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「ナイチンゲールの沈黙」

海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」宝島社

デビュー作で大ヒットの「チーム・バチスタの栄光」に続く第二弾。
2006年10月発行。
デビュー作よりも描写そのものは力が上がっている印象ですが、内容的には、う~ん、どうだろう…
三作目「ジェネラル・ルージュの凱旋」とほぼ同時期の話で、出だしは同じ。

観点がどんどん変わっていく所はちょっと面白い。
東城医大付属病院で小児科に勤務する看護師・浜田小夜は、眼の癌を摘出することになる子供達を心配していました。
彼女は歌にたぐいまれな才能を持ち、病院の忘年会で個人賞を取ったのはほんの手始め、入院してきた有名な歌手・水落冴子と彼女を育てた男性・城崎に見込まれます。
冴子の因縁の曲・ラプソディを聴いて倒れてしまった小夜ですが…
「ジェネラル・ルージュ」で活躍する同じ看護師仲間の翔子とは、対照的な個性。一見大人しそうな小夜にこれほど振幅があるとは!?

田口医師は、子供達のカウンセリングを行うことになります。
14歳の患者・牧村瑞人の父が殺され、事情聴取の場として不定愁訴外来が使われることになります。
事件に絡んで警察庁から出向してきた加納警視正が登場。見た目は加納の方が勝つらしいけど~例によって途中から現れる白鳥は、この加納と同期だったりします。
医学物としてのスリルや現実味を期待すると、ちょっと途方もない部分があって…それもそれなりに読ませるけど、なんか納得いかない感じも?

これはね~書き方が…読者にとって心地良い構成になっていないの。ネタばれにならずに指摘するのが難しいけど!
「ジェネラル・ルージュの凱旋」の方が面白かったので、その補完みたいな物と思えば、良いかなあ。
しかし、こんなに事件の多い大学病院へは行きたくないぞ…っと。
その後の「螺鈿迷宮」になると、さらに若向きというのか妙にブラック&ゴシックな話になるので、ちょっと…??

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コメント

これは前に予約しておいた記事です。しておいただけよかったというか〜〜…まだ復旧のめどがたっておりません

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