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「人のセックスを笑うな」

山崎ナオコ-ラ「人のセックスを笑うな」河出書房新社

作者は1978年生まれ。
この作品で、2004年第41回文藝賞を受賞。

19歳のオレこと磯貝は、美術の専門学校生。
そこのデッサンの講師で、20歳年上のユリちゃんことサユリにモデルを頼まれます。
39歳といえばそう見える外見だが、生徒をほめるタイプの教師で、若々しい雰囲気のユリ。
ユリの家でモデルをするうちに、付き合うようになります。

ユリの悩みを聞きながら、自分にこだわりすぎではないかと内心思ったりする主人公。そのへんがリアルでちょっと面白かったり。
これが恋なんだろうかと時に自問しつつも、愛しさがわき出るのですね。
楽しい時期が過ぎていくけれど、52歳の夫と家で鉢合わせ…
夫とはもう恋愛ではないと聞いて素直に信じていた若者は、気がついていないはずはない夫に表面は愛想良くされて食事をごちそうになり、おかしなひとときを過ごします。
けれども、その後、ユリの方は態度が変わり始め…

ありそうなディテイルを丁寧に描いていて、そのわりに生々しくはない。
そのあたりのバランスが上手いです。
ユリは平均的というわけではないけれど、こういう女性もいるなって世代的によくわかります。
恋をしないよりも恋をして失った方が良いんだよ、若者!
まあ、こういうことも、あるかもしれないねえ…って感じ。

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