フォト

おすすめ本

« ガールズバンド? | トップページ | ちょっと、衣装展 »

「スカーレット・ピンパーネル」

バロネス・オルツィ「スカーレット・ピンパーネル」集英社文庫

2008年5月に発行された「紅はこべ」の新訳。
じつはちょっと前に、宝塚で公演すると知ったときに、オルツィの知られざる作品なのかと図書館にリクエストしたのです。
…スカーレットが紅なのね~スカーレットって緋色と思ってたから…ピンパーネルがはこべ…し、知らんかった…

フランス革命末期の1792年が舞台の作品。
ヒロインは、マルグリート・サン=ジュスト。美貌と才知で知られたフランスの女優。(実在の革命家とは無関係)
イギリス貴族パーシー・ブレイクニーと結婚し、ロンドン社交界の花形となります。ハンサムで気のいいパーシー男爵は、頭がいいとは言えず、間の抜けた笑い方をする茫洋とした男。
熱愛されて結婚し、1年たった今も仲良さそうにパーティーなどには出席するものの、じつはうまくいっていない。
それというのも、革命の嵐の中で、かって兄アルマンを痛めつけたサン=シール侯爵のことを口走り、密告した結果になったことが、夫に打ち明けるよりも先に悪い噂となって知られたからでした。

一方、断頭台にかけられそうな貴族をフランスから救い出す義賊・スカーレット・ピンパーネル団のことが、ロンドンでも評判になっていました。
フランス政府の役人ショーヴランは、その正体を突き止めるために、マルグリートに目をつけ、兄アルマンの命と引きかえに、密偵となるよう迫ります。
まさか頭領がのろまな我が夫とは思わず、兄のために行動するマルグリート。
書きっぷりはいささか古めかしいけれども、恋の行き違いと命がけの救出劇が王道~ドラマチックで楽しめます。
悪役ショーヴランもいかにもそれらしい。

原作は1905年。作者は1865年生まれ1947年没。
ハンガリーの貴族に生まれ、小作人の反乱で故郷を追われたという経歴なんですね。
子どもの頃に読んで、紅はこべが変装して活躍するのがなんとも面白く、パーシーの性格や、夫婦の間がうまくいっていないという始まりが不思議だったのを思い出します。

« ガールズバンド? | トップページ | ちょっと、衣装展 »

コメント

ええ?!
スカーレット・ピンパーネルって紅はこべだったんですか?!
ショック!!!
知っていたら、何としても見に行ったのに。
あああ・・・。

友人からDVDが回ってくる予定なので、それを楽しみに待ちたいと思います。

紅はこべ、子供のときわくわくしながら読みましたわ~
フランス革命が舞台で断頭台が出てくるというと、「二都物語」とかいうのもありませんでしたか? あれと、ちょっとごっちゃになってしまいました。でも、いかにも宝塚向きですよねえ。
わたしも週刊誌で見たとき「スカーレット・ピンパーネル」って何?と思いました。てっきり人の名前かと~

>櫻子さん、
あ、やっぱりぃ~わからないってありますよねっ!?
「紅はこべ」の方が知名度は高いのに、あちらの舞台が最近ヒットしてからの企画だからなのかな。
宝塚の舞台も良さそうですねえ…

>marieさん、
スカーレットって「風と共に去りぬ」でもなじんでる響きだしねえ?
読んでみると、重要人物の登場のシーンとか、舞台化しやすい感じですよ。

「二都物語」はディケンズですね!
イギリスの側から書いたという点でも、似たところがありますね。
宝塚でやったのを見た覚えが…真央ちゃんが二役の主役でした(^^)

そうなのですよ。
「紅はこべ」って言えばいいじゃん!
「指輪物語」が映画のタイトルになったら「ロードオブザリング」になったのと同じぐらい気に入らないです。
「自負と偏見」が映画では「プライドと偏見」になったのも気に入らなかったけど、これは「高慢と偏見」という訳もあるからなあ。

宝塚の舞台は見ました。
お芝居そのものはよかったです。

無幾庵さん、
いらっしゃいませ~(^^)
そうですよねえ~!
「プライドと偏見」も、抵抗あったけど…自負と高慢の二通りにもう一つ出来ちゃったという。
プライドの方が今使う言葉ではありますかね。

そうそう、「指輪物語」も最初は違和感ありました!
今となっては慣れたので~映画と原作の区別がつく、ぐらいかな。
「ゲド戦記」は…映画は別の名前にしてくれた方が良かった…かも!? まあ、知名度は上がるという効果はあったんだけど(^^;

宝塚では昔「紅はこべ」というタイトルで既に上演されているので、同じタイトルでの上演は無理だったんだろうなと思います。
最近のミュージカルの傾向なのか、原題をそのまま使用することも多いみたいなので、スカーレット・ピンパーネルで何の問題もないんですよね。
ただ、中身が紅はこべなんだということは、もっと大々的に教えて欲しかったです。
いえ、気付かなかったほうがダメなんですが。
もったいないことをしました。

櫻子さん、
そうですねえ~一般人はともかく、チェックを入れているはずの櫻子さんの目にとまらなかったというのは、宣伝文句とか、紹介がちょっとわかりにくかったということですよね?
ミュージカルなどの情報に詳しい人なら、あちらでヒットしたとか知ってたのかも知れませんけど…

昔から知っているとねえ、タイトルってのは…イメージを左右するだけに気になるもんです。翻訳はそういうところも難しいのね(@@;

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「スカーレット・ピンパーネル」:

« ガールズバンド? | トップページ | ちょっと、衣装展 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック