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「クドリャフカの順番」

米澤穂信「クドリャフカの順番」角川文庫

古典部シリーズ第3弾。平成17年6月発行。
作者は1978年生まれ、古典部シリーズの第一弾でデビュー。

カンヤ祭こと神山高校の文化祭、やたらと文化部が多い高校なんですね。
古典部のメンバーは、手違いで作りすぎた文集200冊を出来るだけ売ろうと、それぞれに頭を悩ませているのでした。
メンバー4人の個性が光り、楽しく読めます。

省エネをモットーとする奉太郎は、3階の地学教室という不利な売り場で待機。 頭の良い彼がいわば探偵役なんですね、一人でするのではないけれど。
もっと明るい性格の里志は、けっこう美少年らしい?
データベースを自認する里志は、幼馴染みの奉太郎の才を誰よりも認めつつ、彼にない物も意識しているんですね。
宣伝のために色々な催しに古典部として参加~料理対決も面白いです。
折しも、あちこちの会場で些細な物が盗まれ、謎のメッセージが。
待機している奉太郎のもとへ、次々に用のない物が置かれていく~わらしべ長者のごとき展開も楽しめます。

女の子2人は摩耶花とえる。
小柄で童顔だが気の強い摩耶花は、漫画研究会で先輩と言い争いになり、昨年感動した同人誌を先輩に見せようと探すが、その書き手の正体がわからない。
ダークホース的存在は、すらりとしたお嬢様だが気になることは追求する好奇心の塊・千反田える。
彼が奉太郎を動かざるを得なくするんだとか。さて?

このシリーズを初めて読んだのですが、とても面白かったです。
児童書・YAというカテゴリーにも入れたのは、もちろん児童書ってわけじゃないんだけど、若い人にぜひ読んで欲しいと思ったから。
サークル活動の楽しさ、微妙な対立をどうするか、創作にかける気持ち…
ちょっとした所が、いいんですねえ~。
タイムスリップして若々しい気分になりたい人にも!

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