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「竜と竪琴師」

アン・マキャフリイ「竜と竪琴師」ハヤカワ文庫

パーンの竜騎士のシリーズ、10作目。07年6月発行。
作者は60年代からこのシリーズを書いているんですから、すごいもんです!
ジャンル的にはSFでしょうが~ファンタジーが好きな人向きの話も多いです。
惑星パーンは地球人類が植民した星。科学は忘れ去られ、人々は岩山を生かした城塞と巖洞に住み、中世的な暮らしをしています。

いくつもの作品に登場し、老いた賢者という印象のある竪琴師ノ長ロビントンの生い立ちから描いた作品。
パーンは長い間、宇宙からの糸胞に襲われる事がなく、糸胞の危険に備える貴重な竜と竜騎士や竪琴師の存在意義が失われつつありました。
ロビントンはそういう時代に生まれ、難解な曲を書く気むずかしい父親に愛されずに育ちます。
母親はすぐれた歌唱師でもあり、とてもあたたかい女性なので、この母と周りに守られながら才能を伸ばす少年ロビー(!)
父との葛藤を底流としながらも、淡々と話は進んでいきます。

竜を感合することは残念ながらなかったけれど、竜の声を聞くことが出来る特異な才に恵まれ、ベンデンの竜騎士のフ-ロンと親友になります。
フ-ロンの息子達、フ-ラルやフ-ノルの時代になると、感合の時にシリーズの最初の方を思い出して、微笑ましくなりますよ。

若い時のみずみずしい恋愛と波乱の展開、各地の城塞を転任し、竪琴師に対する誤解や反発にもあいながら経験を積み、可愛い弟子に恵まれる中年期。酸いも甘いも噛みわけた長ロビントンはこうして現れるわけですね。
そして、幼いレサと劇的に出会うまで。
このままシリーズの最初になだれ込んでも楽しいかも。

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