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「闇の守人」

上橋菜穂子「闇の守人」新潮文庫

「精霊の守人」に続くシリーズ2作目。
いろいろな版がありますが、これは2007年発行の文庫。最初の発表は99年かな。
女用心棒バルサが25年ぶりに故郷カンバル王国へ帰る話。
主人公が大人の女性なので、わりと大人向きですから~これ1冊だけでもオススメです。

シリーズ1作目では、女用心棒のバルサは、幼い王子の身を守るために仕事をしていました。
私はこれをだいぶ前にハードカバーで買って読んだきりになっておりました。

2作目では、養父ジグロを看取ったバルサが、故郷を訪れる話になるわけです。
養父ジグロは親友だったバルサの父に頼まれ、幼いバルサの命を守るために、すべてを捨てて出奔してまで育ててくれた人。
追っ手を討ち果たしながら生き延びる過酷な人生でした。
(抜け忍みたいなものですね…って違)
追っ手をかけた王は既に亡くなっていますが、はたして安全かどうかも定かではないまま…

ジグロの弟ヨグロは、家に代々伝わる槍舞いを継承し、今では王の右腕たる「王の槍」として国の実権を握っていました。
ジグロは想像以上の汚名を着せられたままだったことを、バルサは知ります。
父の妹ユーカに再会、さらに、陰謀がうごめく現場へと導かれるバルサ。
おりしも、カンバル王が山の王から青金石ルイシャを得る儀式が35年ぶりに行われます。
アジア的な生活の描写が面白く、意外な展開に本格的なファンタジーの醍醐味があります。
闇の守人ヒョウルとは。すべての真相は…

親族の元気な男の子カッサとおてんばな妹ジナも活躍。
牧童やオコジョを狩る小さなティティ・ランなどもいい味わい。
さすがに有名なシリーズだけあって、しっかり構成された、読み応えのある作品ですね。

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