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「幸運は誰に?」

カール・ハイアセン「幸運は誰に?」(上下)扶桑社ミステリー

このミスなどで名前を見かけたカール・ハイアセンの作品を読んでみました。

ジョレイン・ラックスは動物病院に勤める黒人女性、美人でタフだが男運には恵まれず、男と別れた年齢の数字でロトくじを申し込み続けたら~これが大当たり!
ところが、同じ数字を書いたのがたちの悪い2人組のチンピラで、半分ずつになるところを全額を我が物にして当然と根拠なく考えてジョレインを襲ってくる。
当たりくじの取材に来た新聞記者トムがジョレインと意気投合して、対抗手段をこうずるが…?!

ジョレインの住む町はいささかインチキな宗教がかった客寄せで有名で、宣伝に協力を求められたジョレインは可愛がっている亀をその店に預けるが、その亀に奇跡が…?
トムが別れようとしている妻はミュージカル版の「羊たちの沈黙」に出ているとか、ちょっと笑えるくすぐりもたくさん。
悪役はちゃんとした家庭に育ったのに悪くなってしまった白人優越主義者というサイテー男。言動が気色悪いけど~言い訳のきかないアホでまぬけなアメリカ人っぷりが痛烈に書かれてます。
奇人変人大集合のはちゃめちゃなコメディーです。
イヴァノビヴィッチより皮肉だけど~キャラがぶっ飛ぶ所がちょっと似てるかな。頼りになる脇役も出てくるし。

作者は53年マイアミ生まれ。
マイアミ・ヘラルド紙の辛口コラムで知られ、自然保護運動にも力を入れているそうです。
それでヒロインは動物好きで、自然を守ろうとするんですね。
トムは作者の分身&願望なのか?新聞社の中間管理職の情けなさや意味のない賞など、妙な実感こもってます。
97年の作品で、こちらでは05年発行。

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