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「HAPPY AGE」

吉野朔美「HAPPY AGE」集英社

先日、押し入れを捜索中に出てきたコミックスの一つです。
これ、大好きだったんですよ~!

1926年のニューヨークを舞台に、繊細なペンタッチで描く、小粋でお洒落で、ちょっと不安定な~都会の若者達のお話。
新聞社のカメラマンで人の良い、赤毛のオーガスタスが主人公。

一章目の「キャバレーN.Y.」では、撃たれて入院中のギャングのボスの写真を撮りに行き、その情婦と目される気の強い少女カルラと出会います。
20年代のボブカットと、すとんとしたドレスが可愛い。
二章目の「10セント・ダンス」というのは、10セントでお客と踊るダンサーの仕事。半ばホストのようなもんですね。
仕事が少ないオーガスタスが上役のサーにバイトを紹介されて、ダンサーの仕事をしに出かけます。
そこで再会したのは、不思議な魅力を持つ中性的な美少年アレックス。
頻発する放火事件の現場にたびたび居合わせる彼は、亡命したロシア貴族で、カルラと同じく孤児の身の上でした。

昭和59年の連載、コミックスは1985年発行…つまり翌年ですね。
この間の「銀流砂宮殿」と同じ年!同じ棚にあったわけだわ~昭和48年デビューの文月さんとはキャリア違いますが。
吉野さんは昭和55年にデビューしてるので、まだ5年目。

ライザ・ミネリ主演の72年の映画「キャバレー」がベルリンの1930年頃の話でした。ヒロインの髪型が似ています。
最近だったら「シカゴ」の方がわかりいいかな?
これも元は「キャバレー」と同じ頃の大ヒットミュージカル、同じボブ・フォッシーの振り付けです。
ダンスの方は確か大スターのルドルフ・ヴァレンチノが若い頃やっていた商売です。
バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフが主演した映画「バレンチノ」(77年)もありました。
どっちも見に行きましたよ~懐かしいです。
映画のパンフが「スティング」の手前に置いてありました!「スティング」は1936年の設定なのかな。

他に近いのはボウイ主演の「ジャスト・ア・ジゴロ」
これは風邪をひいて見に行けなかったんですが、友達がパンフをお見舞いにプレゼントしてくれましたconfident

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「信長の棺」

加藤廣「信長の棺」日本経済新聞社

「信長公記」を書いた太田信秀(後の牛一)を主人公に、本能寺の変の謎を解き明かしていく物語。
信長に事務方として仕えていた牛一は、本能寺の変の直前に信長からひそかにある物を託されたという設定。
凶報に衝撃を受けながら、逃げまどう家臣達の中でいかに行動するべきか考える緊迫した描写が面白い。

信長に傾倒する彼は、隠居後も一人で信長記を書き続けていました。
秀吉の正式な依頼で、それを秀吉の意図に添うように書き直していかなければならなくなります。
信長の残酷な面はあまり書きたくなかった牛一。
秀吉は自分の残酷な面を目立たせないために、信長のそういった部分は書かせたがるという~さもありなん?
秀吉には見せない部分をひそかに書いていたり、一部が盗み出されて流布したり、かくて色々なバージョンが出回るわけです。

子供の頃は秀吉が好きだった事を思い出しました。残酷な面は子供向きの「太閤記」ではほとんど書かれていませんからね…
信長は好きというのではないけど~カッコ良くあって欲しいキャラかな?

牛一は信長の遺体がどこにあるのか見つけてちゃんと葬りたいという気持ちも抱きながら、ひそかに光秀謀反の真相も探り続けるのです。
信長の遺体を廻る謎があるとは知りませんでした。
秀吉が探し回っていたが見つからなかったとか、遺体を見た人が綺麗な顔だった(つまり本能寺で焼失してない)という証言がどこかにあるのでしょうか?
どの辺が史実で、どれぐらい根拠があるのか?どこからが独創なのかが解りませんが~変わった角度から描いてあって、なかなか面白かったです。
地味な人間同士の信頼関係がしだいに生きて来るという話の展開だから、夢がありますね。

作者は1930年東京生まれ、経済経営畑の著作の多い人だそうで、05年発行の本書が作家デビュー。
年末にテレビでやっていたのを録画したのに、見切れずに消してしまいました~しまったなぁcoldsweats02

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「幸運は誰に?」

カール・ハイアセン「幸運は誰に?」(上下)扶桑社ミステリー

このミスなどで名前を見かけたカール・ハイアセンの作品を読んでみました。

ジョレイン・ラックスは動物病院に勤める黒人女性、美人でタフだが男運には恵まれず、男と別れた年齢の数字でロトくじを申し込み続けたら~これが大当たり!
ところが、同じ数字を書いたのがたちの悪い2人組のチンピラで、半分ずつになるところを全額を我が物にして当然と根拠なく考えてジョレインを襲ってくる。
当たりくじの取材に来た新聞記者トムがジョレインと意気投合して、対抗手段をこうずるが…?!

ジョレインの住む町はいささかインチキな宗教がかった客寄せで有名で、宣伝に協力を求められたジョレインは可愛がっている亀をその店に預けるが、その亀に奇跡が…?
トムが別れようとしている妻はミュージカル版の「羊たちの沈黙」に出ているとか、ちょっと笑えるくすぐりもたくさん。
悪役はちゃんとした家庭に育ったのに悪くなってしまった白人優越主義者というサイテー男。言動が気色悪いけど~言い訳のきかないアホでまぬけなアメリカ人っぷりが痛烈に書かれてます。
奇人変人大集合のはちゃめちゃなコメディーです。
イヴァノビヴィッチより皮肉だけど~キャラがぶっ飛ぶ所がちょっと似てるかな。頼りになる脇役も出てくるし。

作者は53年マイアミ生まれ。
マイアミ・ヘラルド紙の辛口コラムで知られ、自然保護運動にも力を入れているそうです。
それでヒロインは動物好きで、自然を守ろうとするんですね。
トムは作者の分身&願望なのか?新聞社の中間管理職の情けなさや意味のない賞など、妙な実感こもってます。
97年の作品で、こちらでは05年発行。

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オムライス

Vfsh4980ドミグラスソースのオムライスです。
オムライスはずっと食べていなかったんですが、先日オーロラソースのオムライスを食べたら美味しくて、もっと典型的なのも食べたくなったんですね。
お好み食堂のものだから子供向けなのか~ソースは甘めでした。
卵はとろとろ~私が子供の頃のはこういうのじゃなかったですけどね。
中身はチキンライス風だけど玉ねぎが少し入っているだけでチキンは入ってない!?ので違う~トマト味のライス。バターライスでもないし、なんていうんでしょ。ケチャップライス?
こちらは甘くはなく、脂っこくもなく、なかなか良いバランスでした。

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2月のケーキ

Vfsh4986ケーキ屋さん3店から選んだもの。
迷いに迷いました!
決めた順は~左下のチョコクリームが美味しそうなミニュイというケーキがまず当確。ムースの中にバナナとヘーゼルナッツのジャンドゥヤ~とろりとしてます。
川越氷川会館パティスリー・フロワベールのもの。
次が右下のカライブというケーキ。ヨーグルトとココナッツを合わせたというふわふわのもの。中にはパイナップルも。
保谷アルカションのもの。
右上は同じ、保谷アルカションのバカラ。マロンクリームに柑橘類の風味。
左上はふじみ野ブロンディールのもの。
ケーキ部分が面白い食感で、間のクリームにはコアントロー漬けブリオット。好みでした。

Vfsh4988左はPCで作った風のチラシ。
去年はスイーツ・セレクションというコーナーだったのが、パティスリー・モードと微妙に様変わりしていました。
おつかいものにフロワベールのクッキーとチョコのセットも買い、一つは自宅用に~ショコマカというマカダミアナッツ入りでした。
これもいけますdelicious

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「天璋院篤姫(上)」

宮尾登美子「天璋院篤姫」(上)講談社

今年の大河ドラマの原作。
テレビで見やすいホームドラマ調の展開に慣れていたため、漢字が多い!と思ってしまった。
新装版は字が大きくて読みやすいです。
それに平家物語などよりは時代が近いので~まだ解りやすいですけどね。
150年前かぁ…

すぐに濃厚な語り口にぐっと引き込まれました。
桜島を見るのも最後になるだろうと思う出立の日から回想していきます。
幸せそうな家庭でしたが、実は父親には側室が2人もいたりしたんですねえ。そういう経験もあった方が御台所になるには良いかも知れませんが。

乳母の菊本のエピソードは原作通り。
他は幼い頃の話は少なく、尚五郎は影も形もありません…
西郷は篤姫の輿入れの道具を揃える仕事をしたんですね!似合わないけど~史実なので、どこかでも聞いた覚えあります。

養女の話が出てから御台所になるまでには何年もかかったとは、驚きました。
南の果ての薩摩の分家から、段階を踏んで出世街道を上がっていく、ところがその頂点の将軍家というのが~豪華な暮らしはしていてもねえ…
夫となる将軍は病弱で変わり者…篤姫の戸惑いや愛情がよくわかり、自然に感情移入出来ます。
世継ぎを誰にするかという激しいせめぎ合いが一段落しそうな所まで。以下、下巻!

身分制度がはっきりあって、皆がそれを受け入れていた感覚というのはどんなものでしょう。
そして、それがもろくも崩れ去っていく…
ちょうど黒船も来航したとドラマでもやっている所ですが。
明治になるまでもうあと、ほんの15年ぐらい?
どっちへ転ぶか~難しい時代だったんですねえ。

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「贖罪」

イアン・マキューアン「贖罪」新潮社

ちょうど公開になる「つぐない」という映画の原作です。
イギリスでは2001年の発表、日本では2003年発行。

13歳の少女ブライオニーの誤解から、姉と幼馴染みの恋が無惨に壊されてしまう。
裕福だが実は色々な問題のある家庭で起こった思いがけない出来事。
空想的で感性はあるが思い込みの激しい少女と、周りの人間の抱えている性格的な弱さや置かれた立場による苦しみがどのように作用したか。
登場人物の一人一人が生々しいまでの存在感があり、真実に迫ろうとする筆致は迫力に満ちています。

おりしも時代はまもなく第二次大戦に突入、戦争によってまた人は翻弄され…
戦時中のフランスでの行軍やロンドンの病院での勤務の実態もすごいものがあります。「双生児」の爆撃や「夜愁」での空襲の描写を思い出しました。あちらでは当時の事を描くのがある意味、流行っているのか?日本ではあまり最近の作品ではこれと言って思い浮かばないのですが…

探偵はいないけど、ミステリ的に読む事も出来ます。
実際には何が起こったのか、犯人は誰か、そして小説はどのように展開するのか?
中盤いちおうの解決を見そうに思われるので、確か一生をかけた償いという話じゃなかったかなぁと考えつつ読んでいたら、その意味は次第にわかって来ました。
重いけど、勇気ある生き方で、人の尊厳の感じられる物語です。

作者は1948年生まれ。
76年作家デビュー、98年の作品「アムステルダム」でブッカー賞を受賞してます。

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小さめの草餅

大きめの草餅もいただき物をして食べましたが~
Vfsh4982これは追分団子本舗の草餅。
小さめですけど、みっしりと歯ごたえがあって~
美味しゅうごさいましたdelicious
豆大福が一番のごひいきですけど、
みんな美味しいです~。

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「終末のフール」

伊坂幸太郎「終末のフール」集英社

小惑星の衝突で8年後に地球が滅亡すると宣言されてから5年後、という設定。
一時は大荒れだった世の中が少し落ち着き、思い思いに最後の時期を過ごそうとする人々を描きます。

第一話「終末のフール」
そんな宣言よりも早い10年前に家庭が崩壊していた一家。
頑固な父は人を馬鹿呼ばわりすることが多い男で、弟の死をきっかけに決裂して家を出たきりの娘が、住む者も少なくなった実家のマンションを訪れます。感激の再会とはいかないが、控えめだけどしっかりした母親と三者三様の思いにじわじわと来るものがあります。

優柔不断な男が年上の妻に妊娠を告げられて悩む第二話「太陽のシール」引きこもっていた娘が恋人を見つけようと決意する「冬眠のガール」といったように章のタイトルが韻を踏んでいるという凝りよう。

5年の間に喪った人も物も多いわけですが…奇妙な設定にあぶり出される家族の葛藤はかなりリアル。
たまには、こんな事を考えてみるのも良いのかも?特に若い人だったら…
もうすぐ世界が終わるとしたら、何が一番大事か。

このトシになると、身近な人が数年でいなくなるような可能性は現実そのものなので、そのへんがちょっと解りすぎるようで邪魔にもなって微妙。
しかし、伊坂幸太郎は上手いです。

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にゃんにゃんにゃん

Vfsh49292月22日は猫の日だそうです。
ということで~3連発。
口元が面白いので、おひげのアップ。
Vfsh4932いなせな帽子が似合いそう?
「よせやい、照れるじゃないかぁ」
Vfsh4931なんてね?

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映画「エデンより彼方へ」

映画「エデンより彼方へ」

ジュリアン・ムーアがブルジョワ家庭の理想的な妻を演じて、とても美しい。
「めぐりあう時間たち」の後の作品みたいですね。
たまたま最近見た映画で、歴代ベストというほどの大作ではありませんが。
監督はトッド・ヘインズ(って知らないけど)
夫役はデニス・クエイド。黒人の庭師は「24」の大統領役!?

舞台は1950年代後半のアメリカ、コネチカット。
美しく優しくセンスの良いキャシー・ウィテカーは理想的な主婦。
夫のフランクは一流企業の重役で、2人の子供にも恵まれ、豪邸の建ち並ぶ高級住宅街でも花形の一家でした。
まだ公民権運動もウーマンリブも動き出さない頃の差別が強い時代、豊かな生活は実は偽善に満ちて、夫の秘密と周囲の偏見のためにやがて崩壊していくのです。

まだ同性愛が病気だと考えられていた時代のことで、治療を決意する夫に喜んで尽くす愛らしい妻が悲しい。華やかに装っていたのも夫の気をひくためだったのかも知れないですねえ。
そんな努力も空しく、男性と真実の恋に落ちたと夫に告白されて泣かれてしまっては、妻は立場ないですよね~。

新しい庭師のレイモンドは黒人なので親の仕事を継ぐしかなかったのだが、知的で包容力があり、彼とのさりげない会話に慰められるキャシー。
だが黒人の車に乗っていたというだけで、あっと言う間にとんでもない噂が立ち、爪弾きにされてしまう。
それは誤解だったのだが、窮地に立たされて、ますます心は傾いていく…
無邪気なキャシーの言動があまりに無防備で痛々しい。

スカートが広がった当時のファッションを当時のテクニカラーの味わいで再現し、完璧にきちんとした見た目と内実のギャップが強烈。
大画面で見たらまた綺麗だったでしょうね。
ジュリアン・ムーアは「ゆりかごを揺らす手」の脇役の頃から注目していた女優さん。クラシックな美貌とまっとうな感性を生かせる役って案外少ないですよね。
人妻のはかなく散る恋を抑えた表情で演じて、世界で15の主演女優賞を獲得したそうです。

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お蔵入りのお菓子

「お蔵入り」という名前のお菓子があるんですね。
お土産に貰いました~最中です。
会津が幕府の直轄領になり、年貢がお蔵に入るようになった事から、この地方をお蔵入りと呼ぶようになったのだそうです。
Vfsh4967形は胡桃を模したもので、3種類~土地の名産の胡桃と栗、ぶどうというのが変わっています。栗は漉し餡で一番普通かな。胡桃が美味しかったです。
右に切ってあるのは、しっとりジューシーな白餡の中に山ぶどう!
ぶどうが少ないので拍子抜けでしたが、味は意外に合うもんでしたよdelicious

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「とっても不幸な幸運」

畠中恵「とっても不幸な幸運」双葉社

時代劇の「しゃばけ」シリーズで人気の作者の短編連作。
現代物です。
新宿の古いビルの地下にある「酒場」という名の酒場。商売気のない強面の店長となぜか入り浸りの常連ばかりで成り立っているのでした。
30代でやもめの店長が義理の娘を引き取ることになったというので、似合わない家庭生活をちゃんと過ごせるのか~!?と危ぶむ常連達。
中学生の娘のり子が100円ショップで買った「とっても不幸な幸運」という缶を開けた時…?

現代物も書けるのねと思わせます。
ちょっとした謎を解きながら明かされる、それぞれの人生…
軽い味わいですが、不幸な幸運てのは~確かにあるかもしれないですよね。

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石焼きカルビ

Vfsh4909風邪をひかないようにスタミナをつけなくちゃあ~というわけで、石焼きを頼んでみました。
ご飯がお焦げになりかけるのが美味しいですね。
韓国料理は滅多に食べないので、ちょっと前にテレビのクイズで料理名を当てるのを見かけたら、ほとんどわかんなかったのが実はちょっと悔しかったりして…ヨン様、見てるのに~あのドラマは料理なんか出ないけどね。
チャングムを見ていたせいで、わかったのもあったけど。
私が毎週歩くテリトリーにはないのよね。
焼き肉も食べに行かないので、カルビってこういう感じかと思う有様なんですよ…肉は嫌いというわけじゃないけど、毎日はなくて平気、たくさんは食べないの。delicious

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「でかした、ジーヴス!」

P・G・ウッドハウス「でかした、ジーヴス」国書刊行会

ジーヴスものは楽しい!いつものパターンでも吹き出します。
人は良いけど怠け者でお気楽な若主人バーティと、何でも解決する有能な執事ジーヴスは名コンビ。
お気楽な生活を脅かす自分の縁談や仕事口の脅威を撃退しつつ~身近な友達の恋は取り持ってやろうとします。

国書刊行会のウッドハウスコレクションの5冊目。06年7月発行。
ウッドハウスの作品は文芸春秋からも出ているので、どれを読んだのか、だんだんわからなくなりつつあります~!?

原作は1930年。
いぜんは世紀初頭ぐらいの古き良き時代のイメージで読んでましたが、もうクララ・ボウにグレタ・ガルボが少年の憧れという時代なんですね。
すさまじい女性が車を飛ばしたりしているわけです。
おっかない親戚が多いバーティですが、一番理解のあるダリアおばさんの出番が多いので、今回はそんなに怖くないですね。

作品中に投影があると言われる義理の娘のあとがきやウッドハウスの結婚のいきさつなども興味深いです。
結婚した相手は当時としては奔放というのか?一人で出かけちゃうような強い奥さんだったらしいですが、案外上手く行っていたのは外の世界から夫を守っていたんだとか。
奥さんの連れ子の娘さんはいきいきとした魅力のある人で、仲が良かったんですね~。
ウッドハウスは幸せに生きていてくれて良かった!と思う作家さんですねconfident

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二つのエキシ

深夜に四大陸の後のエキシビションをやっていて、気づいた時には終わりかけ。
優勝した真央ちゃんからの録画ですが~見ました。
今シーズンのエキシに着ている青いドレスはみずみずしい乙女といったムードでイメチェンになっていて、曲にもピッタリで、良いですね。

高橋君、堂々たるもんでした。
男子同士で、バトルの腰を長身のライサチャクが軽く抱えてスロージャンプをやって見せたのには受けました!

アイスダンス優勝はカナダのバーチュー&モイヤー組だったのね。
若手ですが、ずんずん成長してますね。

全日本のエキシ「メダリスト・オン・アイス」を全部見ていなかったので~
続けて(こちらも後半を)やっと見ました。
音楽が生のフルオーケストラというのが良かったです!

友加里ちゃんの白鳥、とても柔らかい動きで、優雅~素敵な演技でした。
真央ちゃんはこの時はショートの衣装だったのね。あれは最初のよりも綺麗ですね。(最初のが良くないわけじゃないですよ。似合ってました。ただSPとフリーと両方を寒色にしない方が良いんじゃないかな)
ほんとはお姉ちゃん用に作ったのだったらしく、確かに舞ちゃんに似合いそうなんだけど。四大陸のより良かったんじゃないかなぁ。あれはもう少し飾りを付けた方が。

みきちゃんは髪を下ろしただけでショートをそのままやったんだけど、余裕があるのと髪を下ろしただけでもけっこう変わって見えますね。
友加里ちゃんと小塚くんがビートルズナンバーを一緒に滑るというのが楽しかった~。

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「映画篇」

金城一紀「映画篇」集英社

映画のタイトルにちなんだ連作集。
作者はコリアン・ジャパニーズ。読むのは初めてですが、映画「GO」はテレビで見ました。窪塚君がコウ嬢に恋する話ね。

一作目の「太陽がいっぱい」
デビュー作が映画化されるので撮影現場に出向いた小説家が幼馴染みの女性と再会し、中学時代の親友・龍一の事を思う…
一緒に映画を見まくった親友どうしなので、映画のタイトルが続々~男の子が好きそうなのばかりで、私には思い入れがないのが多くて笑っちゃいました。(「スティング」は入ってました)
アクション物はけっこう見ているけど、それについてえんえん喋るなんて事はないもの。
どっちも父親がいないので、ヒーローの条件に父親がいない事をあげていたりするんですね。

総じて映画への愛たっぷりの本ですが、つまらないフランス映画というのが何度も出てきて、タイトルがないのが気になる…(ゴダールか!?)
特定の作品じゃないのかも知れないけど、そんなにつまらないのって妙に見たくなりますね。

映画にちなんだ短編にうまく繋がりを持たせてあり、最後の「ローマの休日」の自主上映で、それまでに登場した人々がすれ違うのがさりげなくて雰囲気あります。
最後がまたいい話~!
長年連れ添ったお祖父さんを亡くして元気のなくなったお祖母さんを心配して、ちょこっと問題ありの従姉弟達が結集して頑張る話で、おバカな小さな従弟や、口は悪いけど根が人の良い主人公の恋愛も自然体でイイ感じ~心があったかくなりました。

映画を知らなくても楽しめますが、まだ「ローマの休日」を見ていない若い人はぜひ見てみて!
本屋大賞の候補作だったと思いますが、あれ、まだ決まってなかったっけ…?

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四大陸・放映の前半

ゆうべ放映された四大陸選手権の録画を見ました。
女子のSPで真央ちゃんとミキちゃん~真央ちゃんはまた衣装を替えてきて、色はあまり変わらないんだけどこれもけっこう良く、動きが滑らかに出ていました。
ミキちゃんはこの衣装が綺麗だから確かに替えなくてもよろしいでしょう。気持ちが落ち着いているようなのが見ていて嬉しい。
ただ番組は4回転とあおりすぎ!
放映の時には跳ばなかったの、わかってただろうに…?

それと男子は高橋君優勝のフリーのみでしたが。これが素晴らしい出来でした!
何だか前に見た時よりも腰が締まったみたい。
最初の4回転、次の4回転のコンビネーションを鮮やかに決め、トリプルアクセル、トリプルアクセルを含むコンビネーションと絶好調。

女子フリーの最初の方は、アメリカの16歳ワグナーも、なかなか快調でした。
村主さんは緩急のある大人の演技~個性的なプログラム。ジャンプの決め所で上手くいかなかったので、キビシイ順位。27歳という年齢は、波があっても続けているだけでも意志が強くて立派という所がありますね。

2位につけたカナダのロシェットはこれがまた腰が締まった感じで、男子のような力強いジャンプでした。
真央ちゃんもトリプルアクセルが完璧だったのは最近では珍しく、二度見ても良い出来でした!happy01

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四大陸

四大陸選手権が9時から放映~って珍しいですよね。
後半だけ、見ました。(明日録画で前半を見ます)
高橋君、真央ちゃんが金メダルと男女アベック優勝でした。

女子は地元のキムヨナが欠場、新星といっても同じ年のキム・ナヨンが出ていました。
黒にオレンジの衣装で、キムヨナと似たタイプのすらりとした外見で~まだ垢抜けない雰囲気も少しだけあるけど、ちょっと見では大差ないぐらい、なかなか達者な演技でした。

ロシェットが好調で、2位。
真央ちゃんは衣装をガラッと変えてきて、ショパンの曲に合わせたクラシックなドレス風のものに。
やや大人っぽ過ぎるぐらいだけど、初めて見るタイプなので楽しい~同じ振り付けでも印象が変わるのは面白いですね。

みきちゃんは好調と伝えられていましたが、4回転は飛べず。
演技全体はまとまっていて、さすがちょっとお姉さん~世界チャンピオンの表現力のある所を見せました。
魅力のあるプログラムです。

四大陸は、世界選手権には出られないランクの選手が出場する方が普通なんですよ。今回は世界選手権へ向けての調整のために上位選手を送り出したようです。
ヨーロッパ選手権に対抗して、レベルアップを狙っているってのもあるのかな?
しかし、四大陸って、アジアとアメリカだけ…?あとはアフリカとオセアニアでしょうね~上位選手はいないようですが~。
片寄った結果になってました。
ウズベキスタンの珍しい選手を見られたのは四大陸ならでは、だったかも。

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映画「マイ・フェア・レディ」

映画「マイ・フェア・レディ」

今のベスト1は何だろうと考えてみたら、これかな?
名作です!
映画館では見ていないんじゃないかと思うけど、長年通して大好き!いつどんな気分の時にも見て楽しめる、何の気なしに思い浮かべたり~曲を口ずさむ事もある、素敵な映画です。
「スティング」が長い間ベスト1映画で、部屋にポスターも貼ってあったんですが~他の何かが取って代わったというわけではありません。最近見るまで何年も見直す事がなかったから、今の1位とまでは言えないかな、と。ベスト5には入ります~それも1位が5作品て感じかも。

さてオードリー・ヘップバーン主演「マイ・フェア・レディ」を知らない人は少ないと思いますが…
1964年(昭和39年)の映画ってことはパッと出ないですよね。
監督はジョージ・キューカー。原作はジョージ・バーナード・ショウ。
オードリーは1929年生まれで、この映画は「ローマの休日」から11年も後とは思ってなかったです。若く見えるけど~演技に幅が出ているのも当然かな?

舞台は、20世紀初頭のロンドン。
下町訛りの強い貧しい花売り娘イライザが、ふとした出会いから賭の対象になり、ヒギンズ教授の発声指導を受けて、美しい淑女に変身していくロマンチック・コメディ。
オードリーが生き生きしていて、何ともキュート。
皮肉屋の教授に当時大人気だったレックス・ハリソン。めちゃ口が悪いんですが、次第にイライザに惹かれ、それを素直に表現出来ずにケンカになるのも楽しい。大ヒットした舞台でも、この役だったんですね。

イライザのお父さん役もすごく良くて~歌も最高!娘の出世にあやかろうとしたのが上品に生きなければならなくなったとぼやくのが面白い。
ホームズ役者のジェレミー・ブレットが若い頃に出演していて、イライザに恋する若者を演じています。これに気づいた時にはビックリしたもんでした。

第37回アカデミー賞で作品、監督、主演男優、編曲、録音、撮影、美術、衣装デザインの各賞を受賞。
セシル・ビートンの衣装の役割は大きく、当時の流行も取り入れながらシーン毎に変化させ、オードリーの魅力を引き出しつつ、画面全体が実に美しく仕上がっています。
特に、競馬場のシーンは忘れられません。社交界のご婦人方が大きな帽子とモノトーンの装いで勢揃いし、とってもお洒落な描き方でした。
主演女優賞がなかったのはオードリーの歌が吹き替えだったのが主な原因だとか。本人も下手ではなかったんだけど、舞台で成功したジュリー・アンドリュースのようにはいかないということで。まあ「ローマの休日」でもう主演女優賞もらってたし。
しかし~ここまで歴史に残る歌となるとはね。

大地真央のミュージカルを何年も前に見ましたが、これも当たり役で、柄の悪い町娘も気品あるレディも完璧でした。

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映画「スティング」

映画「スティング」

先週、アカデミー賞受賞作品をいくつか、BSで放映していました。
その中に大好きな作品があったので、取り上げてみたいと思います。

ジョージ・ロイ・ヒル監督、1973年アメリカ映画。
出演ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウ。
第46回アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本、映画音楽、美術、音響、衣装デザインの7部門を受賞。
1925年生まれのニューマンが円熟期に入った代表作と言えるのに、賞は縁遠くて貰い損なってますね…どうもハンサムで人気のある俳優はなかなか貰えないようです。(後にハスラー2で受賞)
レッドフォードは主演男優賞にノミネートされたけど、逃してます。36年生まれだから、この時はまだ若いですねえ!

物語は、1930年代のシカゴを舞台に、気のいい詐欺師達が力を合わせて、大ギャングに一泡吹かせるという~小粋でしゃれた復讐劇。
けちな仕事で日銭を稼いでいた若者ジョニー・フッカーが、ひっかけた金がギャングへの支払いだったことから、親代わりの師匠を殺されてしまう。
自分も命を狙われながら、敵討ちのために伝説的な賭博師ヘンリー・ゴンドーフを探し出し、手を組む事を依頼する。ひょうひょうとしたゴンドーフに信用しきれないものを感じつつ、次第に仲間が集まって、仕事は盛り上がっていき…

監督と主演2人は69年の「明日に向かって撃て!」と同じコンビ。
息の合ったチームで、ニューシネマと言われた前作とはまただいぶ違った大人のコメディとなっています。
敵役のロバート・ショウも貫禄があって、いい味してます。
ヘンリーの愛人も姉御肌で、大人の魅力。
詐欺師の中でも紳士的な風貌の人なんかも好きでした。
軽快なテンポで、とにかく楽しい~大好きな映画です。長い間、ベスト1でした。
ラグタイムピアノの音楽も最高!

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これ、なあに?

Vfsh4941「これ、なあに?」
くんくん…
実は今日のために~もう一つ、あるんです。
みゅん用に…?ではなくて~
Vfsh4942包みが素敵でしょ?
「芸妓はんのお稽古箱」っていう名前が付いているセット。
Vfsh4950何をお稽古するのかな?
つまり、これがね…箪笥の形で、
お人形サイズなんですよ!
Vfsh4954真ん中に置いてみました~。
ほら、ぴったり。
正座出来ないから、和室にならないのが残念だけど。
左端のは和小物売り場で以前にゲットした鏡台。
右端のは100円ショップの園芸コーナーにあったテーブルです。
Vfsh4956撮影の最後にはもう眠たくなってシャッター音に「うるしゃいから、もうやめてよ~」とか、うにゃうにゃ言いながら寝てました。そんなら、すぐ側で寝なければいいのにね?~見逃したくないらしいbleah

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今年のチョイス

チョコレート好きには欠かせない?
チョコレートの祭典~
何カ所か見て回り、試食もした末に…今年のチョイスは!?
Vfsh4938宝石にちなんだという見た目の美しいデルレイのひと箱。
この時期ならではの高級品です~。
あっと言う間に平らげられるのを見て、値打ちわかってんのかなぁと半ば後悔しかけましたが…
開けた時の嬉しそうな顔を見られたので、良いとしましょう。
青は幸運の色とか言って喜んでましたdelicious
Vfsh4936右側はスーパーで、心おきなく食べられるタイプをひとまず買っておいたもの。
チョコレートは普通ですが~違う味のお酒入りなので、寒い季節には良いかなと。上はアップルブランデー入りの普通品、下のはいちおうバレンタインのパッケージで、瓶の形のチョコレートにチェリーブランデーとラム酒の2種類。
他にショコラ・ドゥ・ショコラのフレンチトリュフというのも買っておいたんですけど~撮る前になくなってしまいました。お値段が可愛いわりに、けっこういけましたよhappy01

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「似せ者」

松井今朝子「似せ者」講談社文庫

江戸時代の歌舞伎役者をめぐる短編集。
テンポの良い語り口で、読ませます。
帯のコピーに「芸に生きる人間達の愛、業、切なさ、人情」とあります~なるほどね。

一作目の「似せ者(にせもん)」
名優・坂田藤十郎の番頭を30年もつとめた与市が、藤十郎の没後、そっくりな旅回り役者に二代目を継がせる顛末を描きます。
「狛犬」
悪役の似合う助五郎とぼーっとした広治。
対照的な若い役者2人の微妙な葛藤と皮肉な盛衰を、幼馴染みの女性を絡めて、助五郎の視点から描きます。
「鶴亀」
一世一代のはずの引退興行を繰り返す人気役者・鶴助と、仕打ち(興行師)亀八の奇妙な関わり。
「心残して」
囃子方の見習い・巳三次とたまさかお囃子に加わった若いお侍の出会いと別れ。「心残して」というのはお侍の歌った幕切れのせりふ。切ないです。
どの作品も情景が生き生きとしていて、まるでその時代に生きていたよう?

作者は53年京都生まれ、松竹に入社して歌舞伎の企画製作に携わった経歴。97年小説デビュー。この作品は直木賞候補にもなっています。

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「ガラスの宮殿」

アミダヴ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」新潮社

1885年、ビルマ最後の王がイギリス軍に追放される所から、百年以上に渡る大河小説。
ビルマとインドの3家族3世代の物語です。
重量級の作品ですが、文章はわかりやすく、エピソードが生き生きしているので、広範囲の方にお勧め出来ます。
私にとって上半期ベスト1になるかも。

インド系の孤児ラージクマールは、ビルマに置いていかれ、王宮の前にある屋台で働く事になります。
折しもイギリス軍が侵攻し、光り輝く宮殿(グラス・パレス)に仕えていた幼い侍女ドリーは、王一家と共に追放されてインドの孤立した館で軟禁状態に。
ラージクマールは2度見かけただけのドリーを忘れられず、中国系のサヤー・ジョンに雇われて材木商として金持ちになってから、初恋のドリーにはるばる会いに行きます。

追放の地で、孤独なドリーは大人になっていました。
王家を見張る立場の高官の妻ウマと親友になります。ドリーと終生助け合うウマは、後にアメリカへ渡り、やがてインド独立を目指す活動家へ。
サヤー・ジョンの息子夫婦は農園をモーニングサイドと名付け、そこへ集う子や孫の代までの恋愛や不思議な縁がありありと描かれます。
映画的なシーンも多く、鮮烈。

後半、第二次大戦中に日本軍が侵攻してくる時、イギリスからの解放になると期待する人に、ドリーの次男がまだ十代で、独逸や伊太利亜のようなファシストになりたがっているだけと切って捨てるように言い放つシーンがあります。
同じ頃に日本の十代の子は全然わかっていなかったんじゃないか。報道管制があり、偏った知識しか与えられていませんからね。
当時のビルマもインドも政治情勢は複雑です。
ウマの甥は、イギリス軍に入隊してインド人初の士官となりそれが名誉と思っていたが、独立の気運も起きてきた時に、何が忠誠か?どう生きるべきか?引き裂かれてしまう…
どう転ぶかわからない時期には何とも難しい問題で、何が正しいかは時代によって変わり、解決策というのはなかなか見つからない。しかも置かれた立場によって、決断する間もなく流されてしまうことも多いんですね。
現在でも、情報はあるけれども、あり過ぎるのか~真相は見極めにくい難しさ。
アウンサンスーチーもちらっと登場する時代で終わります。

互いに葛藤し、時には運命に押しひしがれながらも生き抜く人間達。
年月を経た後のミャンマーでの出会いと、思いがけないエピソードのおまけが余韻を残します。
どの人物にも血の通った存在感があり、、心があたたまる読後感でした。

作者は1956年カルカッタ生まれ、新聞社勤務を経て文化人類学で博士号を取得、ニューヨーク在住。
2000年にこの作品を書いて世界的ベストセラーに。日本では07年10月発行。

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