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「黄金の羅針盤」

フィリップ・プルマン「黄金の羅針盤 ライラの冒険1」新潮社

フィリップ・プルマンの名作。
三部作の一作目で、一番中身が濃いです。
いぜんにハードカバーを借りて読み、重厚さと迫力に驚嘆しました。
文庫を買って読み直してますが、二度目のせいか文庫のせいか映画化された写真が載っているせいか~ずっと、わかりやすく感じます。

舞台は20世紀の初め頃(1930年代ぐらいかな)のロンドンに似た異世界。
両親を亡くしたライラは、おじである探検家・アスリエル卿を後見人に、大学の学寮に預けられて育ちます。
生来活発でおてんば、嘘の得意な~近所の子達のガキ大将的存在。
自分では知らないある運命を背負った子として、途方もない冒険に飛び込んでいく事になります。
地域の子供が謎の評議会にさらわれるという噂が立ち、友達のロジャーが行方不明になるに及んで、ライラは救出に乗り出すのです。
荒っぽい女の子がイイコになるってわけでもなく、強さを生かして難局にぶち当たっていく~果敢さが良いですね。

この世界には「よろいグマ」という知能も戦闘能力も高い白熊がいて、この中のはぐれ者イオレク・バーニソンがかっこいいんです。
イオレクに出会ってからのライラは勇敢で~後半、ぐっと盛り上がります。

この世界では人は皆、分身のような存在のダイモン(守護精霊)を持ち、常に行動を共にします。
ライラのダイモンはパンタライモンという名前で、オコジョになったりカナリヤになったり蛾になったりと便利に姿を変えます。
パンタライモンはすっごく可愛いですよ~。

ダイモンの姿はその人の本質を現していて、大人になると一つの動物の形に定まります。
探検家アスリエル卿のダイモンは雪豹。
世界を揺るがす陰謀に関わっている謎の女性・コールター夫人のダイモンは、金色の猿。
ジプシャンの中の女王的存在であるマ・コスタのダイモンは鷹。という具合です。

もう一つの特異な存在は「ダスト」
これが何かは、この世界の人達にも良くわかっていなくて、色々説があります。
一体どう転ぶのか全体像が少し見えかけた所で終わるので、ひい~って感じですよね。続きも必読です。

映画公開中。キャストはピッタリの感じですね。
児童文学の枠にはまりきらない重厚さと大胆さが~映画ではどうしてもスッキリ軽くなってしまうのではないかと思いますが…見てから読めば解りやすいかも?

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コメント

映画でもパンタライモンがとってもかわいかったです! コールター夫人のダイモンはすんごくやな感じ~ 雪と氷の世界は幻想的できれいなんですが、あんまり寒そうじゃなくて(魔女なんて薄着!)なんだか嘘っぽかったです。
ライラはどっちかというと手に負えない悪ガキという感じで、あんましかわいげがないの。さて、第3部まで映画を作ってくれるでしょうか?

marieさん、
映画をもうご覧になってるんですよね、いいなあ!
パンタライモン、可愛いですか~。
オコジョになって首に巻き付いて欲しい~。

>コールター夫人のダイモンはすんごくやな感じ~
ぷぷぷbearing

映像、嘘っぽいですか~。
今はCGで相当な事が出来るんだけど、重厚さを出すのは難しいのかもね。

ライラが悪ガキ…それは原作通り!?
いつの間にか成長するんですけどね。悪ガキではあってもチャーミングさも欲しいでところですね。
魔女が薄着…それは原作通りですね~魔女だからそうなんだと思いましたよ。
映像でずばっと出てしまって、でも説明とかする暇がないからなんか変に見えるのかしら~coldsweats01

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