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「吉原手引草」

松井今朝子「吉原手引草」幻冬舎

直木賞受賞作。
たぶん、受賞した後に図書館にリクエストして、11月末に回ってきたんじゃないかな~。

吉原に関わる人物が、かわるがわる、葛城という花魁のことを語っていきます。
普通は幼い頃からそのために優雅に育てられて教養も仕込まれ、水に馴染んでやっと高級な花魁になるのだが、大きくなってから入った少女の異例な抜擢だったこと。
評判の高い花魁だったが、身請けが決まった後に突然失踪したらしい。
足抜けは大事なのだが、どうにも行方がつかめない謎のまま。
江戸時代に遊女の集められた吉原という特異な場所のしきたりが、初心者にも次第にわかって来るという趣向。
ミステリ的な要素もありますが、ミステリ読みよりは~歴史物好き向きかな。

質問しているのは誰なのか?
二枚目らしいが正体は不明。それは最後に明かされます。
立場の違う江戸っ子のお喋りがいきいきしていて、面白かったです。

これを読んだ後、年末にテレビで「吉原炎上」を見たら、えらくわかりやすかったです。時代はもう吉原が終わる頃なので、違うんですが。
年明けにテレビでタモリの歴史番組があり、ここでも吉原が取り上げられていました。
人気のある花魁になると、一度会うまでに一千万もかかったとか。しかも、そこで振られてしまう場合もあるそうです。
花魁道中とは、申し込んでやっと花魁に会える時に少女を従えて行列で出てくることだとか、ちょっと違うんじゃないかと疑問もありました。
花魁は確かに一人では出て来ないかも知れないけど、ふだんはその楼閣の奥の座敷に暮らしていて、花魁道中といえば~表通りを練り歩く特殊なものなんでは?
吉原は300年も続いたそうなんで、時代による違いもあったかも知れませんけどね?

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