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「ウォッチメイカー」

ジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」文藝春秋

昨年発行、リンカーン・ライムのシリーズも7作目。
このミスでも文春でも海外部門1位でした。なるほど~快作です。

犯行現場に古い時計を置いていく連続殺人犯…
4日間のスリリングな事件がスピーディに語られます。
初期作品ほどの張りつめた緊張感はないけれど(あそこまで怖いのもそう何度も読むの大変だしね)~どんどんページをめくり、鮮やかなどんでん返しの連続を楽しむ事が出来ます。

ニューヨーク市警の鑑識の専門家だったリンカーン・ライムは仕事現場の事故で大怪我、半身不随となりました。特異な才能のために再三要請を受けて捜査に協力、今では彼の家は警察の支部のようになっているのでした。
動けない彼の代わりに現場に出向いて、手足となり目となるのが美しい巡査アメリア・サックス。2人は恋人になっています。
今回は、警官だったアメリアの父の過去も明らかに。

今回初登場するのはカリフォルニアから来た尋問の専門家のキャサリン・ダンス。無意識の身振りや表情で嘘を言っているかどうか見抜くという面白い才能を磨いた人。子育て中の彼女は大人の女性で、わがままな天才・ライムとも若いアメリアとも違う魅力がありますね。
所々に911以後を感じさせる展開もありました。
次回作はキャサリンが主人公の由。

ジェフリー・ディーヴァーは1950年シカゴ郊外生まれ。
雑誌ライター、弁護士を経て、1990年から専業作家に。
リンカーン・ライムのシリーズは、97年の「ボーン・コレクター」(日本では2000年の発行)から「コフィン・ダンサー」「エンプティ・チェア」「石の猿」「12番目のカード」「魔術師」そして本作となります。

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コメント

「ボーンコレクター」みたいな話かと思ってワクワクしながら読んだんですが、ややがっかり…(笑)
あんまり残酷な話は流行らないのでしょうか? ディーヴァーはだんだん丸くなってきましたね。
シリーズが長くなると、新味が出しにくいのでしょうか、新キャラが登場しましたね。そろそろライムとアメリアに進展があってもいいのになあ。

marieさん、
最初は「ボーンコレクター」か「コフィンダンサー」みたいに怖い話になりそうで、ドキドキしました!
う~ん、でもまあ、最後までそれだと疲れるし…
9.11以後は他の現実に重い物があるじゃないですか。
その感覚の違いはアメリカではもっと強いでしょうからね。
次回作はけっこう楽しみに出来そうですね。

ライムは本当は恋人と上手くいくような身体じゃないですよね~。
でもシリーズも長くなると、医学も進むかな?

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