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「物しか書けなかった物書き」

スコット・トゥーイ「物しか書けなかった物書き」河出書房新社

短編だけを書き続けた職人的作家の短編集。
エラリイ・クイーン誌の編集者に代々愛されたそうです。
登場人物が雑誌を見てエラリイ・クイーンとは探偵じゃないのか?雑誌なのか?作家なのか?と言いながらエラリイ・クイーン本人に電話するシーンのある作品など、遊び心いっぱい。
2008年版のこのミスのベストテンに入っていたので、読んでみました。
確か2007年版のこのミスにあったので読んだジャック・リッチーにちょっと似てますが~もっと摩訶不思議感が強いです。

表題作は、小説を書こうと呻吟しているうちに~何故か家の中に馬を呼び出してしまった男の話。
書いた物を実体化出来るという大変なことなわけですが、お金を出すことは出来ないんですね。概念的な物は出来ないということらしく、なかなか思ったとおりには出来ないという。
売れない作家だったうちは良い女房だった糟糠の妻が、しだいに強欲になるという皮肉な展開。

他に、警察に電話して「家の中に馬がいる」と言って長々と怪しげな話で困らせる男の話もあり、これが好きなパターンらしい~馬が好きなのか?
家の中に馬がいる、って、あちらでは通じやすいジョークなのかも。
最近テレビで見るお笑いのセンスに近い物があるので、若い人が読んでも楽しめそう。

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