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「愚者のエンドロール」

米澤穂信「愚者のエンドロール」角川文庫

2002年8月、スニーカー文庫で発行。
古典部シリーズの2冊目。
古典部のメンバー4人は、学園祭を前に、上級生の入須冬実にある依頼をされます。
クラスの有志で撮影中だったビデオ映画の脚本が仕上がらず、担当者がプレッシャーから寝込んでしまったので、出来た分を見て解決編を推理してくれというのでした。

ミステリ研究会じゃないんだけどと思いつつも、思わず推理を巡らす面々。
近くにある元の炭坑町で今は廃墟となっている所を撮ったビデオ、この描写はやけにリアル。
作者の地元にモデルがあるようですね。
千反田えるの好奇心発令で動かされるホータロー、省エネだけで生きていくのもつまらないように感じ始めているのでした。
その心境の揺れ動きが、ちょっと好もしい。

ミステリとは何か、という論議もなかなか楽しかったです。
「クイーン、クリスティ、カーぐらい」読んでいる自分を「ごく普通」と思う摩耶花。海外ミステリ読みとしては確かに普通です…けど。
しかし、入須先輩は高校2年にしては威厳のありすぎ~。

愚者は、タロットでフール(つまり道化ですね)、好奇心を意味するんだそうですね。千反田えるをタロットで占った時に出たのがこれ。
エンドロールとは、映画の最後に出る画面のことらしい。
なんだかんだいって女性陣に動かされている~ホータローのことを指したタイトルのようでもありますね。

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