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「絶対音感」

最相葉月「絶対音感」小学館文庫

最相葉月の出世作。
ノンフィクション大賞受賞ということで、印象に残っていました。
こっちはギリギリ音痴でない程度なので、もちろん絶対音感などあるわけがなく、音楽家のこともあまり知らないので、後回しにしていましたが~星新一について書いた評伝が評判が良いので、そっちを読む前にと。

一つの音だけを聞いた時に正確に音程がわかる、のが絶対音感。
小鳥のさえずりもサイレンも雑音も、全てドレミに聞こえているらしい。
絶対音感は音楽家には必要不可欠な物なのか?
様々な角度から迫っていきます。

交響曲を書く作曲家や、指揮者なんか必要なんだろうな?と思いますよね。
音楽家でも絶対音感のない人はいるそうです。
早い時期から教育すれば、後天的に身につけることも出来るそうで、日本は幼児音楽教育が進んでいるために、身につけた子供が珍しく多いらしい。
不協和音やちょっとした音程のずれが気になって仕方がないとか、良いことばかりではないというあたりも面白い内容でした。

音楽家のエピソードが印象的で読ませます。
中でも熱を入れて描かれているのは、五嶋みどり一家。
母親の徹底的な訓練によって、五嶋みどりは絶対音感も得たそうです。厳し過ぎるほどの教育があったからこそ才能は開花したわけですが、一体化しすぎて、親離れ子離れにも苦悩することに。
反省も込めて、弟に対しては教育法を変えているそうですが、こっちは生まれながらにして絶対音感はあるとか。
必ずしも絶対音感のことに絞った話ではないのですが…読み応えのある内容でした。

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コメント

この本、おもしろそうですね、ぜひ読んでみたい本です。
絶対音感というと、今は亡きSF作家の広瀬正さんの『ツィス』という作品を思い出します。
それから、中学校のときの音楽の先生が、絶対音感をやしなうためのメソッドをうるさいくらいに施してくれていたのを思い出しました。役に立ったかどうかは不明です

julikaさん、
こんにちは~
これ、なかなか面白い本でしたよ!
広瀬正の「ツィス」?…読んだ可能性あるけど~覚えてません…

>中学校のときの音楽の先生が、絶対音感をやしなうためのメソッドをうるさいくらいに施してくれていたのを思い出しました
ああ、そういうメソッドがあるんですね!
私もちょっとだけはやったような気がします。
役に立ったんでしょうか?!

音感は、ピアノ習ってた頃には絶対音感に近いものがあったんですが、やめちゃったら、とんと・・・
身近な絶対音感の持ち主で言うと、sanaさんもご存じの某Yさんと一緒にいると、彼女の絶対音感に驚かされることがしょっちゅうあります。たとえば、地下鉄の駅構内で演奏しているアコーディオン弾きの人の音を聞いて、「今の人、ちゃんとオリジナルキーで演奏してたわねー」とか、バイオリンの人なんかに、「演奏は割といいのに、○音が必ず♭してる」とか・・・私は生の演奏で完璧音痴のバイオリニストとか金管奏者が分かる程度です。あの音だけ下がってる、とかは、聞き直せば分かるかも知れないけど、瞬時には分かりません。テレビで歌ってる若手でハモリが不協和音になってる人のは瞬時に分かりますが
そういえば、いつだったかのバレエの公演で、音楽がテープ音源だったために、おそらく回転数の問題でしょう、音がオリジナルより低かったんですよ。私はなんか変だなぁぐらいにしか思わなかったんですが、某Yさんは「音が気持ち悪くてバレエに集中できなかった~~~、もう、すっごく気持ち悪いんだもの~~~」といってました。絶対音感があるって大変なのね・・・
この作者の星新一の伝記が評判いいのは私も聞いてました。まぁ、SF者のはしくれなので、星さんがそんなにイイ人ではないことぐらいは知ってましたけど、どんな風に書いてあるのかなぁ。ところで作者の名字、どうしても読み方が覚えられないんですよね。なんでしたっけ?

しあんさん、
あ、ピアノやってらしたんですね~。
私も習っていた時期にはある程度まではわかりました。
やめるとあっと言う間に……
Yさん、すごい!
のだめの千秋さま(指揮者)みたいだわ~。どんな世界が展開しているんでしょうねえ…
私はオーケストラはまとめて聞こえるだけ。オリジナルキーも知らないし…
演奏の回転が違うってひどい!?でも普通はわからない程度なんだ~。
自分よりも音を外すアイドルなら、わかるかな~。

>私は生の演奏で完璧音痴のバイオリニストとか金管奏者が分かる程度
ええ?それって素人の演奏てことですか?
私は元の曲を正確に覚えてないでしょうから、多分わからないだろうな…

さいしょう、と読むみたいですよ。
星新一、好きになったばかりの子供が読んだら、ちょっとショックかも?
でも同情的に書かれているし、作家ならこれぐらいの偏りは誰にでもある程度だと思いますよ

あー、なんだ、そのまま音読みでいいんですね>さいしょう

ねぇ、Yさん、すごいでしょ?
でも、わたしが「すごいね~~」って言うたび、当の本人は、何がすごいのか分からない風情で「そぉ?」とか言うんです。当人にとってはごく当たり前のことなんですねぇ。イヤハヤ。

> ええ?それって素人の演奏てことですか?

プロでも音痴はいっぱいいますよ。バイオリンのようなフレットレスの弦楽器や金管楽器は自分の音感で音をとるので(ピアノみたいにキーを押して誰でも一定の音程が出るということではないって意味です)、音痴は存在します。バイオリンは無伴奏の曲だと分かりづらいけど、コンチェルトや伴奏付きだと分かりやすいし、金管なんか、音痴だとオケの中でものすごく目立ちます。元曲を知らなくても、他の人とずれていれば、すぐ分かりますよね。ちなみに、音痴なオケってのも存在します。オケ全体が音痴なの。誰が原因なんでしょうね(笑)

音感(運動もだ)というものが致命的に最悪な私には音楽ができる人は尊敬、羨望です。
アマのピアノ弾きさんと知り合いなのですが、絶対音感はもとより、初見で弾けてしまうというのがもう、私には信じられませんでした。ま、だいたい度胸のいいこで、アマの声楽や合唱の伴奏とかやったりしていて、たまに何かで弾くとき声をかけてくれるんです。あるときの仲間同士でのの音楽会の伴奏で、いつもより楽譜にかじりついて弾いてるなぁと思っていたら、あとできいたら、さっき直前に楽譜もらった~とか。知っている曲なの?と尋ねたら、きいたことはあったかもって程度。曲はもちろん童謡とかじゃないですよ(笑)。字を読むように音符を読んでいるんですかねぇ。

音痴なオーケストラ員
もともと音が間違っているのか、間違っているとわかっても、音がでないのかどっちなんでしょうね。
ピアノは鍵盤の音は決まっていて、そこを弾けば必ずその音がでるけど、他の楽器ってそういうわけでもなさそうですものね。音感があっても不器用では厳しそうですね。

しあんさん、
Yさんはすごい!としか言いようがないほどスゴイです~。
ごく当たり前のこと、というのがまたなんとも…

バイオリンとか金管楽器とか、ピアノと違って難しいだろうな、とは思ってました。ピアノを何年もやると、とても考えにくくて。
そういうの演奏する人こそ、音感が良いんだろうと思ってたんですが?あれ?
ずっと訓練してきたんでしょうに…難しい曲だと狂っちゃうのかしら~

>音痴なオケってのも存在します。オケ全体が音痴なの。
ええ~そ、それは…
基準からずれてるとか?
中学の時の音楽会のようだわ~離れた所にいる子がずれた演奏しているので、どっちに合わせようか皆迷ってぐちゃぐちゃに

しげさん、
まったく音楽が出来る人は羨ましい限りです。
初見で弾けるお友達、スゴ~イ!
楽譜、ピアノやっていた時期はある程度は読めましたが、その通りにすらすら指が動くわけではありませんでした。上手く出来るのなら続いたことでしょう…

オーケストラの人だったら~曲をマスターし切れてない、って可能性もありそうですよね?
音大や楽団の試験を突破してきたはずの人なんだから~あ、でも試験官の音感が……なんてあり得るのかしら?

この本は私も読みました。
といっても、随分前なので、殆ど忘れています。
最近、脳みそのしわがどうなっているのか、真面目に心配されています。
徘徊しないようにしたいものです。

ところで私も、ちゃんとピアノをやっていた頃はある程度分かりました。
ピアノを伯母に買ってもらった後(貧乏なのを不憫に思った伯母が買ってくれた)、最初のサービスの調律の時に、生意気にも「この音とこの音とこの音が気持ち悪い」と何度もダメだししたらしく、以来そのおっちゃんには来て貰えなくなったらしいです(親の言うことなんであてになりませんが)。
だもんで、我が家のピアノの音は狂ったまま・・・。
それに慣れた頃には、先生のピアノと音があまりに違うので、凄く気持ち悪かったのを覚えています。
どちらのピアノを弾いても違和感があるんですよね。

で、数年前ピアノを再開して、電子ピアノを購入したのですが、電子ピアノのくせに黒鍵のいくつかの音がおかしいのです。
ほんの少し下がっているだけなんですが、たまらなく気持ち悪いんですよね。
ハノンの練習をするたびに嫌になります(最近してないけど・・・)。
お前は本物のピアノか?!と、罵倒したところで戻りません。
保障期限が切れた後に下がりやがったのです(涙)。

櫻子さん、
子供の頃から音感良いんだ~!
…でもそれって、気持ち悪いことが増えるんですね?
先生のピアノと音が違うなんて~そ、それは…
そんなのに気づいたことはないなあ。
先生のは正しいんじゃないんですかね?
ずれてるのを聞き慣れたせいかしら!?

>保障期限が切れた後に下がりやがったのです(涙)。
おお~ん、なんということでしょう!
うちのピアノは長年調律していないので、もう直せないかも知れません…
ものすごく高くつきそうで、怖くて呼べないんですよ…

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