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「聖なる島々へ」

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「聖なる島々へ」創元推理文庫

デイルマーク王国史の2。
舞台は冷酷な老伯爵ハッドの治める国ホーランド。

少年ミットは、牛を飼い貧しくも平和に暮らしていたのですが~不公平に重くなった税で追いつめられて、家庭はもろくも崩れ去りました。
父親は出稼ぎに行ったまま革命組織に荷担して出奔、残されたミットはいきさつを恨みます。
きれいだが考えなしの母親ミルダは、堅実な鉄砲鍛冶のホービンと再婚したにもかかわらず、復讐の後押しをすることに。
海祭りの日に、ミットは爆弾を抱えて行列に近づくが…

一方、伯爵の三男の娘ヒルディとその弟もまた、祖父のいいなりの窮屈な暮らしの中で脱走を夢見ていました。
父に与えられた美しい帆船「風の道号」で海原に出る…
そこに忍び込んでいたのがミット。
子供3人での航海が聖なる島々への大冒険へ発展することに。
波乱に富んだ航海と意外な展開の広がりが大きくて~面白いです。

王国史というには主人公は庶民の子供。
前半の階級的な問題や銃なども出てくる時代設定と、後半のファンタジーが古代ふうなのがやや違和感あるけど、同時に成り立つのが独特な濃さにも繋がっています。

第一話と直接のつながりはなし。
原題だとデイルマーク・カルテットだからね…四重奏~四部作ってことですかね。
77年の作品、この文庫は2004年の発行。

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