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「信長の棺」

加藤廣「信長の棺」日本経済新聞社

「信長公記」を書いた太田信秀(後の牛一)を主人公に、本能寺の変の謎を解き明かしていく物語。
信長に事務方として仕えていた牛一は、本能寺の変の直前に信長からひそかにある物を託されたという設定。
凶報に衝撃を受けながら、逃げまどう家臣達の中でいかに行動するべきか考える緊迫した描写が面白い。

信長に傾倒する彼は、隠居後も一人で信長記を書き続けていました。
秀吉の正式な依頼で、それを秀吉の意図に添うように書き直していかなければならなくなります。
信長の残酷な面はあまり書きたくなかった牛一。
秀吉は自分の残酷な面を目立たせないために、信長のそういった部分は書かせたがるという~さもありなん?
秀吉には見せない部分をひそかに書いていたり、一部が盗み出されて流布したり、かくて色々なバージョンが出回るわけです。

子供の頃は秀吉が好きだった事を思い出しました。残酷な面は子供向きの「太閤記」ではほとんど書かれていませんからね…
信長は好きというのではないけど~カッコ良くあって欲しいキャラかな?

牛一は信長の遺体がどこにあるのか見つけてちゃんと葬りたいという気持ちも抱きながら、ひそかに光秀謀反の真相も探り続けるのです。
信長の遺体を廻る謎があるとは知りませんでした。
秀吉が探し回っていたが見つからなかったとか、遺体を見た人が綺麗な顔だった(つまり本能寺で焼失してない)という証言がどこかにあるのでしょうか?
どの辺が史実で、どれぐらい根拠があるのか?どこからが独創なのかが解りませんが~変わった角度から描いてあって、なかなか面白かったです。
地味な人間同士の信頼関係がしだいに生きて来るという話の展開だから、夢がありますね。

作者は1930年東京生まれ、経済経営畑の著作の多い人だそうで、05年発行の本書が作家デビュー。
年末にテレビでやっていたのを録画したのに、見切れずに消してしまいました~しまったなぁ

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コメント

たしか、去年読んだと思います。
はじめはなかなか話が進まなくてイライラしましたが、後半信長がどうなったかという謎解きに至るところはおもしろくてゾクゾクしました。

信長は日本史に出てくる人物の中で人気№1なんですって! 美男俳優が演じることが多いからでしょうね。美形一族だったのは史実なので、まあそうかなあと。旧体制をスパッと断ち切って日本を近代に導いた手腕はなかなかですね。
そういえば、フィギュアの織田くん元気かなあ~

marieさん、
お読みになってたんですね~。
最初は地味な人達が大事件を遠くから見ている感じですが~意外な展開が面白いですよね。

信長、人気No.1ですか!
なんというか~常人でない、天才性を感じますよね。
美形兄妹だし…ハンサムな俳優が演じるせいもあるんでしょうね

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