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「殺しはノンカロリー」

コリン・ホルト・ソーヤー「殺しはノンカロリー」創元推理文庫

理想的な老人ホーム「海の上のカムデン」に暮らす元気な老婦人2人組が探偵するシリーズ。4作目かな…?
小柄で辛辣なアンジェラと、巨体でおおようなキャレドニアは共に提督の未亡人。キャレドニアの感化で、わがままなアンジェラがだいぶ丸くなってます。

今回は、滞在型のエステサロン(美容スパというらしい)を経営する友達に頼まれ、客として潜り込んで事件の捜査をすることに。
グルメで大の運動嫌いな2人が何とか逃げようとしつつ、悪戦苦闘。
でもトランポリンが楽しそうだったり~表紙のイラストにもなってます。
いつもよりも容疑者の年齢層が少し若く、美貌だったりするのがみそ?
いつものハンサムな警部に心配かけつつも~仲良く解決。
このシリーズはかなり安定してますね。
作者本人も、高級な老人ホームで悠々自適の身だったらしいんです~。

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「あやつられ文楽鑑賞」

三浦しをん「あやつられ文楽鑑賞」ポプラ社

文楽!どれぐらい人気があるのでしょうか?
人形を生で見たら、綺麗なんでしょうねえ…(そういう関心か?)
文楽と人形浄瑠璃は同じ物を指すそうです。
伝統芸能に興味はないではないんですけど、まだ舞台を見に行った事はありません。どっちかというと、その前に歌舞伎をもっと見たいかな…

思い浮かぶのは~玉三郎が「櫓のお七」というのだったか?人形ぶりでやった演目。元は文楽の演目だったのを人間がわざと人形のような動きでやるのが、チャーミングなのです。
文楽の方が歌舞伎より先に隆盛だったという事なのか、歌舞伎の演目は文楽でヒットした題材を使ったのも多いらしい。それで、似たのが多いんですね。

それと、お姫様が狐と湖を渡るシーンというのをテレビで見て、衝撃を受けたことがあります。あれは一体何だったんだ…という迫力のあるもので、恋人会いたさに諏訪湖を渡る時にお狐様が助けてくれるというか~取り憑かれた状態になっちゃうんですね。筋がやっとわかりました!
初心者が見るには、派手で良いんじゃないですかね~。

章毎に一つの作品を取り上げ、しをんさん流ミーハー精神での突撃インタビュー付きで、楽屋を拝見したり、近々と観察している様子が面白い。
とはいえ、初心者というには~かなり、はまっていますね。
なめらかな名調子だとかえって眠くなる事が多いとか、でも大事なシーンになるとオーラが漂ってきて、はっと目が覚めるんだそうです!?
わかりやすい文章なので、これを読んだら興味を持つ人が増えそうですね。

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「老化は体の乾燥が原因だった!」

石原結實「老化は体の乾燥が原因だった!ー内臓、皮膚、頭脳…全身が若返る、食べ方、暮らし方」三笠書房

思いっきりテレビにも良く出ている、お医者さんの本です。
前に「温め美人ダイエット」という本を読みましたが、内容的に、ほとんどの女性は水太りで、朝は生姜紅茶かニンジン・リンゴジュースを飲んだ方が良いという点は共通しています。
この本はダイエットしたい女性に限らず、老化を食い止めたい人向け。

老化とはしなびてくること…た、確かに。
水を飲んでいれば乾燥しないというものではない、水太りするのは肝心な細胞に水が行き渡らないため!という衝撃の指摘。
塩分を控えすぎるとちゃんと吸収されなくなるので、むやみに抑えるのはいけないそうです。栄養のある水分を飲み、身体を冷やさないようにすることが大事なんだそうです~。

栄養を摂ることにばかり関心が向きがちですが、食べることよりも大事なのは、ちゃんと出すこと!
食べ過ぎると消化にエネルギーを使うばかりで、排泄が滞るんだそうです。
夜の間は絶食しているわけなので、そこで朝は軽くして、ジュースか紅茶のみでプチ断食するのが有効とか。
あとは黒っぽいものを食べると良いとか、高血圧、高脂血症、更年期障害、癌予防などの目的に応じた暮らし方やご推奨食品が載ってます。
むくみがある人や下半身太りの方は要チェック!ですよ~(^^)

私の場合、親が病気した時の食事療法を頑張りすぎて、私には栄養が偏ったかなという問題を感じてたんです。症状に心当たりがあるので…
少しずつ試みています。

「温め美人ダイエット」を読んだ時に、生姜紅茶を一日6杯飲めというのがご推奨だったんですね。試したらこれが~3杯でもぼーっとしてしまうんですよ。
朝飲むと1杯でも、なんだかぐったりして働く集中力がなくなるの。
夜だと大丈夫みたいなので、夕食後しばらくしてから飲むことにしたら、お風呂上がりに冷えなくなって良かったんですよ。
その頃よりは体調が全体にマシなので、朝飲んでも平気かも?と試してみたら、大丈夫でした!そこで最近は、朝と夜に飲むものに生姜をすったのを少量足してます。

ニンジンリンゴジュースは、うちはジューサーがなくてミキサーなんで、すんごい音がする割になかなか出来上がりません~でも一度試した時に、確かにお腹は楽でした!(^^;
ただ毎朝にしてはリンゴ2個ニンジン1本て量が多くないか?という気も…
午前中に働く量が多い時には、水分だけでは持たないし。
その辺は体質や生活状況によって加減すればいいと思います。
とりあえず、朝はあまり詰め込まずに、ニンジンとリンゴは何かとひんぱんに摂るようにはしています。
あとは黒豆や小豆をよく食べるようになりました。
水太り解消、なるか…?!

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12月に読んだ本

というか~ここ数日でアップした本なんですが…
去年の分だけでも1月中にと思って、いつになくハイペースで書いたため、前のがもう流れちゃいましたから、紹介した日付と書名を書いておきますね。
2007年中に読んだけど1月6日付けの「2007年に紹介した本」には漏れているということです~。

1月20日
「双生児」プリースト
「吉原手引草」松井今朝子
21日
「幼き子らよ、我がもとへ」トレメイン
「うそうそ」畠中恵
22日
「数学的にありえない」ファウアー
23日
「ギフト」ル=グウィン
「制服捜査」佐々木譲
24日
「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信
「赤き死の訪れ」ドハティ
25日
「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
「飛ぶのがフライ」チャーチル
26日
「国家の品格」藤原正彦

カレンダーの日付をクリックしていただければ、その日にアップしたものを読めます。
ここにまとめてコメントしてくれても良いし~
個別にコメントしてもらっても左サイドのコメント欄のトップに出ますので、見て下さってる方もそこをクリックすれば、記事ごとコメントを読む事が出来ます。
こちらへもメールで連絡が来ますので、これ以外の前のずっと作品でも、いつでもけっこうですよ~(^^)

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「祝宴」

ディック・フランシス、フェリックス・フランシス「祝宴」早川書房

「再起」で復活したフランシス、今度は息子のフェリックスとの共著という形での新作です。
子供の頃から父と母が自作について語り合うのを聞いて暮らし、何年か前から一家全体のマネージャーという仕事をこなしてきたんだそうです。
家庭が小説工房だったんですねえ。

さて今回の主人公はマックス・モアトン。
若い時にミシュランの一つ星を史上最年少で受けたという栄誉もある、若手のシェフ。
ニューマーケット競馬場の近くに店を出しています。

ある日、食中毒が発生、店は閉鎖の危機に見舞われます。
翌日、競馬場で豪華なランチを出していた時に、近くの座席が爆破され、テロ行為と思われたのでしたが…
食中毒の方は身に覚えのないインゲンの害(生だと毒なんだそうです)が報告され、何者かが混入したかと自ら調査に乗り出します。
雇っている人間が東欧からの難民など多彩なのは~時代ですね。

主人公の外見ははっきりした描写がないんですが、ハンサムなんでしょう!?
ヴィオラ奏者の美女も登場、最初は食中毒で訴えられるという出会いですが、軽口をたたき合いながら順調に恋が進展します。
まだ30で人生はこれからが本番という空気、全体に若々しく、読者を楽しませようというムードですね。

家族が競馬関係で本人は違うというのは、フェリックスの視点に合わせているのかも。
危険を察知してからの行動がやや無防備なような気もするが、探偵の専門家ではないし、あのシッド・ハレーですら隙があったんですからねえ(^^;
特別な傑作ではないけれど、水準は行っています。
次回作も楽しみに待てそうです。

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冬季オリンピック開催地

突然ですが~
オリンピックの順番と開催地が…ちょっと思い出せなくなってしまったので、メモしておきます。
(古いコミックスを探していたら、たまたま出てきた「白のファルーカ」を思わず読み始め、カルガリーを目指しているというのが出てきて、カルガリーの次がどこだったか…思い出せなかったんですぅ!?)

68年グルノーブル
72年札幌
76年インスブルック(オーストリア)
80年レークプラシッド
84年サラエボ(ユーゴスラビア)
88年カルガリー(カナダ)
92年アルベールビル(フランス)
94年リレハンメル(ノルウェー)
98年長野
2002年ソルトレーク(アメリカ)
2006年トリノ(イタリア)
次はバンクーバーですね!

ついでに夏の分も~
64年東京
68年メキシコシティ
72年ミュンヘン
76年モントリオール
80年モスクワ
84年ロサンゼルス
88年ソウル
92年バルセロナ
96年アトランタ
2000年シドニー
2004年アテネ

ついでにフィギュアスケートの世界選手権開催地も~
77年東京
78年オタワ
79年ウィーン
80年ドルトムント
81年ハートフォード
82年コペンハーゲン
83年ヘルシンキ
84年オタワ
85年東京
86年ジュネーヴ
87年シンシナティ
88年ブダペスト
89年パリ
90年ハリファックス
91年ミュンヘン
92年オークランド
93年プラハ
94年千葉
95年バーミンガム
96年エドモントン
97年ローザンヌ
98年ミネアポリス
99年ヘルシンキ
2000年ニース
01年バンクーバー
02年長野
03年ワシントン
04年ドルトムント
05年モスクワ
06年カルガリー
07年東京
08年はイエテボリ!

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2007年のベスト本

2007年に読んだ本についてもご紹介がやっと一段落しました。
左サイドに出してある本の表紙(アマゾンにリンクしている~いちおうアフィリエイトになっております)もずっと変わっていなくて、最近の紹介と無関係な状態だったので、出来るだけ最近のものを足しました。
正確な順番ではなく、その時のタイミングで、深い意味なく落ちているのもあります。何せ腱鞘炎なものですから~…

1月6日に「2007年に紹介した本」1月9日に「2007年に読んだ国内小説」に書名だけアップしてあります。右上のカレンダーの日付をクリックして下さるか、左サイドのバックナンバーの1月をクリックして下されば、出てきます。
他の本や内容については、右サイドのHPのリンク「sanaの本棚」の方が多分、出しやすいです。画像をクリックすると書評が出て、アマゾンへも飛べます。「リストビュー」にすると、全冊のタイトルが出ますので~タイトルをクリックすると紹介が読めます。

ベスト本も決めかねますが~左下に並んだ画像を見ると~大体はわかりますよね。
「夜は短し歩けよ乙女」「天平冥所図会」が好感度高かったです。
「風が強く吹いている」「一瞬の風になれ」「バッテリー」「ラストイニング」も。
「東京タワー」も良かったし、「風に舞いあがるビニールシート」も真面目な作品でした。
「チョコレートコスモス」も好き。「七姫幻想」は一昨年かな…
しゃばけシリーズの「うそうそ」とか。松井今朝子さんも好きな作家になりました。
だいぶ前の作品だけど「ぼくは勉強ができない」も良かったし、「海辺のカフカ」にも挑戦しましたよ。「4teen」や「池袋ウエストゲートパーク」もなかなか。

海外では何とも言えない感動に包まれた「最後のウィネベーゴ」凄い迫力の長編「剣嵐の大地」復活が嬉しい「再起」新しさともの悲しさにぐっと来た「夜愁」少女の勇気と生あるものの荘厳さにうたれる「エヴァが目ざめるとき」しみじみとした感動と怖さのある「わたしを離さないで」ハートわしづかみの「ヒストリー・オブ・ラブ」
デビュー作よりもこっちかな~「その名にちなんで」切なくきらめくような「風の影」本編よりも好みだった「ゲド戦記別巻」世界は広いと感じた「わたしの名は紅」
ジーヴスよりも面白いとは?「エムズワース卿の受難録」描写が好き~「サフラン・キッチン」意外にもすごく面白かった「数学的にありえない」アイルランドの7世紀という時代色が嬉しい「蜘蛛の巣」異色のファンタジー「チャリオンの影」絵画物で不思議な味「ベラスケスの十字の謎」やっぱり歴史ミステリは好き「毒杯の囀り」…
うわーっ、全然書ききれない…ディーヴァーを書く前に、これだけ出てくるとは。
過去十何年分もの世界的名作を今頃読んでるから!っていうこともあるんですが。
世界は広いなあ~(^^)

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「国家の品格」

藤原正彦「国家の品格」新潮新書

2年前からのベストセラーですね。
図書館にリクエストしておいたのがやっと来たので、読みました。

日本の良い所と悪い所、大きな世界史の流れの中での位置づけがハッキリ書かれています。
かなり大ざっぱではあるけど、それだけにわかりやすいんですね。
歴史の流れを知らな過ぎる人も多いと思うんで、突っ込みどころ満載ではありますが、この辺から考えてみるのも良いかと。
奥さんには「あなたの言うことは半分は勘違いで残りは大風呂敷」(はしょってますので~正確には読んで下さい)と言われているとか、「品格のない人間による世にも珍しい品格の本」だとか、笑わせながら語る講演口調がなかなか上手い。

論理で片付けようとしても上手くいかないことがある。
それよりも、日本古来の情緒と形が大事だという考え方です。
形っていうのがちょっとわかりにくいけど…
武士道で「弱い者をいじめるのは卑怯」「男が女を殴ってはいけない」ということに理由などない、ならむものはならぬといったあたりでしょうか。
これはお父さんの新田次郎にそう育てられたのだそうです。
若い頃には外国の合理主義に感心して憧れたが、次第に日本の良さに気づいたとか。

外国人に認められる日本の良い所はどんな点なのか、具体例を挙げて、良い気分にさせてくれます。
日本のように四季がハッキリしている国は珍しいというのは、そうかも知れませんね。繊細な日本の風景が世界一美しいというのはまあ~(私も日本は美しいと思うけれども)自分の国のことをそう思っている国民は他にもたくさんあるでしょう。

小学校で英語を必修にする必要はない、それよりも日本語。まずは読み書き算数の方が大事、中身が出来なければ喋れても海外では尊敬されないとのこと。そうだと思いますよ~。
(もちろん、英会話を勉強するのは構わないんです。英語は日常にとけ込んでいるし。小学校の正規の授業として、試験などが大変になるのは早くないか、という事です)

日本は普通の国になる必要はない、孤高の国でよい、世界に向けて自信を持って平和を発信すべきだとのこと。(この結末は意外?)
同感です。孤立しちゃダメだけどね。
すべてに共感するわけではないけれども、ヒットしたのは良くわかります。

12月に読んだ本はここまで、です。

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後ろ姿のわけ

Vfsh4717後頭部です~庭の方を見ています。
お気に入りの場所でご満悦~どこにいるんでしょう?
Vfsh4721青い紙面なので、ちょっとわかりにくいですが~
私の膝の上に新聞を広げた所に乗っています。
ソファに座ると隣に来て、新聞を広げるのを待ってたりするんですよ。
Vfsh4723しっぽです。
チェック柄は私が着ているシャツなんです。

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「飛ぶのがフライ」

ジル・チャーチル「飛ぶのがフライ」創元推理文庫

主婦探偵ジェーンのシリーズ9冊目。
サマーキャンプの候補地の下見に、隣の週のキャンプ地にやってきたジェーン。
出来たばかりのキャンプ地の様子がなかなか変わっていて、そこの経営者や視察仲間の家族も含め個性的。
人里離れた緑深い土地に、キャンプらしさも醸し出しつつ~お風呂などの設備は近代的な、立派な建物がどーんと建っているんですね。
理想を描いているのか、現実にこういう所があるのか…?
ひととき家事を離れて、経営者が実演してくれる野外料理を楽しめばいいと思っていたら~ジェーンは死体を発見してしまう!のはお約束(^^;
今回は家族や恋人とは離れていて、ジェーンとは対照的にきちんとした親友シェリイと掛け合い漫才が続きます。

ジル・チャーチルの作品は他のシリーズの方が出ていて、これは5年ぶり。1年前に出ていたんですけどね~やっと読みました。
翻訳の浅羽莢子さんが途中で亡くなってしまわれたのですね…他にも色々読ませて頂いていました。歯切れの良い文章で世界に引き込んでくれて、本当にお世話になりました。知識が豊富で掛詞などの翻訳も巧みな方だったと思います。惜しいことでした。

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「夏期限定トロピカルパフェ事件」

米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」創元推理文庫

「春期限定いちごタルト事件」の続編です。
小鳩君と小山内さんの小市民を目指す高校生活も2年目の夏に。

過去を知る登場人物との葛藤があり、次第に本性が出てきます。
えらく大人しそうな?名前で、見た目も小柄だったりする2人、実は復讐が生き甲斐の危険な娘と探偵好きの生意気な男の子なんですね。
学校生活で復讐を企むようなことをされるというのも剣呑だが…
探偵好きの本性は生かさないと無駄なんじゃないですかね?
日常的な謎からだんだんと事件へと発展、そして「えっ、ここで終わるの!?」というダークなラストへ。

スイーツはやたらと美味しそうで、どこの町がモデルなんだろうと行ってみたくなります。
作者の理想なんだろうか?
小鳩君は別に甘い物好きじゃないんだと言いつつ、小山内さんに付き合っているんだけど、作者が甘い物好きのせいか、説得力ありませんよ。
しかし~秋を書かないわけじゃないでしょうね?待ってますよ!
秋季限定マロンなんとか…とか?

20日から続けて感想をアップして10冊目!
ようやく12月分が終わりかけてます~。

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「赤き死の訪れ」

ポール・ドハティ「赤き死の訪れ」創元推理文庫

クランストン検死官とその書記を務めるアセルスタン修道士が主人公の歴史ミステリ。シリーズ2冊目。
14世紀、フランスとの百年戦争がまだ決着していないというあまり知られていない時代。
エドワード3世と息子のエドワード黒太子が相次いで亡くなり、幼いリチャードが跡を継いでいます。
歴史物の雰囲気は横溢しているので私には親しみやすい世界ですが~どれぐらいの読者に受けるんだか、はらはらしてしまいます(^^;

ロンドン塔の塔守ホイットン卿が雪の夜、屋上の個室で殺された。何かに怯えて用心していたらしいのだが…
足跡もない密室での殺人事件で、一緒に暮らしていた家族や召使い達もいかにも怪しい。
ロンドン塔はまだ刑務所専門ではないのですが、当時既に「赤き死の館」という異名があったらしく、秘められた謎はいかにもロンドン塔らしい。

貧しい地域の教会を担当する痩せて真面目なアセルスタン修道士と、身分ある豪快な大食漢のクランストン卿は名コンビ。正反対なので、理解し合う所までは行ってませんが、少しそんな気配もありですね。
大酒飲みのクランストンの人物造形は時代色が出ているのか…現代物の困った上司よりも喜怒哀楽が激しいです。 最愛の妻のことではすぐに動揺するのがちょっと可愛い。
ルネサンス的というか~もっと古い時代なので中世的人間像かな?

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花びら餅とうぐいす餅

Vfsh4865花びら餅って、綺麗ですよね~。
あまり食べたことないんですが…
複雑な味わいで、職人の技を感じました!
菊廼舎(きくのや)のものです。
(並べる時に指先で触れたのがちょっと痕になってしまいました)
うぐいす餅は春先の定番、柔らかいのが大好きなんですよ~。
毎年、どこかのを買っています。

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「春期限定いちごタルト事件」

米澤穂信「春季限定いちごタルト事件」創元推理文庫

高校生2人組が探偵役の短編集。
これもまだ12月に読んだ本なんですよ…ぜーはー(^^;

本性を隠して小市民として生きようとする高校生、小鳩常悟朗と小山内ゆき。
恋人でもなければ依存しているのでもない、何かあれば協力しようと約束している関係。
実は頭が良くて探偵好き、生意気な性格で中学時代に目立ちすぎたのを苦にして、2人で普通の高校生を目指していたのだが~

イジメも多い現代、小市民として生きようとするという発想はわからないこともないですね。私が子供の頃はこの10数年ほどのようには問題になっていなかったけれど、むろん全然なかったわけではない…目立つと嫌われる、というのは感じていた覚えがありますよ。
大人になるとまた…余計にそうかもしれません!?ニュアンスは違うし、逃げ場は増えるけどね。

小さな謎を追究するのがなかなか面白く、甘いもの好きな小山内さんとのお店巡りも楽しい。
本性が狐と狼というのもなんだが…
この時点では可愛い方が勝ってます。

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雪が降っています

Vfsh4874家々の屋根は真っ白~
午後になっても降り続けています。
Vfsh4875寒椿と松に積もっているのはちょっと綺麗。
積もった量はそれほどでもないですね。
明日は晴れるかな?

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「制服捜査」

佐々木譲「制服捜査」新潮社

一年前の「このミステリーがすごい」1位だったかな…
読んだのは12月です。

川久保巡査部長は、釧路方面の小さな町の駐在勤務になります。
札幌の強行犯係などを勤めて25年、不祥事のあおりでの突然の異動でした。
上の方で、長く同じ場所に勤務するのは良くないという方針になったために、警官達が経験を生かせない結果になるわけですね。
知りませんでしたが、駐在というのは家族で赴任するものなんだそうで、この場合は単身赴任なのも不利。用事で現場に出向くと、電話番もいないことになるわけです。

閉鎖的な町の人間関係に苦労しつつ、こまめに歩き回って、地道に事件を解決していく短編集。
隠された犯罪を暴いて解決する、期待通りの内容で、かなり読ませます。

十分なような気もするんですが、好みというには後味が今一つ…
何故だろうと考えていました。
ムードは割とのんびりしているんですが、古い町の不正を暴くという展開になっているために、事件は解決するんだけど~嫌な町だなあっていう印象で終わるせい?かもね。
単身赴任とはいえ、円満な家庭があるという設定なので、そういうほのぼのした要素を入れても良かったんでは~などと考えました。

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「ギフト」

アーシュラ・K.ル=グウィン「ギフト(西のはての年代記1)」河出書房新社

このシリーズがあったの、すっかり忘れてまして~あわてて読んでみたら、かなり好みでした!
「ゲド戦記」よりもわかりやすいかも知れませんね。

ギフトという特殊能力を持った一族の物語。
都を遠く離れた奥地に住む村人は、家系によって違うギフトを持ち、伝統を大事にしながら互いに牽制し合ってもいました。
主人公の少年は、なかなかギフトが現れず、ある時ふいに統御出来ない強い力を発揮したために、何年も目を封印されてしまいます。自分の能力に実感が持てないまま、恐ろしい力があると思われていることだけが存在価値という難しい立場で、思春期を送ることになる辛さ。
忍耐強い父と息子が思いやりながらも行き違い、近在の危険なギフトを持つ一家との争いに巻き込まれます。
複雑な設定のようで、普遍性も感じさせるのがさすがです。
幼馴染みの少女とは家系が違うので、ギフトを守るためになかなか結ばれないのですが、ゆっくり育っていく愛情と分かちがたい絆も好もしいです。

エメラルドの島といった表現があるのはアイルランドのイメージなのか~ケルト的世界なのでしょう。
厳しさもある展開ですが、救いのある結末です。
読み応えがありました。

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「数学的にありえない」

アダム・ファウアー「数学的にありえない」文芸春秋

このミスの昨年度で推薦されていたような。
数学が苦手なので後回しにしていましたが、これ面白いですよ!

元統計学講師のデイヴィッド・ケインは数学の天才。
頭痛と幻影に悩まされて失職、いぜんから入退院を繰り返していた兄ジャスパーと同じ病かと苦しみますが…
脳の秘密を解き明かすために画期的だが危険な研究を行っている科学者と謎の組織・科学技術研究所が絡み、展開はジェットコースター的冒険ものの乗り。
CIA工作員(二重スパイ)の凄腕の美女も登場して、最初は狙っていたケインを助けて大活躍、スパイものの要素もあります。

肝の部分は数学というのか…SF的?!
病を持つ双子の脳みそが実は、世界を変える可能性を秘めていた…
未来を見通す力を得た?ラプラスの魔とは!?
ええっと…もう私には説明出来ませんが~有名な学説の説明も色々あって、作中ではけっこうわかりやすく、頭の体操としてもスリリングでした!(@@;

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買ってきたパンでランチ

一人の昼食とわかっていたので、PAULでパンを買っておきました。
Vfsh4831ローストチキンとトマトとレタスのサンドイッチ。
黒い芥子粒?みたいのをまぶした細長いパンはやや固め。
りんごのパンは買ってすぐに半分食べた残り…
アップル・なんというのか忘れましたが~パイ部分はぱりっとして、りんごの酸味が効いてました!
今時は紅玉でも酸っぱくないから、酸味はレモンなのかなあ?
美味しかったです~。

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「うそうそ」

畠中恵「うそうそ」新潮社

しゃばけシリーズ5作目。
江戸が舞台で妖怪が絡む、のほほんと楽しいミステリ風味のファンタジー。いやファンタジー風の時代ミステリ?人情物というには若向き~。
長編一本というのはこれが最初かな?

若だんなが箱根へ湯治に。
江戸の大店・長崎屋の息子、一太郎はいわくつきの生まれで病みつきがち。実は祖母が妖怪で、その血をひいているのです。
湯治は健康になるためとはいえ、病弱な身体に旅行はかなりの一大事でしょう。
それが頼りになる手代の兄さん達にすぐはぐれてしまい、箱根の天狗には襲われ、地元の人には災厄を運んできたと誤解され~とんでもない展開に…

人身御供にされて妖(あやかし)となったお比女ちゃんの哀しみと何をすることも出来ない悩みを一太郎は理解し…
江戸を離れた長編で、いつもの和やかさとはちょっと違いますが、なかなか面白かったです。
要所々々で鳴家(やなり)が可愛いのがツボ。

昨年、初のテレビ化がなかなか配役が良くて、上手く出来ていました。
ジャニ系も人材豊富なこと~カツラを乗せたらちょうどピッタリなのが良くいたもんだわ。
読んでいて、仁吉や佐助の顔がちらちらしますねえ(^^)

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「幼き子らよ、我がもとへ」

ピーター・トレメイン「幼き子らよ、我がもとへ」東京創元社

アイルランドの修道女フィデルマをヒロインにした歴史ミステリ。
うら若い美女ですが、高位の資格を持つ裁判官でもあり、支配権の絡む地方の争いを調べに、事件の起きた名門の修道院へと赴きます。
荒涼とした土地の描写に歴史物らしいムードがあり、危機感迫ります~貴重な本が集められた修道院に危険の匂いがぷんぷんするのは「薔薇の名前」的?

2冊目の翻訳ですが順序通りではない模様。(この前のが4冊目で、これが3冊目?)
7世紀とは古すぎて~知らない時代ですが、これがなかなか面白い。
当時のアイルランドは意外にすぐれものの法律が整備されていたんですね!

とはいえ、若い女性と見て侮る悪党共は数知れず。
フィデルマが王の妹(この作品の途中で王になります)と知って、しぶしぶ敬意を示すあたりは水戸黄門的?
修道士カドフェルがお好きなら、ぜひご一読。気の強い若いヒロインが活躍するのが好きな方にも。この尼さん、馬も乗りこなすし、護身術も使えるんですよ。
真っ直ぐな若さがみずみずしいけれど、いささか性急な行動をとってしまう展開は、頭が良く身分の高い恵まれた女性が、これから荒波に揉まれて成長していく含みを持たせたものでしょう。
それにしても初登場した作品もローマが舞台という変わった設定なので、読んでみたいですねえ。

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「吉原手引草」

松井今朝子「吉原手引草」幻冬舎

直木賞受賞作。
たぶん、受賞した後に図書館にリクエストして、11月末に回ってきたんじゃないかな~。

吉原に関わる人物が、かわるがわる、葛城という花魁のことを語っていきます。
普通は幼い頃からそのために優雅に育てられて教養も仕込まれ、水に馴染んでやっと高級な花魁になるのだが、大きくなってから入った少女の異例な抜擢だったこと。
評判の高い花魁だったが、身請けが決まった後に突然失踪したらしい。
足抜けは大事なのだが、どうにも行方がつかめない謎のまま。
江戸時代に遊女の集められた吉原という特異な場所のしきたりが、初心者にも次第にわかって来るという趣向。
ミステリ的な要素もありますが、ミステリ読みよりは~歴史物好き向きかな。

質問しているのは誰なのか?
二枚目らしいが正体は不明。それは最後に明かされます。
立場の違う江戸っ子のお喋りがいきいきしていて、面白かったです。

これを読んだ後、年末にテレビで「吉原炎上」を見たら、えらくわかりやすかったです。時代はもう吉原が終わる頃なので、違うんですが。
年明けにテレビでタモリの歴史番組があり、ここでも吉原が取り上げられていました。
人気のある花魁になると、一度会うまでに一千万もかかったとか。しかも、そこで振られてしまう場合もあるそうです。
花魁道中とは、申し込んでやっと花魁に会える時に少女を従えて行列で出てくることだとか、ちょっと違うんじゃないかと疑問もありました。花魁は確かに一人では出て来ないかも知れないけど、ふだんはその楼閣の奥の座敷に暮らしていて、花魁道中といえば~表通りを練り歩く特殊なものなんでは?
吉原は300年も続いたそうなんで、時代による違いもあったかも知れませんけどね?

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果実のケーキ

Vfsh4753たまには違うお店を開拓してみようかな~と小田急の喫茶室へ。
秋の実りのケーキというような名前でした。
季節感はちょっと何ですが~美味しかったですよ。

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「双生児」

12月に読んだ本です。1月も20日になってしまい、慌ててます~。

クリストファー・プリースト「双生児」早川書房

5部に分けた構成で、最初の語り手はノンフィクション作家のグラットン。
第二次世界大戦の頃に良心的兵役拒否者でありながら戦争の英雄だった人物がいたというチャーチル首相の記述に興味を抱きます。
これが双子だったからというだけならまあそれまでだが、幻想小説の大家プリーストがそれだけで終わらせるはずがない!?

頭文字も同じJ.L.ソウヤー。
ジャック(ジェイコブ・ルーカス)とジョー(ジョナサン・レナード)の双子は、ボートの選手としては息がピッタリで、ベルリン・オリンピックにも出場したほど。そこでナチスの幹部にも会うことになります。
滞在した家庭が実はユダヤ系で、そこの娘の亡命を手伝うあたりから、2人の道は分かれ始めます。

明るくやや単純なジャックは、空軍の爆撃機乗りに。
爆音の聞こえそうな描写で空爆がリアルに描かれ、そのあたりに興味のある人にも面白く読めそうです。
やや頑なな考え深いジョーはドイツから連れ戻った娘と結婚し、良心的兵役拒否者となって、村の人に白い目で見られながら、やがて赤十字の仕事を見つけて遠方へ勤めることになります。違う形とはいえ戦争に深く関わる皮肉な運命。
妻は孤独にさいなまれ、助けを求めたのは…?

ジャックの手記は、戦闘中に死にかけて記憶を一時失い、取り戻しかけた記憶を辿りながらつづられた物。
一方、ジョーもまた事故で死にかけた時に真実をかいま見…
幻想なのか、ねじれた関係の中にちらっと見えるのはあり得た未来なのか、双子の人生の不思議。

歴史改変SFに近い感触もありますが、改変してしまうんではなくて、メビウスの輪のように…
実在人物も登場、当時の政策に疑問を投げかける内容ともなっています。
ある時、歴史が大きく変わるかも知れない、そんな可能性に思い至る感動がありました。
緻密な描写で個性豊かな人間がばしっと容赦なく描かれ、不思議さと希望の残る結末に人生の哀歓が胸に迫ります。

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帯を替えて

Vfsh4825違うお人形に着せて、大人っぽい帯に替えてみました。
金茶に唐草模様でエスニック風?後ろはお太鼓です。
黒とグレーの帯締めで。

Vfsh4830振袖と一緒に撮影~こちらに朱色の帯と赤い帯揚げを貰って。
帯締めはグリーンと臙脂のグラデで、どうかな~。
帯締めは逆でも良いですね。

Vfsh4862もう一つ、違う帯で。
振袖には薄い緑の帯を合わせてみました。
雰囲気変わりますね~後ろは二枚羽文庫。
黄色の端切れを帯揚げがわりに。帯締めはチョコレートみたいな色~ちょっと地味だったかな?
赤いバッグはバッグ型のピアスケースなんですよ~和風の物が欲しくってね。
振袖じゃない方には、濃紺地の細かい織り帯なんかどうでしょう~後ろはお太鼓です。
Vfsh4849
着物を着た縮緬のぬいぐるみ(歌舞伎座で売っていたお土産)と一緒に~にぎやかに記念撮影してみました。
金色のバッグ風なのは匂い袋です。

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おにぎりタイム

Vfsh4822しじみの生姜煮のおにぎり。
といっても中は見えませんが~美味しかったですよ。
新年会の後なので、ちょっと控えめな?ランチ。
お総菜がさりげなく健康食(^^)

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記念撮影

Vfsh4791お人形の晴れ着姿です~。
新作の振袖~足かけ3年ぐらいかかってますけど。
赤い部分を多く出すように裁断してあります。大胆な柄と色合いがちょっとアンティーク風?黒の入り方が面白い。帯あげは古布の絞りをカットしただけの物を三つ折りにして使ってます。