにねえ…
子どもの頃は苦労しそうだ!?しゃちょ-もそうでしたか~(^^)
この漢字、今でも書けない~(@@;

この話の場合は、ものすごい美少女で、それでなくとも目立ってるから。
七竈って、七回焼いても燃えないんだっけ~そういう母の思いのこもった名前なんですよ。
それと、七人の小人にかけてあるんでしょうね。

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