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「こころげそう」

畠中恵「こころげそう」光文社

「しゃばけ」シリーズではない作品ですが、江戸物です。
主人公の宇多は、江戸橋本町に暮らす下っ引きの若者。岡っ引きの子分ですね。
幼なじみだった兄妹が同じ日に水死した事件を機に、その謎を解きつつ~近所に住む男女9人の恋模様と身のふり方を描きます。
恋愛要素が強いあたりが、この作者としては新機軸で、にぎやかです。
妖怪は出てこないけど、幽霊が出てきます!

口入屋永田屋に奉公する重松はしっかり者で、みんなの信頼を集めています。が、恋は思うに任せないようで…
気ままな野菜のぼて振り・弥太と、大工の娘・お染は恋仲。
大きな小間物屋の千之助と於ふじ兄妹が、川に落ちてしまった事件の主。
宇多は於ふじを想っていたのですが、身分違いなので突き詰めようとはしないでいたんですね。
おてんばなお絹は長次親分の娘で、宇多の妹のような存在。
茶屋で働く色っぽい美人・おまつはもてもてだが、じつは弥太に片思い。
一番の大店の箱入り娘・お品は少し距離があり、様子がおかしいのにまわりが気がつくのは最近になってから…

立場も性格も違う、幼なじみの9人。
さらっと読めますが、宇多が恋愛に疎いためにやや傍観者的な見方になるせいか、娘たちが恋に悩む姿が時々わがままに見えてしまうかなあ?
登場人物が多いので、一人の娘に同情しながら読むわけではないからかな。

こころげそうとは、心化粧と書いて~口には言わないが内心恋いこがれること、だそうで。
はっきり言えない宇多も、内心は恋いこがれていたのでしょう。
2004年から2007にかけて書かれた作品。

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