良いお年を
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フィギュアスケートの試合も年内の決着がつきました。
後は3月の世界選手権を待つばかり~今夜のエキシビションや2月の四大陸もありますけどね。
通して集中してみていることは出来なかったので、簡単にメモだけ。
男子は高橋君の貢献で世界選手権出場枠が3人になり、3位争いがデッドヒート。結果は高橋くんレベルの差を見せつけて圧勝、小塚くん、南里くんと順当かしら?
女子は真央ちゃん、みきちゃん、中野友加里ちゃん、順当ですね。
14歳の新星登場に加えて、ジュニア優勝の水津さん、躍進の武田奈也ちゃん、村主さんというベテラン、太田由紀奈ちゃんや鈴木明子さんの復活というバラエティに富んだメンバー。
真央ちゃんは今期調子の悪かったショートが上手くいって嬉しそうでした。その甲斐あって総合では国内で自己最高を更新。
ただし、フリーでは集中が高まらなかったのか?トリプルアクセルがすっぽ抜けで苦笑い。でも他の演技はムードに乗っていて、良かったですよ。
最後に登場のミキちゃん、やはり肩の怪我が治りきっていないということなので、もう出来ないことは出来ないで良いから、ミキちゃんらしい演技を見せて欲しいと思っていました。
そしたらまあ~動きが良くて!
11回のジャンプを成功させ、不調を感じさせませんでした。
手の動きも複雑になり、シーズン当初はカルメンらしい衣装を着せて貰ってるだけで顔つきがカルメンになっていなかったけど、手つきも顔つきもすっかりカルメン!情熱的できりっとした強さで人を惹きつけるセクシーないい女になってました。演技を楽しんでいたようですね~。
村主さんもピンクのハイウエストのミニドレスに黒い長手袋という衣装が粋で、大人の魅力。SPで3位は立派です。
中野友加里ちゃん、迫力が出てきて、水色の衣装が地味に見えました。
これが欲しかったのよ~オーラがね!
フリーのスピンの早いこと、溶けそう?いや目が回りそう~。
感極まった顔が綺麗でした。
太田由紀奈ちゃんの復活も嬉しい~演技力は世界のトップクラスになりそうなものを持っているだけに、先が楽しみ。
日本選手を見ている時は、美しいものを見て良い気分になりたいだけでなく、会心の笑顔を見たいということもあります。
そういう面でもドラマチックで見応えのある全日本でした。
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森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」角川書店
第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞2位。
作者は京都農業大学卒業だそうで、京都の街を縦横に駆け抜けるファンタジックなお話。
舞台は現代だと思いますが~ちょっと前なのか?レトロな魅力があります。
「命短し恋せよ乙女」という歌詞の歌があるのを若い人は知らないでしょうかね?
大学1年生の好奇心旺盛なヒロイン「黒髪の乙女」をひそかに想う先輩。
自然に近づこうと通りかかったふりをして必死に彼女を追いかけますが、幾多の苦難が降りかかります。
無邪気でキュートな彼女と、ちょっと気弱で何かとついてないが恋には一途な先輩の視点で、交互に話は進みます。
本好きにはたまらない懐かしい作家や書名が溢れる奇想天外な古本市や、はちゃめちゃなお芝居の演じられる学園祭などを舞台に展開する、リズミカルでとても楽しい小説。
ジャンル的には何なんでしょうね?
ちょっと学生時代を思い出しました~地に足の着いていない、学園祭の頃なんか特に、風船でどっかへ飛んじゃいそうな~!?
表紙の絵も可愛い!
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ダイアナ・マーセラス「夢の灯りがささやくとき」ハヤカワ文庫
「シャーリアの魔女」シリーズの2作目、上下巻です。
300年前に魔女狩りにあって、先住民シャーリアの特殊能力を持った女性達はいなくなった世界。
村の治療家としてひっそり生きてきた、たった一人の魔女ブライアリーが運命に立ち向かいます。
1作目で同じ血を引く(たぶん姪)幼いメガンに出会い、養女とします。
魔女の疑いで囚われていた公爵の宮廷から脱出、恋仲となったメルファラン伯爵の手引きで山中に隠れ住みますが…
本当に魔女なわけですが、邪悪な存在ではないわけで。過去の歴史の真実を解き明かそうと、発見した文書を解読していきます。
暴走しがちなメガンの能力を推し量りつつ育てる暮らし、束の間の平穏は公爵の追っ手に気づかれて破れ、逃避行になります。
そんなこととも知らず、故郷へ戻って、窮屈な宮廷生活で悶々と日を送るメルファラン。
綺麗だがそりの合わない妻と、とんでもないその家族、どこまで信用して良いかわからない配下の貴族達の顔色を窺いつつ、重大な決断を迫られます。
ブライアリーを守り抜くには、公爵を倒すしかない…?!
夫婦の小さな食い違いなど詳しすぎて、メロドラマ風。臨場感はあります。いささか冗長ですが~素質は良いものを持っているが、かなり孤独だったメルファランのこれまでがじわじわとわかってきます。誰が味方なのかも…
大きく時代が動きそうな所で、乞うご期待!?で続きます~。
表紙は綺麗な絵だと思ったら皇名月(コミックの時は皇なつき)さんなんですね!
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安保徹・鬼木豊「免疫道場ー病気にならない体を作る50講」幻冬舎
こうすれば健康になれると力強く語りかけてくる内容。
自然食で、薬を使わず、身体を冷やさず、自分で運動して…
詳しく書かれていて、説得力があるので、こうしたら死なないような気がしてきます。
既に実行しているような常識もありますが、なかなか難しい面も…
健康に生きるには、全てを変えるしかないのか!?
ええっと…読んだのが一ヶ月ぐらい前なので、50ものポイントは既に思い出せませんが~内容は良かったので、いずれまた読んでみるつもり。
高齢の親にも読ませたいような箇所も多々あったのですが~
朝早く起きないのは何でも思うとおりに出来ると思っている人間だとまで激烈に書いてあるので、そこの所がちょっと読ませられない~そこは小さな字なので、読まないかも知れないけど(^^;
コレステロールは高くても良いという所には、ほっとしたりして。
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ラッタウット・ラープチャルーンサップ「観光」早川書房
新進気鋭のタイ人作家のデビュー短編集。
1979年シカゴ生まれ。
バンコクで育ち、タイとアメリカで教育を受け、英語で書いた小説です。
ミシガン大学大学院のライティングコースを卒業したということで‥そういう教育を受けたら書けるというものでもないだろうけれど、そういう教育を受けただけのことはあるという印象です。
亜熱帯らしく~熱っぽく濃い世界。
観光客としての日本人を総括して「ジャパンマネーはばかに出来ない」「背中をたたき合い、薬を交換する」というのには苦笑するほかありません。
たちの悪い相手との闘鶏に負け続ける父を見守る娘、米兵の父に去られた後に海外旅行者の娘達とばかり付き合う少年、失明しかけている母と美しい土地へ旅行する青年…
どうしようもない哀しみと背中合わせの家族愛が切なく、あたたかい。
老成した内容も含みますが、人生の真実に迫ろうとする鮮烈さに青年の勢いを感じました。
しかし、この名前が覚えられなくて‥
「観光」で検索したら、観光旅行関係の大量の本が出てきて、エライ目にあいました(^^;
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龍村修「生き方としてのヨガ」人文書院
ヨガ道場主催者の書いた、ものすごく真面目な本です。
ヨガの特徴と効果、発祥と歴史などを丁寧に語っていて、理論があった方が嬉しい人向き。
教科書のように読んでいけます。
優れた指導者ほど、謙虚で質素なものなので、豪邸に住んで威張っているような人物はレベルが低いんだとか。納得です。
本人は沖ヨガでかなり激しい訓練も経験しているようですが(2メートルの高さから飛び降りるのも呼吸や姿勢で可能だとか)、一般には極端な鍛錬はしない方が良いと戒めています。
丹田呼吸法について詳しく、ヨガ経験者としても改めて重要性に思い至ります。
たとえば食事が終わってもうけっこうですという時に、本当に満足している人は首を引っ込めてお腹をゆったりさせている、まだ満足していない人は首を伸ばしてがつがつした態度を取っているなど、なるほどと思いました。
気持ちを落ち着かせるには、お腹をゆったりさせる形から入るのも良いということですね。
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男子と女子のフリーがありました。
男子フリー放映は4位のウィアーがなく、3位のライサチェクから。う~ん、ウィアーが見たい(^^;
ライサチェクは4回転3回転を見事に成功させ、長身なのでなかなか迫力があって~悪くはなかったです。
SP2位のランビエールはトリプルアクセルと4回転の着地が今一つだったのですが~いや、彼のフラメンコは凄いんですよ。
腕の大きな動きやたたずまい全てが大人っぽく、スピンも舞いの一つになっていて…
最高の出来とまでは行かなかったんだけど、僅差で優勝を持って行かれました。
高橋君はトリプルアクセルと4回転をきっちり決めてきて、滑りもシャープで踊りに切なさもあり、このプログラムは合ってると思えたんですが…
最後の方は疲れが出たのか、ステップは切れがイマイチだったような?
惜しかったですね。
オリンピックでは8位だったことを考えると、成長したなあ!
女子は6位スタートの真央ちゃんから。
丁寧にトリプルアクセルを決め、慎重にミスなく演技していきました。
えらかったね~ちょっと表情が硬く、着地もいつもよりは余裕がなかったけど…
191点台をたたき出し、表彰台は余裕。銀メダルとなりました。
マイスナーは3度の転倒という不調、真央ちゃんの次で動揺したのでしょうか。それでも跳び直したのか、けっこう3回転はありました。さすがベスト6に入ってきた選手はもう今の時代こうなんですね。6位。
中野友加里ちゃん、スペイン奇想曲に乗ってスピードもあり、スピンが鮮やかで、華のある演技でした。05年のファイナルで銅メダルだったんですね~あの時のピンクの衣装も可愛かったけど、大人になってきましたね。
しかし、レベル高いわ。これだけ頑張っても5位。
地元のコストナー、ほとんどのジャンプを成功させ、長い手足を自在に使って、銅メダル。良かったね!178点台。
衣装の濃いピンクは綺麗だけど、形がオマール海老みたいに見えるのは私だけ~?(ファンの方、すいません)
小さなキャロライン・ジャン、「アベ・マリア」という選曲は鋭いですね。女っぽさのいらない~聖母を慕う天使のような優美さ。
スピンはとても美しいです。ジャンプで腕を振り回す時などにまるっきり子供の肩なのがちょっと痛々しい。オリンピックもギリギリで出られるというぐらいの年齢ですからねえ。4位。
目下、無敵のキム・ヨナ。
一度ジャンプに失敗しましたが、スピードのある高いジャンプ、落ち着いた演技で、合計では196点台。
腕の表情の付け方、曲の変化に合わせた感情表現など、他の追随を許さない。指導者も良いんだろうけど~大した17歳です。
ライバル物語はずっと続くのね。
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男子と女子のショートプログラムをゴールデンタイムに放映していました。
といっても、男子はランビエール、ウィアー、大ちゃんだけ…?
世界のベスト6なのに、3位のライサチェクすらやりませんでしたね。
世界選手権を2度制覇しているスイスのランビエール。
もともとバランスの良いプログラムは魅力があります。プルシェンコ、ジュベールに次いで4回転ジャンプも得意だしねえ。
疲れが見えることもありましたが、最近はぐっと踊れるようになって来ていて、また新境地。
アメリカのウィアーは繊細な美形なので、世界中に女性ファンが多いとか。
彼でなくては着れない衣装も見所~アメリカでは女性的と思われてしまいそうですが?
今シーズンは久々に絶好調という報道でしたが、4位。う~ん…
怪我で辛そうな時に比べれば、確かに良かったです!
高橋君、軽やかで切れの良いスケーティング、見ていて気持ちよかったです。
4回転のコンビネーションを跳んだランビエールを上回る評価ってのは凄いね~。
フリーはもっとあっさり演技したいのに濃くなり過ぎるとコメントを見ましたが、いやあの濃さが演技力として評価されてるんじゃない?イタリア受け的にも良いかも!?
女子は小さなキャロライン・ジャンが2位につけました。
確かになかなか見せますが…お姉さん達、頑張って!
中野友加里ちゃんの方が私はジャンより良いと思ったけどなあ。
演技力をもっと評価されても良いのでは?4位。
キミー・マイスナー、今シーズンのSPは良いと思います。
ちょっとミスがあったけど…5位は不本意なのかな。
今シーズン好調のコストナーは、トリノが地元なのに、オリンピックで9位は可哀想でした。
今回は実力発揮出来ると良いですね。3位。
真央ちゃんがジャンプでミス連発と聞いて驚いてましたが~
う~ん、今シーズンなかなか上手くいかない最初のコンビネーションはともかく、次の3回転をすっ飛ばしちゃったのね。
でも振り付けや動きそのものはけっこう良いし、最初のコンビも下手な3回転という認定だったから、そんな極端に悪くはないんだ…
いつもフリーの方が負けん気出すし、点差小さいので、十分に挽回可能!
キム・ヨナ1位は絶好調なのかと思ったら、え、ミスしてるのね…
それで点差が小さいのか…
軽やかな曲は合ってるし、今シーズンはトップを切ってるとは思いますが~う~ん…果たして、どうなる??
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ついでに?フリーの放映についても~まとめておきます。いや一番好きな種目なんですが!
放映順に
日本のキャシー・リード&クリス・リード組。規定10位からオリジナルダンス8位、フリーダンス7位へ。
白いドレスでお姉さんのハーフらしい美しさは光っていました。
弟は長身だし、日本の血も感じさせる顔でなかなか良い感じ。先が楽しみです。
アゼルバイジャンのフレイザー&ルカニン。
金髪美人の彼女はアメリカ出身。曲は「タイム・トゥー・セイ・グッバイ」ムードのある演技でした。5位。
イギリスのカー姉弟。
エニグマのザ・ランディングという曲を使ったSF映画のようなダンス。
髪を銀に染め、黒と銀と青の未来的な衣装も良く、動きからなりきった表情までユニークで面白かったです。4位。
ロシアのホフロワ&ノビツキー。
はちきれそうな明るい彼女、柔軟な身体の線を見せるドレスで、軽々と踊ってました~曲はムソルグスキーの「禿げ山の一夜」ドラマチックでやりやすいのかな。
3位となり、ファイナル出場します。
カナダのテッサ・バーチュー&スコット・モイヤー。
ワンピースのような白いドレスの彼女は髪型も可憐~青いシャツと黒いズボンの彼とミュージカルのように若々しい。
滑り出すと、滑らかでスピードがあり優美なダンスの良さそのもの~「シェルブールの雨傘」の曲にピッタリ。ODもFDも2位となり、ファイナル出場を決めました。
フランスのベテラン、イザベル・デロベル&オリヴィエ・シェーンフェルダー。
カップルを組んで17年目だそう。
「ピアノ・レッスン」の情感溢れるピアノ曲に乗り、映画のイメージに合わせた焦げ茶のクラシックな衣装で、大人の恋を演じていました。
1位となり、もちろん、ファイナル出場です。
ファイナルは他に、フランスのペシャラ&ブルザ、ロシアのドムニナ&シャバリン、アメリカのベルビン&アゴスト組が出場。
ロシアとフランスからは2組ずつなんですね。
今はアメリカがトップを切ってる模様?
そう、グランプリ・ファイナル始まってるんですよ~真央ちゃんSP最下位の報に愕然。まるで10位以下みたいだけど6人しか出ないし、点差はスゴク小さいようです~デッドヒートだね、こりゃ。もっとも、優勝はキム・ヨナかな…?
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フィギュアスケートでもペアの放映は少ないので、ペアという種目があることすら忘れてしまいそう~。
NHK杯も地上波ではやらなかったような…
BSでやったのを録画して見たので、メモしておきます。
放映順に
中国の3番手、李&徐。(名前の方は漢字が良くわかりません)
ほっそりと脚の長い少女という雰囲気の李。素質は大いにあるのでしょうが、今回はミス連発~どの技もスゴク難しいんだろうなあと改めて思いました。
中国は上の2組がファイナルに出場します。
カナダのラングロワ&ヘイ。
白いドレスの彼女に曲は「ドクトル・ジバゴ」これはスケール感のある曲で良かったです。すらっとした彼の衣装は「戦争と平和」っぽかったけど。
アメリカの若手、昨年ジュニアで優勝したマクラフリン&ブルベーカー。
きびきびしてドラマチックなロミオとジュリエット。私が勝手にティボルトのテーマと呼んでいる強い調子の部分(ボリショイ・バレエでヴェトロフがティボルトをやった時にそういう振り付けだったの)をたくさん使っていました。
東洋系のように見える彼女はまだ15歳、少し血が入っているのか、あるいはケルト系の風貌?
2位となり、ファイナル出場します。
カナダのデュベ&デービソン。
柔和なおもざしにクラシックなピンクのドレスがよく似合っていました。身長差38とか。GPアメリカで優勝。3位となり、ファイナル出場します。
ウクライナのボロソザル&モロゾフ。
これはベテランですね~大人っぽい演技。SP2位だったのに、手痛いミス。
ドイツのサフチェンコ&ゾルコビー。
SP1位。シルク・ド・ソレイユの曲で独自の世界を作っていて、とても美しいフリー。
ラストの大技でタイミングが合わずに出来ずじまいだったために終わった時には笑顔なし、彼も視線をそらしていましたが、逃げ切り優勝と決まったとたん、彼女は大ニコニコでした。
カナダ大会でも優勝してるんですね。ヨーロッパチャンピオンでもあります。もちろん、ファイナル出場。
ファイナルには川口悠子&スミルノフもロシアから出ます。放映してくれ~!
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恩田陸「まひるの月を追いかけて」文春文庫
恩田陸らしいミステリ風ロードノベル。
語り手の静は、異母兄が失踪したので一緒に探して欲しいと兄の恋人に強引に頼まれ、急に奈良へ旅立つことになります。
兄妹といっても、父の先妻の息子という事情があったので、幼い頃は存在も知らなかった異母兄。
その恋人ともずっと前に会ったきりで、全く印象が変わっているのを不審に思いつつも、家族と向き合うことを避けていた後悔もあって、わずかな思い出を辿りながら、趣のある古都を旅する…
心理描写は丁寧ですが、謎が謎を呼ぶ構成で、どう転ぶかさっぱりわからないのが恩田ワールド。
奈良の遺跡やお寺の雰囲気がなかなか良さそうで、謎に満ちた舞台を歩くのがいよいよ迷宮に入る気分。
古代史に最近興味があるため、羨ましくなります。もっと詳しく描いて欲しい~(^^)
結末はえ!?と驚き、何で!?そんなの結末になるの?それじゃあ彼女は…彼の選んだ道は何なの~~~…しばし考えると、ああ…そうだったのか…
かすかにため息をつきつつも納得!?
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スイーツ・セレクト・ショップの今月は、川崎/氷川会館パティスリー・フロワベールと、小平/ル・セルと、国立/レ・アントルメ国立の三つが競演。
私が選んだのは~
左上から、フロワベールの「ニュアンス」ピスターシュの緑色が綺麗で目を惹きました。クリームが面白い味でした。中に入ってるのはサワーチェリーと思いましたがグリオット・チェリーというのだそうです。
右上のガトーマロンはレ・アントルメ国立のもの。中はチョコレートケーキの薄い台に生クリームとカシスかな?濃いめのマロンに合うお味です。
ここは伊勢丹に常駐じゃなくなったのかしら…店舗のあったスペースが今このコーナーになってるので。
下の二つはル・セル。
左のチョコレートケーキ「ブッシュ・ショコラ」はいぜん私が作っていたのとよく似ていました!チョコバタークリームを挟み、一段だけジャムを使うんですよ。上に絞ったクリームの綺麗さとビターチョコの上等な味は違いますが(私は明治の板チョコを使ってました)
右のピンクレアーチーズはチーズという感じはあまりしない、可愛いケーキ。キルシュ入りのシロップが沁みた、見た目そのままのキュートな味でしたよ。
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東野圭吾「容疑者Xの献身」文芸春秋
直木賞受賞作で、納得の出来。
ミステリ友達の間でかなり話題になったのだけど、それで読んだ気になって。図書館にリクエストしてしまったので~どれぐらいで来るか楽しみに待って読みました。(ちょっとその前の「白夜行」でくたびれていたから)
子持ちの女性がつきまとう元夫をはからずも殺してしまった時、かねてから好意を寄せていた隣人は…?!
弁当屋に勤めるごく普通の女性にひそかな想いを抱いていたのは、出世の糸口を逸して今はしがない数学教師の石神という男性。孤独な彼は彼女と付き合いたいとも思わず、アパートの隣人で満足していたのですが、危機に際して彼女を守り抜こうと決意、意表を突いた作戦に出ます。
犯人はわかる形式のミステリなので、このあたりまでは、ネタバレしても良いのかな?
テレビでやっているガリレオが探偵役なので、途中から頭の中で軽快なテーマ曲が聞こえていました。ものすっごく珍しい科学的な実験で解決するような事件ではないんですが。
かっては将来を嘱望された天才肌の学生だった石神と、ガリレオこと湯川は大学の同期で、だからこそ関心を持たれてしまう皮肉。頭脳の一騎打ちとなるわけです。
アイデアと登場人物がわかりやすく、確かに献身ではあります。
どんでん返しも上手くまとまっていて、こうなるしかなかったかと…後味もまあ良い方。
それでも色々言いたくなる感じも、良~くわかります。
これは愛?こういう男性ってどうなの?女性はどう思っていたのか、これって嬉しい?女性の気持ちとしては…等々(^^;
彼女の幸福だけを願う純粋さにはほろりとしつつも、人間関係を築けない奴だから盲点があったんだなぁというのが私の感想。
それもこれも話題性の高い面白さですね。
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三浦しをん「きみはポラリス」新潮社
恋愛をテーマにと原稿を依頼されることが多いので、それならと恋愛だけをテーマにしたというコンセプトの短編集。
といっても、いかにもな男女の恋愛とは限らない…むしろ典型を外し気味に、変わった所を突いてくる作品ばかり。
健康食品にはまるカップルなんか、普通の方ですね。
タイトルののんきな響きがしをんさんらしいわ~。
恋すれば相手は北極星~(^^)
(「人間、ブラックホールにでも恋は出来るんだ」ってセリフを思い出しましたが、何にあったのかなあ??)
巻末の「お題」「自分お題」を見ると、また楽しめます。
古い時代の知的な女性の片恋を描いた「骨片」なんか、それらしい雰囲気があって、好き。
脇役もなかなか良いんですよ。
最初と最後は同じ人物の話で締めくくってます。
風合いと味の違いを楽しめば○!
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