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「天璋院篤姫(上)」

宮尾登美子「天璋院篤姫」(上)講談社

今年の大河ドラマの原作。
テレビで見やすいホームドラマ調の展開に慣れていたため、漢字が多い!と思ってしまった。
新装版は字が大きくて読みやすいです。
それに平家物語などよりは時代が近いので~まだ解りやすいですけどね。
150年前かぁ…

すぐに濃厚な語り口にぐっと引き込まれました。
桜島を見るのも最後になるだろうと思う出立の日から回想していきます。
幸せそうな家庭でしたが、実は父親には側室が2人もいたりしたんですねえ。そういう経験もあった方が御台所になるには良いかも知れませんが。

乳母の菊本のエピソードは原作通り。
他は幼い頃の話は少なく、尚五郎は影も形もありません…
西郷は篤姫の輿入れの道具を揃える仕事をしたんですね!似合わないけど~史実なので、どこかでも聞いた覚えあります。

養女の話が出てから御台所になるまでには何年もかかったとは、驚きました。
南の果ての薩摩の分家から、段階を踏んで出世街道を上がっていく、ところがその頂点の将軍家というのが~豪華な暮らしはしていてもねえ…
夫となる将軍は病弱で変わり者…篤姫の戸惑いや愛情がよくわかり、自然に感情移入出来ます。
世継ぎを誰にするかという激しいせめぎ合いが一段落しそうな所まで。以下、下巻!

身分制度がはっきりあって、皆がそれを受け入れていた感覚というのはどんなものでしょう。
そして、それがもろくも崩れ去っていく…
ちょうど黒船も来航したとドラマでもやっている所ですが。
明治になるまでもうあと、ほんの15年ぐらい?
どっちへ転ぶか~難しい時代だったんですねえ。

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コメント

かなり以前に読んだのですが、大奥での習慣やうわさ話、姑や和宮とのあれこれなど、興味深い本でした。篤姫を支えるこぶのある老女(名前を忘れた~)がいいの!あれぞ、キャリアウーマンの鏡ですわ。
下巻では嵐のように時代が移り変わり、その中でりんと生きる篤姫の姿は一本筋が通っていてさわやかでした。

marieさん、
ドラマで登場したばかりの松坂慶子の役が幾島という老女です!
原作ではコブのある醜いご面相というのがまた迫力となっていますが~まあ視覚的にはね、しょうがないかも(^^;

私も前に読んだかもと思ったんですが、他の大奥ものだったようです。
斉彬の正室は将軍家の娘だったんですね~色々複雑な女性が出てきて、面白いですね!
下巻も楽しみに出来るんですね(^^)

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