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「シタフォードの秘密」

アガサ・クリスティ「シタフォードの秘密」ハヤカワ・ミステリ文庫

イギリスで製作のドラマが先週BSで放映されました。
まだ全部は見ていないんですが~「スリーピング・マーダー」「親指のうずき」「動く指」「シタフォードの秘密」の4作。
あれっ、シタフォードってマープル物じゃなかったような?
と探してみたら、やっぱり違いました。
マープル物でもポワロ物でもなく、警部は多分これしか出ていない人であまり特徴がありません。
容疑者と婚約しているエミリーという美女が活躍するのは同じですね。
原作は1931年の作品。

舞台は、雪に閉ざされたシタフォード村の立派な山荘。
厳冬期にここを借りた母と娘は南アフリカ帰りで雪が珍しいからという触れ込みですが、どこか不自然。
隣人を集めた座興にテーブルターニングで降霊術を行っていたところ、山荘の持ち主トリヴィリアン大佐の死が予告されます。
大佐の親友バーナビ少佐はこれが気になって、遠いふもとの借家にいた大佐の元へ。何と、同じ頃に殺されていたことが判明します。
大佐の甥に当たるジェイムズが逮捕されたので、婚約者のエミリーが村に乗り込むことに。

トリヴィリアン大佐役をティモシー・ダルトン。
原作に60だけど50に見えるとあったのですが、ちょうどそういう年齢なんじゃないかな。
勝ち気で生命力溢れるエミリーは、ドラマでもイメージぴったりの女優さんがやっていました。
けっこうハンサムだけど頼りにならないジェイムズもいかにもそれらしく、恋敵の新聞記者はいかにも頭が回りそう。

ミス・マープルがその場にいるのはけっこう自然でした。原作は「牧師館の殺人」の次の作品だそうで、元気なマープルの活躍期ってことで~まあいっか?
ジェラルディン・マクイーワンの華奢なおばあさんらしい外見は、マープルのイメージに合ってるしね。
声優さんが亡くなった岸田今日子から草笛光子に代わり、ちょっと声が太くなりましたかね。時々あっと気づきますが、ほとんどは気になりませんでした。

雪に閉ざされた村という~半ば密室殺人事件に、いわくありげな容疑者はてんこ盛り。
導入は怪しげですが、ストレートな推理物で、割とあっさりしています。
ほとんどの登場人物や舞台はそのままで視覚化されるのは嬉しいものです。ただし、ドラマは後半の展開をかなり派手に変えていました。
う~ん、確かにちょっと、原作は地味な方かな…
しかし、この犯人像は他の作品で読んだ気がするんだけど、何だったろう。マープル物の有名な作品ではないだろうし…??

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コメント

やっぱりTV版「シタフォード」は、クリスティの別の作品から一部借りてきてますよね。むかし読んで「おお!」と思った記憶があるんです。でも、どの作品かわからなくて、ただいまグルグルしているところ。

おクチ様、
でしょう~!
原作と犯人が違うのでビックリ!でしたが、いかにもクリスティ的世界…
ん?いやこの設定は読んだことが!
でも思い出せないんですよねえ…
犯人ってどこにもリストになってないし。
思い出せない~~

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