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「インシテミル」

米澤穂信「インシテミル」文藝春秋

2007年の作品。
不穏当かつ非論理的なことが展開しますという警告で始まる、密室での殺人ゲームの話です。
異常に高額のバイトに半信半疑で応募する人たち。
大学生の結城理久彦は車が欲しくて応募、暗鬼館に到着します。

たまたま一緒にアルバイト情報誌を見た須和名という育ちの良さそうな美女も参加していました。
12人のメンバーは、おのずとリーダーになるタイプの大迫とその恋人や、結城があるところで知っていた人物など、ほとんどはごくまともそうな人々。
意外なようですが~見るからに凶暴だったりしたら、乱射してすぐ終わりになりかねないですもんね…
そう簡単に終わらないように、念入りに人選も考えてあるというわけなんです。

地下の豪華な施設に閉じこめられ、それぞれ一つずつ凶器になりうる物を与えられます。
夜の間は一人ずつ自分の寝室に引き取る規則で、しかも鍵はかけられないという~不安をあおる設定。
法外な時給の他に、見とがめられずに殺人を行えば倍額、殺人を行おうとしているところで捕らえられれば減額、探偵役として推理が当たっていればさらにボーナスが出るといった仕組み。
誰も何もしなければそれで済むじゃないかと話し合って、ほっとしたのもつかの間、銃で撃たれた死体が発見されます。
3人以上で行動するように取り決めますが、皆は次第に疑心暗鬼に…

悪趣味だが。
細かな工夫が凝らされ、それがなかなか上手くできているので、凝りまくりぶりがミステリマニアならまでは。
そのへん、面白く読める要素はあります。

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