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「影との戦い ゲド戦記1」

アーシュラ・K.ル・グウィン「影との戦い ゲド戦記1」岩波書店

「指輪物語」「ナルニア国物語」と並ぶ世界の三大ファンタジーとして有名なゲド戦記。
その一巻目です。

7月にテレビでアニメを見たら、原作がどうだったか気になって…
これで、1巻目は4度目ぐらいの読み直しになるかなあ。
一巻目は特に、ゲドの若い頃の話なので、アニメとは直接の関係ないんですが、作品世界や基調はああ、こうだったと納得。
映画とは違う~哲学的な深みがあります。
やはり、すごい作品です!

アースシーと呼ばれる異世界。
少年ハイタカは、ゴントの貧しいヤギ飼いの家に生まれ、村の呪い師をやっていた親戚の女性に少し魔法を習っただけでした。
それでも並々ならぬ才能を見いだされ、ローク島の学院に招かれて学ぶことになります。

けたはずれの魔法の才能を持ち、学ぶことにかけては意志が強いけれど、気が荒く世間知らず。
気の合わない学友にそそのかされて力を見せつけたくなり、禁忌を犯して恩師を失うことに…
若き日の傲慢なゲドの遭遇した事件。
危険な旅に同行してくれる、かっての学友のカラスノエンドウ(というのが通り名)には泣かされます。

ゲドというのは、ハイタカの真の名。
真の名を知れば呼び出すこともでき、魔法をかけることもできる、という設定で、ふだんは口にされません。
真の名をあかすのは信頼の証ともなります。

アニメ映画で、後にアレンが追われる影とは何なのか、その原型がここに描かれています。
あの頼りになる穏やかなゲドも、少年時代にはこんなことがあったと…
映画を見た人に、そう思って読んでいただければと思います。

発表は1968年。うわっ、そんな古いんだ!
原題はA Wizard of Earthsea
あれ、「ゲド戦記」というのは~日本だけのタイトルでしょうか?戦争の記じゃないのは確かですが。
私が持っているのは1976年(第一刷)発行の本です。

ル・グウィンは、1929年生まれ、文化人類学者の父と作家の母の間に生まれ、大人向けのSF作家として高名です。
69年にもう「闇の左手」を発表してるんですね。
これは萩尾さんが推薦したので日本では有名だったと思います。懐かしい…

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