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2007年10月

パティシエの競演

Vfsh4393中央のモンブランは、「パティスリー・タダシ・ヤナギ」のもの。
和栗を使った綺麗な黄色で、こっくりとした甘さ。
中身はメレンゲと生クリームで、栗の部分は多くありませんけど、この組み合わせがお洒落な感じ~満足満足。

左は赤坂の「しろたえ」という店のレアチーズケーキ。
初めて食べますが、聞き覚えあります。
サイズが小さいので、有名店にしては231円というお手頃な値段~食べてビックリ、圧縮したのか!?というような濃厚さ。分けて食べたので2センチぐらいの一口だったんですけど、それでも十分なぐらいでした。
右はル・パティシエ・タカギのサンビラーノというチョコレートムース。ここはチョコレートが有名なはず…真ん中にフランボワーズのジュレが入ってました。
美味しかった~ここはもう前々から食べに行ってみたかったお店なんです!

立川伊勢丹でスウィーツセレクトショップというコーナーがオープン、3人ずつ月替わりで競演という好企画なのです。
6種類ずつ並んだ所は華やか~甘い物好きにはたまらない光景…
ふだん出店していない店ばかりなので、迷いに迷いますね。もう目の毒ですよ!?

「毒杯の囀り」

ポール・ドハティ「毒杯の囀り」創元推理文庫

中世イングランドを舞台にしたミステリ。
若き修道士が探偵役で、当時の猥雑な様子がまざまざと描かれます。
フランスとの百年戦争が終わる頃、王太子と王が相次いで亡くなり、10歳の王子が跡を継いだばかりという時代~摂政の叔父が力を持つんですね。
エドワード王ってどのエドワード?って感じで~馴染みのない時代なので取っつきはそれほど良くないけど、人間像はわかりやすく、ミステリとしては本格の密室もので、予想より読みやすく整理されてました。

アセルスタン修道士は償いの一環として、特に貧しい地区の教会を担当する他に、検死官の書記も務めることになるのです。
アセルスタンはすっきりとした姿の真面目な好青年。
上司にあたる検死官クランストン卿は大酒飲みの巨漢で、おならや何やらをまき散らし~豪放でいささかだらしないけれど、内心は優しいんですね。
対照的な2人はすぐには理解し合えないけど、しだいに何となく良いバランスになっていくようです。
こういうコンビはいかにも英国的。
アセルスタンは若気の至りで修道院を飛び出して弟と戦地に赴き、弟を死なせてしまった過去を持っています。
修道士カドフェルが定年というほどの年齢まで十字軍の軍人だったことを思わせますね。こちらはぐっと若いですが。

邦訳一作目の「白薔薇と鎖」はかなり読みづらかったんで、歴史ミステリなら何でもむさぼり読むという人でないとオススメ出来にくかった…
こちらはずっと読みやすく、読後感も良いので、オススメ出来ます~。

ロールサンドと栗のパン

出先で、ちょっと休憩です~。
Vfsh4391いつものパン屋さんで、最近売り出した小さなロールサンド。
ハムとポテトサラダにしてみました~210円てのが良いですね。
斜めに二つ切りの一口サイズ~薄い食パン1枚って事かしら。
それだけじゃ寂しくなってつい…
マロンのペストリーも。
マロンクリームじゃなくて、マロングラッセに似てもう少し柔らかい甘煮が入っていました。美味しかったです。

栗のテリーヌでティータイム

和栗のテリーヌのセットという珍しいメニューに惹かれて。
(期間限定に弱い)
Vfsh4388下の長方形がテリーヌで、とろみのあるねっちりした食感~甘さは控えめです。
上に乗った栗は甘煮、普通に甘いけど、洋菓子でこれはけっこう珍しいような。
栗の香りのするアイスクリームが美味しかったです。
奥のラスクはパリッと乾いた食感、手前のラズベリーソースは酸味が強く、他の味を引き立てていました。
栗づくしがビストロすまっぷみたいでしたよん。
ちょっとお値段はりますが~たまにはね。この優雅さは価値があるかも!

「それぞれの少女時代」

リュドミラ・ウリツカヤ「それぞれの少女時代」群像社

初めて読む作家ですが、ロシアの人気作家ということです。
自らの思い出を込めて描いたと思われる~スターリン時代の少女達数人のおかしくて切ない物語。
時代背景の特殊さもあるんですが、全校生徒を集めてスローガンを言われたり、差別やいじめがあったりしても、子供達はその意味をよく知らないんですね。

まだ思春期にさしかかったばかり、伸び盛りで好奇心いっぱい、懸命に考えているようでも、まだまだ子供!
誕生日のパーティで母親のドレスをみんなで着まくったり、憧れの先生にプレゼントをしたいあまりに近所の男に売春するにいたったりと、暴走してとんでもないことも起こりつつ~とびっきり、生き生きしていました。
背景にちらっと見える大人達がけっこう変だったり、チクリと苦さを入れたりしつつも、あたたかい視線が感じられて、好感度高いです。

「一週間」の歌詞

「一週間」という歌、ご存じですか?
テュリャテュリャ~って繰り返しがつくやつ…不思議な歌詞ですよね。
元はロシア民謡だと思いますが…
にわかに気になってきて、検索してみました。

「日曜日は市場へ出かけ~」というのはまあ穏当なんですけど。
「月曜日はお風呂を炊いて~火曜日にお風呂に入る~」ここです。
現代の感覚なら、お湯が冷めちゃいますよね。
二日とも入るのか?誤訳?もともとナンセンスな歌詞なのか?
検索したら、追い炊き機能があったんじゃないかって説もあって笑えました。

これは蒸し風呂らしいんですが、歌詞にお風呂はもともと二日とも出てくるそうです。
ただ炊いてというより、薪を集めたり水を汲んだりというのに一日かかるというニュアンスらしい。
それぐらい大変だったんですね。

市場へ行くのも週に一度、お風呂を炊くのも週に一度、恋人に会うのも週に一度という、昔の歌らしいです。
一週間を子供に覚えさせる意味もあったのかも知れませんが…それにしてはちょっと色っぽかったり?遊びすぎ~な気も。
「金曜日は糸巻きもせず、土曜日はおしゃべりばかり」ですからね!?
これ、逆に考えると、糸巻きを休むのは金曜だけだったのかも知れませんね…今思いつきました。金曜は他の家事で何となく過ぎてしまうとか。
女達が糸巻きをしたり作業しながら、もっと遊びを入れたいと願いつつ歌っていたのかもね。

労働力は大変だけど、ある意味のんびりしていたというか。
蛇口を捻れば水が出る、ネットで注文すれば翌日届くという時代じゃないって事ですね~。
私は日曜日には図書館へ行き、安売りのある大きなスーパーへ回る、といった生活をしていて、週に一度の事ってけっこうあるので、現代人にしては近いような気もします…あ、お風呂は毎日入るけど(^^)

チキンとチーズのサンドイッチ

Vfsh4385スモークチキンとマリボーチーズのサンドイッチです。
(外ではコレステロール対策のため、玉子が入ってないサンドイッチを選んでおります。家では玉子はこれまで通りだけど…魚卵は控えてます)
赤と黄色の…わ、ど忘れ、なんだっけ。これも効いてます。[追記]ピーマンじゃなくてパピヨンじゃなくて~思い出した、パプリカ!
パンは何ていう種類なのかな~コッペパンみたいでちょっともちっとした、固くはない、何となくイタリアっぽい雰囲気のパンなんですけど、この食感が具材にピッタリ!
いけました~(^^)

親子丼のセットでランチ

Vfsh4376季節相応に?寒くなってきたので~御飯ものが恋しい時期となりました。
優しい味の小さめの親子丼ぶりにもっと小さい汁物添え。
舞茸と山菜のおうどんです。
栄養バランスは良いんじゃないかな?
おつゆは関東系で真っ黒です。ここは信州蕎麦なのかなあ~その場で打ってるんですが。
うちは関東系だけど、減塩につとめているから、こんな濃いのは店でしか食べないですね。
そういえば、親子丼って最近はぜんぜん作らない…カツ丼は買ってきたカツを使ってけっこう作るんですけどね。

新作のケーキ

モンブランが売り切れだったので、これにしました。
Vfsh4382上と下はチョコレートケーキで、バナナのリキュールでマリネした柿が真ん中に入っている、さつまいものケーキ…で、良いのかな?
クッシャンていう名前だったかと。
チョコレート部分があまり甘くなくて、ココアの固まりみたいなもろっとした口当たり~ちょっと癖になりそう。でも期間限定かな?
スイートポテト部分は食べやすくて、誰にでも良さそう。
柿は季節感があって良いですね。

「茜に燃ゆ」

黒岩重吾「茜に燃ゆ」中央公論社

飛鳥板葺宮で暮らす皇極女帝に仕えるお気に入りの女官にして王族の歌人、額田王。
中大兄皇子も大海人皇子も母親に頭が上がらないので、女官に軽々しく手を出さないように釘を刺されているというのがちょっと面白い。
やがて兄は額田の親族の鏡女王を妃にし、誠実な弟皇子の方が額田にストレートに求愛してきます。
額田は大海人の用意した館で暮らすようになり、若い2人の恋がおおらかに盛り上がります。
当時身分の高い男性が妻を複数持つのは普通のことで、それどころか、妊娠したら次の女性の所へ通わなければならなかったという設定~妊娠もある種の汚れで、物忌みというニュアンスもあったみたいな…ほんまかいな?

娘の十市皇女が6歳になった頃、額田はまだ22の若さ!
2人は上手くいっていたのに、傲岸で冷酷な兄の危険なまなざしが…?!
この話では間人皇后との不義もあり、蘇我入鹿は母の愛人だったのを目の前で殺したということで、中大兄はかなり悪役です。
濃厚な要素は全部入れてるみたいな…
大田皇女・鸕野讃良皇女という我が娘を2人までも弟の大海人に嫁がせるのも、一人のものにしておくのは惜しい美女・額田と交換するためという~そ、そうなんですか?
(異母兄妹は結婚出来る時代で、叔父と姪なんかよくあることだったらしいですが、それにしても血が濃い~!?)

とうとう大海人とは別れて、宮廷で歌を作り宴席を取り仕切る華やかな生活を送るようになります。その点では水を得た魚なんでしょう。
そんな額田を公然と褒めたたえる大海人の明るさに、人々の好奇の視線は毒気を失うことになると…なるほどね~。
中大兄とも熟した大人の関係ですが、訪れは次第に間遠になっていきます。
どっちもどっちなぐらい多くの側室のいる皇子達に対して、女性としてはそりゃだんだん醒めてくるんじゃないかなぁ…と読みながら推測(苦笑)

額田と大海人の間の娘・十市皇女と天智(中大兄)の息子・大友皇子との結婚話は早くから出ていたという設定で、そのことに融和というか希望を見いだすのです。
やがて若い2人が結婚し、落ち着いた日々が訪れますが、それもつかの間、天智が大海人を政治の中枢から閉め出し、危機が迫ると知り、額田は…

井上靖作品と違って、最初の夫を心から愛し、別れてから改めてその器の大きさを感じている額田です。
その方が壬申の乱の後は生きやすかっただろうなあ…とは思いますね。
官能的な描写がずっと多いのは、作風の違いだけでなく、発表された年代もあるんでしょう。
老いた皇極(斉明)女帝に寄り添うように看病もしていて、宮廷での独特な立場というのも何となく納得出来る展開でした。

「額田女王」

井上靖「額田女王」新潮文庫

額田女王(ぬかたのおおきみ)の愛の行方と歌人としての成長を中心に、激動する時代を描きます。
白い雉が見つかったのを吉兆とした白雉の祝典に始まります。新しい世の中になろうとする活気と不安の中、それをリードするのが中大兄皇子と大海人皇子。
この2人に愛される額田女王はまず間人皇后のうら若い女官として登場し、大海人の2年にわたるラブコールに応じますが、これが愛なのか自分でもわからずに戸惑う日々。
幼い日から神官の家で修行し、神の声を聞いて歌を詠むという特殊な立場にあり、大海人にははかり知れない部分があるという設定です。
巫女としての自分を貫き、どちらの後宮にも入りません。多くの妃たちと一線を引き、生き方を真剣に模索する様子はやや頭でっかちな印象もありますが、りんとして知的な女性像ですね。
後年になっても妃の地位につかなかったのが、より自由でふしぎな魅力に輝いて見えたという~後半は額田に乗り移ったかのような親身な描き方です。

中大兄に対しては強引な王者への抵抗感があるのですが、相反する惹かれる気持ち、苦悩する様子への思いがけない同情もあって、醒めた態度をとっていたのが、いつの間にか心を盗まれていたという展開。
恋愛の描写は意外と少なく、それよりも暗殺や遷都、大工事や火災、遠征と、半島の情勢にも影響されつつ新しい時代へ向かって大きく揺れる情勢の変化がありありと活写されています。

今や古典的とも言える著作~改行が少ないので、若い子には読みにくいかも?
どことなく優雅なおおらかさの漂う、ある意味あいまいな状況をそのまま反映しているような文体が独特で面白かったです。
これ以前には、古代を描いてこんなにまとまった内容でリアリティのある小説ってあったのでしょうか?

ひとくち大福

店頭で12個ぐらいかな、薄い小さいのがたくさん入った所がスゴク可愛いのに惹かれて~思わず足が止まりました。
Vfsh4380数は8個に抑えました(^^;
味はけっこう良かったですよ。
黄粉のは漉し餡、若草色のはずんだ餅、白い粉がかかっている緑のは草餅で粒餡、茶色のは中身がチョコクリームです。
初日は小さく切って味見~翌日は好みのを一個ずつ食べました。

「警視の週末」

デボラ・クロンビー「警視の週末」講談社文庫

警視シリーズの新作~図書館にリクエストしておいて、ちょうど風邪のひき初めで寝ている時に間に合いました。気分転換になって良かったです。
こういうのがもっとあれば嬉しいのになぁ。このシリーズは買っても良いんだけど~翻訳物はそんなに待たないから時々は図書館で…

前作から数ヶ月たち、警部補のジェマは、親友ヘイゼルに誘われてハイランドの民宿へ2泊3日の旅に出ます。
ウィスキーの本場の美しい土地で、身体と心の傷を癒すはずが、この地に縁の深いヘイゼルの秘密が次第に明らかになり、殺人事件が…!という展開。
ヘイゼルはジェマの頼りになる子育てママ仲間で、穏やかな人柄のカウンセラーでもあり、理想的な家庭を築いているように見えたのが、違う面があったことを知って、いささかショックを受けるジェマなのでした。
ジェマの暖かな人柄はその場をなごませているのでしょうが、設定が特異なので、その印象の方が強烈です。
雪が降ると孤絶する厳しい環境で、100年前に起こった事件との因縁も面白く読めます。この辺の描写は初期作品からは考えられない堂に入った上手さで、化けたなあ!

一方、ジェマの愛する警視ダンカン・キンケイドとは別々な週末。
ダンカンは12歳のキットと4歳のトビーと男同士の絆を深めようと張り切るが、親権を巡る難題が…
キットは可愛いですね~。
ダンカンはまだちょっとだめじゃんなパパだが、トビーはジェマの連れ子だし、12歳のキットは難しい年頃だし、つい先年まで子供が生まれていると知らされてなかった父親だから~無理もないでしょう!?
ジェマとダンカンの2人が一緒に捜査する所がもっとあると~もっと面白いのにね。

北海道フェアみやげ

北海道物産展といえば、必ず覗きます。
(これも先週の話ですが)
Vfsh4342いつも売り切れだったマルセイバターサンド、増産体制になったのか?見かけるようになりました。う、嬉しい~(^^)
霜だたみ(さくさくカプチーノ)というのも買ってみました。
洋菓子はそれほど欲しないようなことを日頃は言っている父が「…これしか入ってなかったのか?」と不満を漏らしておりました。
……お父さん、それは私がもう食べちゃったからです~(@@;
チョコレートの方はまだ味を見ておりません。楽しみ、楽しみ(^^)

きのこのキッシュと栗のケーキ

秋らしいランチプレートです。
やっぱり一度はコロンバンのモンブランを食べようと思って入ったんですけど~
Vfsh4333Vfsh4336新作のケーキに惹かれて。
甘みを抑えた良い感じの歯ごたえのタルト台の上に、ラム漬けレーズン入りのマロンクリームと薄いケーキとマロンムースたっぷりの三段重ね。
見た目もちょっと可愛いでしょ?
風邪をひく前なので一週間前ですね~そのうち、移動しておくかも。

「気になる部分」

岸本佐知子「気になる部分」白水社

翻訳家の岸本さんの爆笑エッセイ。
メチャ面白いです~。
会社勤めが全く合わなかった話や、日常のこだわりを面白おかしく書いてくれています。
たとえば「首の皮一枚で繋がっている、というのはもう死んでるんじゃないか」という友達の提出した疑問とか(@@;

「岸本佐知子さんの文章に飢えていた」というようなことを誰かが書いていたので検索して見つけました。
翻訳者の名前って見覚えがある程度で余りよくわかってないんですが…
ユニークな視点も文学を翻訳するには重要な資質なのね、と納得。
変わってる人は面白い~どんな目つきや雰囲気の人なんだろうか?
なるほどこれはもっと読みたいわぁ。
次は「ねにもつタイプ」だなっ。

「あかねさす紫の花」

「あかねさす紫の花」

宝塚の舞台をテレビ放映した物の録画をお友達から貰いました。
昨日今日とベッドの上で見ました。
面白かったです~。
いぜんに別キャストでのテレビ放映は見たことがありました(轟さんの中大兄が良かったんです)が、この配役は初めて。
中大兄を春野さん、額田を大鳥れいさん、大海人を瀬奈さん。
(ニックネームで書けるほど通じゃないんですよ)
大鳥さんは生の舞台を何度も見ていますが、想像通り、華やかで生命力豊かな中に秘めた哀しさも感じられて、合っていますね。
春野さんは明るい若者役のイメージのままでしたので、堂々たるトップぶりに感動~端正で酷薄、でも理想に燃え、額田に対しては押しの一手!の強引さがまた良かったりして。
瀬名さんは優しく誠実な弟。大海人はもっと体格が良い男性のイメージですが、それは現実~ここは悲恋の人で、あくまで二番手でありながら見る者の涙をそそる純情ぶりが素敵です。
つい先日、すますまで見た時は長身の印象でしたから、この時は役作りで少年ぽくしてたんでしょうね。

蒲生野の宴の日、娘の十市が15歳になったという設定で、額田が「二人の皇子に初めて出会ったのも15歳の時~こんなに幼かったのかしら」という回想で始まります。
十市を生んで皇子達の母である女帝に見せるために宮廷に上がった日、中大兄に恋されてしまう、という展開。
子供をなしたばかりで夫を捨てるみたいで額田としてはどうなの、って感じですが~
数年にわたる展開を踊りで処理して~額田の姉は鎌足の元へというのも含め一気に三角?四角?関係の組み合わせ変更となります。

脇筋に、少女時代の額田を知っていて憧れる仏師が天智にかしずく額田を見て絶望するというのが入ります。
なんか微妙になっとくいかない…?
あ~それなりに良い役を作るためかな。
うえつかたの恋は半ば神話みたいなもので、しょせん理解を超えてるし…
彼の場合は傍で尽くしてくれる妻の良さを再認識すべき!なのね!?

当時は通い婚なので、離婚は夫が通わなくなれば成立という時代。
身分が高いともっと公然となるとは思うけど、女帝も再婚しているぐらいですからねえ…
どう考えても中大兄の強い意志には逆らえない状況だったと思うし。
といっても中大兄との間がどの程度だったかは異説有りなのよね…妃の地位にはついていないので(それが作為の可能性もあるけど)
しかも、実際には女性が2人や3人じゃなく、10人も15人も絡んだ話なんだけど…………(@@;

いかにも華麗で見て楽しい~夢のような舞台です。
アレンジされた衣装もどうせ余りよくわかっていない時代なので、豪華すぎるみたいでも気にならないし、ハイウエストで薄布をまとったあのスタイルでの踊りならではの動きも楽しめます。
何よりも額田が美しい~一目惚れされるのも必要とされるのも、十分納得のいく魅力は素晴らしいですね(^^)

風邪っぴき

着る物に困る、という季節の話題をちょろっと書こうかななんて目論んでいたんですが。
火曜日は寒かったので、しっかり着込んだら、電車の中の暖房が暑くて。
水曜日は晴れていたので、少し薄めの服を着たら…
それほどの暖房ではなく、バスは目の前で行ってしまってしばらく待ち、帰ったら休む間もなく晩ご飯の支度。(主婦なら普通?)
夜遅くなって疲れが出たのか、喉が急にいたくなりました。一晩中手当てしたけど、治らず…
予定が詰まっているのに~みごとに風邪が移ってしまいました。
夜に9度2分ありました…今少し下がってます。
でもこの様子だと、上げた方が良いかも知れない~。

考えてみたら、父が風邪ひいていて、何かとばたばたして、月曜の夜に私も目眩したんだっけ…
まあここまでよく頑張ったよね!ということで~休みます(^^)

小さな秋の花

玄関に小さく生けました。
Vfsh4330リンドウもこういう色合いが出来たのって何年前かなあ…
お月見の頃には、青紫のリンドウにススキ一本と月に見立てた黄色のまん丸い菊を生けてたんですが~写真を撮る間もなくて。
寒いぐらいに気温が下がったので、青よりもこういう方が暖かみがあって綺麗に見えるような。
良い色ねとお裾分けに来てくれたご近所の方に好評でした。

和菓子の福袋

デパートのお菓子コーナーで福袋を売っているのに出くわしました。
メリーで内容を聞いたらチョコレート菓子で1500円分入っているとのこと。
チョコレートは地元のスーパーで何かと安く手に入れているしなぁ~…
Vfsh4317和菓子の「たちばな」で聞いたら2200円分入っているというので~これにしました。
こういう時でもないと買わないお菓子も入っていることでしょう。
まだ、どら焼きしか食べてませんが~何となく高級感が…!?

「夢の奥城」

長岡良子「夢の奥城」秋田書店

長岡良子の古代幻想ロマンシリーズ…一体、何年前でしょうね?
見てみると…ボニータ掲載は1987年9月~コミックス発行は昭和62年となっています。
一冊で独立した内容。
天智天皇の皇后となった倭姫という、詳しいことがわかっていない女性を主人公にしています。
倭姫王は古人大兄皇子(中大兄の異母兄)の娘。

蘇我入鹿暗殺から始まるので、歴史の流れとしてはわかりやすいです。
中大兄は乙巳の変を成し遂げた後も皇位にはつかず、母の弟を立てて孝徳天皇とし、その没後は再度、自分の母を立てて斉明女帝とします。
斉明が亡くなった時にも皇太子のまま政務を執り、遂に即位した時にもすぐには皇后を立てませんでした。
それだけパワーバランスをとるのが難しい時期だったとも言えますが~
色々な憶測もされているわけです。

古人大兄皇子は中大兄よりも年上なので、元は皇位に近かった人物ですが~入鹿暗殺の後に出家までしたのに、謀反と訴えられ、中大兄に追いつめられて命を落としています。
倭姫王はいわば仇の中大兄のもとへ嫁いだわけですが、まあ中大兄が高貴な血を他へ逃すわけありませんね。
皇后に立てるには、大王の血をひく姫が必要だったようです。
子供はなく、生没年も不詳。いつ結婚したのかもわかりません。
天智が亡くなった時の追悼の歌は綺麗で優しく、他の人は忘れても私は忘れないという真情…
この作品のように、清らかで凛とした女性だったのかも知れませんね。

中大兄は若くハンサムで強引~
寂しい境涯の倭姫に、母を喪った大伯皇女と大津皇子の姉弟を預けて育てさせるという展開になっています。
(この子達も後には悲運を辿るわけですが)
脇役に額田が豊満な年増の美女として登場、男同士が勝手に自分をやり取りしたと言ってのけます。
いやまったく…(…ありえなくはない??)
豪快に中大兄にも惹かれていると話す、生命力の豊かさと器の大きさが額田らしい!?

「万葉集と古代史」

直木孝次郎「万葉集と古代史」吉川弘文館

有名な歌を詠んだ頃の額田王の年齢が気になり、色々探していたらこれがありました。
額田の娘の十市皇女は、大化4年(648年)生まれの大友皇子の妃になっているので、そう違わない年齢ではないかと推測しています。仮に二つ下で、額田が18の時に十市を生んだと仮定すると、額田は633年生まれになるそうです。
十市が息子を生んだのは669年で、蒲生野遊猟の翌年。
額田は36、7でお祖母ちゃんになったことになりますね。
これは当時珍しいことではなく、15前に結婚することもあるので~まだ30歳だった可能性もあるんですよ!

蒲生野での有名な贈答歌は、天智天皇の後宮に入れられた後の額田が、宮廷の行事で前夫の大海人と再会した時の歌とされています。
人目のある野原でおおらかに袖を振ってくる大海人に対して、「野守は見ずや君が袖振る」と気遣う額田女王。
これがもう恋歌というより~中年になってからの座興の歌だったというのが誰の説なのか、とか、これまでの解釈も分かり、面白かったです。
すでに40近い額田の公の場でのからかいに応えて、大海人がしっぺ返したという解釈もあったようですが、もう少し若いとここでは解釈。
私もそう思います~。
お互い嫌いで別れたのではなく心の奥には想いがあるが、下手すると人目について噂になってしまうので、いっそのこと言い放ってしまう~そういう微妙な仲だったのかも?

この本では額田は情熱的で、泣く泣く別れを強いられたのではなく、若き日の恋が終わって自ら去り、より大きな愛を選んだ強い女性なのではという解釈でした。
斉明・天智の宮廷でのびのびと才能を発揮している、というのはまさしくその通りと感じます~。
宮廷の大事な場面で活躍する彼女に対して、天智も力づくで弟の妻を取り上げたわけではなく、愛情はあっただろうと、そのへんは天智の歌を取り上げて解説してあります。

天智が額田の娘を最愛の息子である大友皇子の妃にしたのは、大海人をなだめるためと、額田の立つ瀬を作るためという意図があったような気がしますね。
それにしても、蒲生野からたった3年で天智は崩御、その後は壬申の乱(672年)…

天武8年(679年)に天武は、吉野に皇子達を集めて互いに助け合うことを盟約として誓わせます。これがまた子沢山で、皇子がたくさんいるんですよね。
この時、鵜野(後の持統)の生んだ草壁皇子が18歳。
持統も歌人でもあるんですね。言霊のはたらきが政治に不可欠だった時代なのでしょう。

有間皇子から大伴家持まで~他にも有名な歌を取り上げてあるので取っつきやすく、万葉集が日本書紀を補うような展開になっていることがよくわかります。
女性の歌が多く、追悼の歌も多いのは、それが歌の役割の一つでもあったのだと実感しました。

「天の果て地の限り」

大和和紀「天の果て地の限り」

大和和紀の懐かしいコミックスを探し出して読みました。
昭和53~54年のミミ3回連載だそうで。mimi!そ、そういえばありましたね。今もあるんでしょうか…
ふさふさした黒髪巻き毛長髪の中大兄皇子は情熱的で激しい性格をあらわし、薄茶の素直なウエーブの大海人皇子は優しく誠実で寛容、やや地味?といった印象。優しいので初恋の相手にはふさわしい感じ。
さらに中臣鎌足ときたら~金髪ストレート!いや銀髪かな…これは主役ではないが美形でクール、頭が良いという記号ですね。
まるでチェーザレ・ボルジアと腹心のミケロットのようです。

昔の絵柄なので癖があるけど、少女の心の動きはさすがに上手い~面白かったですよ。
額田は代々神官の家柄に生まれ、あくまで巫女として生きようとする。大海人との間に娘が生まれても皇子のもとへやり、自分は一緒には暮らさない。
天智に求められても妃の地位は断るという展開。畏れ憎みながらも、どちらかというと深く愛したのは天智?
男は最初に愛した人、女は最後に愛した人を忘れないという俗説に合ってるみたいですね。

この展開はほぼ、井上靖の「額田女王」に沿っていますが、原作というわけでもないらしい。
ほとんど恋愛に絞った話で、幾つか違いもあります。
漫画では幼い日にも出会っていたという設定で、中大兄は実はその日に恋に落ちた、と鎌足に言わせています。大胆で冷酷な男の~ひそかな弱みが女心のツボ?

和風パスタでスタミナ作り?

久しぶりのアフタヌーン・ティールームで。
ぐったり疲れてしまったので~
Vfsh4322エリンギと豚肉の黒ごまパスタというメニューに惹かれて。
醤油味で見た目もお蕎麦みたいですね。
これは家でも応用出来そう?
美味しかったですよ~(^^)

お昼は餃子

簡単なランチに、昨日買ってきておいた餃子といつものスープ。
餃子や肉まんは大好きで、あちこちのを試しましたが、最近は餃子といえばパオパオに決まり。
(自分で作ったのなんて大昔ですね…)
Vfsh4313いつもスタミナ餃子というのでしたが、レギュラー餃子と両方買ってみました。
左がレギュラーで、ニラが入っていません。
肉と野菜と半々だそうで、どことなしマイルドで柔らかいけど、野菜が何なのかは良くわからない~。
スタミナ餃子はニラとにんにくがハッキリわかります。(他にニラ餃子というのもあるんで、さぞかしニラが多いんでしょうね。)
何もつけないで一つずつ食べ、それからお酢とラー油とついてくる餃子のたれを混ぜてつけて食べてみました。どっちも美味しかったです~(^^)

10時のチーズケーキ

Vfsh4308珍しく朝から外出~終わった後に久しぶりの人とお茶しました。
同じような家庭環境と知り、どっと喋りまくりでした。
ニューヨークチーズケーキもちょっと久しぶりかな。
美味しかったです~(^^)

「天智帝をめぐる七人」

杉本苑子「天智帝をめぐる七人」文芸春秋

軽皇子(後の孝徳天皇)、有間皇子、額田女王、常陸郎女、鏡女王、中臣鎌足、鵜野皇女(後の持統)という七人の立場から、中大兄皇子を中心とする歴史の流れを描いていきます。
文章の歯切れが良くて、短編で構成されているのがわかりやすく、面白いです。

中心となる中大兄皇子(後の天智)は冷酷で果断、周囲に恐れられる人物。本人の気持ちは語られません。
ここでの額田女王(ぬかだのひめみこ)は華やかな美女で、武骨で誠実な大海人皇子(後の天武)の恋女房。
娘と3人で幸せに暮らしていたのに、天智が自分の幼い娘2人を大海人の妃にと押しつけてきます。
大海人が百済救援の出兵に反対して都の留守居役になっている間に、筑紫でのお告げにより、額田はやむなく宮廷に上がるという展開になっています。
中大兄は額田に目をつけてはいたが、本当に愛していたのは間人皇后だけという~。

鏡女王は、鎌足の正室。
額田の同母姉という通説に従っていますが、中大兄の側室だったのを下げ渡したということにはなってない??
軽皇子は、中大兄の母・皇極女帝の弟。
蘇我入鹿暗殺の後に天皇になりますが、実は元々入鹿と親しかった間柄で入鹿の遺志を継ごうとします。しかし傀儡としての王でしかなく、特にこの本では間人皇后と中大兄の愛人関係が繰り返し語られているので、立場ないです。
間人は中大兄の同母妹で、10代で30も年上の軽皇子と結婚し、子供も出来なかったので、そういう噂があったようですが、この話のように周知のことだったというのはやや無理があるのでは?

一番有名でない常陸郎女(ひたちのいらつめ)というのは蘇我赤兄の娘で、中大兄の妃の一人~赤兄というのは有間皇子を罠に掛けて謀反を讒言した人物。
蘇我の娘は何人も妃になっているので、目立たない存在でも勢力争いの渦中にあったんですね。
常陸郎女の娘は山辺皇女で、後に悲運を辿ります…
近い血縁での政争がものすごい時代ですが~血統に意味があるから婚姻を重ね、また完全に勝つためにはそういう近親間での命のやり取りにもなってしまうのでしょう。
国のトップが選挙で交替という現代は、だいぶ理性的ですね。

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