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「略奪」

アーロン・エルキンズ「略奪」講談社

美術探偵リヴィアの一作目という事です。
第二次大戦中にナチスによって強奪された著名な絵画をめぐるサスペンス。
スケルトン探偵が有名なエルキンズですが、絵画物ではクリス・ノーグレンのシリーズが3作あります。
こちらのリヴィアは中年男の奮起がテーマになっているようです。

元学芸員のリヴィアは転職を繰り返し40になっても腰が定まらず、元妻に愛想を尽かされた身。
親しくなった質屋の老人シメオンの元に持ち込まれたベラスケスの絵に大興奮!
ところが美術館と連絡を取っている間にシメオンが襲われ、殺されてしまい、絵の来歴を辿ってヨーロッパを飛び回ります。
シメオンの姪で元妻とはタイプの違う生き生きした女性も登場、ほどほどに面白い。
アクション・シーンも多く、ちょっと「ダヴィンチ・コード」ぽい展開~多分、この方が早いと思いますが。(再読ですが、ストーリーはほとんど忘れてました)
ものすごく素晴らしいとか、新しさがあるというのではないけれど、絵画への愛が基調になっていて、気分転換には安心して読めるレベル。
ロシア・マフィアに有名絵画というと、エロイカと少佐が絡んでもいいような話だなあ。

エルキンズを未読の方なら、初期の「古い骨」「暗い森」をオススメします。
こちらはちょっと他にない味わいですから。

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コメント

これ読みました!
アーロン・エルキンズということで、穏やかな話だと勝手に想像してたら、これがまあ~!
こういうのも書けるというところを見せたかったとか?
絵画がテーマのミステリって多いのですが、意外に肩すかしの結末で終わることが多いですね。その点、「ダ・ヴィンチ・コード」はおもしろかった~

marieさん、
お読みになってましたか~
絵画をテーマの作品、大抵手に取ってみます。
絵画が好きという気持ちは共有出来るのですが、なかなか作品自体の面白さというと~難しいものが。

「ダ・ヴィンチ・コード」はさすがにその点、良くできているんですよねえ。わかりやすいし、目を惹くモチーフで

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