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「映画篇」

金城一紀「映画篇」集英社

映画のタイトルにちなんだ連作集。
作者はコリアン・ジャパニーズ。読むのは初めてですが、映画「GO」はテレビで見ました。窪塚君がコウ嬢に恋する話ね。

一作目の「太陽がいっぱい」
デビュー作が映画化されるので撮影現場に出向いた小説家が幼馴染みの女性と再会し、中学時代の親友・龍一の事を思う…
一緒に映画を見まくった親友どうしなので、映画のタイトルが続々~男の子が好きそうなのばかりで、私には思い入れがないのが多くて笑っちゃいました。(「スティング」は入ってました)
アクション物はけっこう見ているけど、それについてえんえん喋るなんて事はないもの。
どっちも父親がいないので、ヒーローの条件に父親がいない事をあげていたりするんですね。

総じて映画への愛たっぷりの本ですが、つまらないフランス映画というのが何度も出てきて、タイトルがないのが気になる…(ゴダールか!?)
特定の作品じゃないのかも知れないけど、そんなにつまらないのって妙に見たくなりますね。

映画にちなんだ短編にうまく繋がりを持たせてあり、最後の「ローマの休日」の自主上映で、それまでに登場した人々がすれ違うのがさりげなくて雰囲気あります。
最後がまたいい話~!
長年連れ添ったお祖父さんを亡くして元気のなくなったお祖母さんを心配して、ちょこっと問題ありの従姉弟達が結集して頑張る話で、おバカな小さな従弟や、口は悪いけど根が人の良い主人公の恋愛も自然体でイイ感じ~心があったかくなりました。

映画を知らなくても楽しめますが、まだ「ローマの休日」を見ていない若い人はぜひ見てみて!
本屋大賞の候補作だったと思いますが、あれ、まだ決まってなかったっけ…?

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